山田涼介が難問ミッションに思わず…「びっくりしちゃったよ」「大怪獣のあとしまつ」

2月4日（金）公開の映画「大怪獣のあとしまつ」の「東京スカイツリー®点灯大作戦」が1月24日（月）に開催され、主演を務める山田涼介（Hey! Say! JUMP）とヒロイン役の土屋太鳳が登壇した。

暴れ狂う大怪獣に、逃げ惑う人々。突如、ヒーローが現れて世界を救う。それは、子供の頃に誰もが憧れた特撮映画でお決まりの展開。しかし、倒された怪獣の死体処理は果たしてどうなっていたのか…。「大怪獣のあとしまつ」は誰もが知る“巨大怪獣”の、誰も知らない“死んだ後”の物語を初めて描く作品だ。

本作では、主演を山田涼介、そしてヒロイン役を土屋太鳳が務めるほか、監督・脚本は「時効警察」シリーズなどで知られる三木聡が担当。さらに、特撮監督を「仮面ライダー」シリーズの佛田洋が、怪獣造形を「平成ゴジラ」「ウルトラマン」シリーズなどで知られる若狭新一が手掛け、前代未聞の“空想特撮エンターテイメント”にふさわしい最強タッグが実現した。

そんな本作の公開を前に、1月24日（月）に「東京スカイツリー点灯大作戦」が実施され、山田と土屋が登壇した。まず、山田が「僕はスカイツリーに来るのが初めてなんです。映画の中ではかっこよくヘリコプターに乗ったりと高いところにいることがあるんですけど、実際の僕は高いところがすごく苦手なので、なるべく後ろを見ないように…前だけを見て楽しめたらなと思っております」とあいさつを。

土屋は「私自身、元気がなかったり迷っている時によく友人とスカイツリーに来て『頑張ろう』と言っていたので、まさか大好きなところで大切な作品のお話をできるなんて夢のようです」と喜びを語った。

世界一高いタワー・東京スカイツリーの天望デッキ・フロア350にて開催された本イベント。マジックアワーできらめく絶景を背に「たくさん見て帰ろうと思っています」と心を躍らせる土屋のいっぽうで、高所が苦手だという山田は「カメラは前にしかないので…テレビの前の皆さん、どうも山田涼介です」と報道陣に笑顔を見せた。

話題は、それぞれが思う理想の“ヒーロー像＆ヒロイン像”へ。「僕にとってのヒーローは親父かな」と話す山田は「小さい頃から『男らしく育てよ』と言われて育ってきたんですけど、（父親は）おちゃらけた部分もある人です。お父さんとしても男としてもすごく芯の通った人なので、こういう人になりたいなと思うことがあります」と。

土屋は「いろんな報道で拝見する医療従事者の方や研究者の方は、まさにこういう状況の中戦ってくださっているのでヒーロー・ヒロインだなと感じています。そして、私はずっと特撮作品を見てきたんですけど、人の心のいろんな面が描かれるんです。諦めずに生きていこうとするヒーロー・ヒロインには憧れますし、特撮作品が私にとってのヒロインかなと思います」と語った。

また、既に本作を鑑賞している2人は“思わず笑ってしまったシーン”を振り返る。山田は「西田（敏行）さんを含め大臣サイドの方々が本当にしっちゃかめっちゃかやってくれているなという印象だったんですけど、その中でも西田さんが『もうやだね〜』と叫ぶシーンがあるんです。あそこはやっぱり笑っちゃいましたね、偉い人そんな言い方しないよと（笑）」。

土屋も「大臣側の会議室の場面が皆さん、後先考えずに言いたいことやりたいことをやっている感がすごく面白いなと感じました。そして、六角精児さん演じる官房長官が怪獣の名前を発表する際に持つボードの角度に、妙に既視感を感じて。『これ、大丈夫なのだろうか』と思いました（笑）」と笑った。

そんな話を受け、山田は「作っている僕たちにも『何やっているんだろう、今』と思うシーンがたくさんありました。でも、それがこの映画の良さであり、三木さんが作る特撮なんだなと感じています。その面白さだったり三木さんらしさを存分に楽しんでいただけたらなと思います」と。

さらに、劇中で特務隊員が数々のミッションに挑んでいくことにちなみ、謎解きのミッションが出題され、2人が協力して挑戦するひと幕も。苦戦しつつも答えを導き出した山田が元気に回答。難易度の高さに思わず「びっくりしちゃったよ」とつぶやきつつ、登場したボタンを山田が押すと、ついに東京スカイツリーが赤の模様をあしらった緑“大怪獣カラー”へと点灯された。

「すごい！きれい…こんなに細部まで色を変えられるんだ」と感動を語る山田に対し、土屋は「私、これ外から見たら『何のカラーだろう』って思っちゃうかもしれない（笑）」と。山田は「そうしたら大きな声で『大怪獣のカラーです』と言いながら歩いてもらって…」と提案する。

最後に、山田が「特撮が大好きな方も、そしてこれまで特撮をあまり見てきていない方にもこの映画を見ていただいて、特撮を好きになっていただきたいですし、『特撮って全部こうなの？』という疑問を抱きながら、この最高のエンターテインメント作品をぜひぜひ楽しんでいただきたいです。最後の最後には大どんでん返しが待っていますので、皆さんに驚いていただけたらなと思います」とあいさつをし、イベントは締めくくられた。

「大怪獣のあとしまつ」は、2月4日（金）全国ロードショー。