【#今旬コレクション】山谷花純「究極の負けず嫌いで、誰にも負けたくないという気持ちが強いんです」

特集・インタビュー
#今旬コレクション
2021年10月10日

今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優&女優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、出演作の見どころや素顔が分かるエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第16回は、ドラマ『私の正しいお兄ちゃん』でヒロインを務める山谷花純さんが登場です。

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」山谷花純

◆本作は原作を基にした物語となっていますが、原作は読まれましたか?

はい。もともと少女漫画が好きで、たくさんの作品を読んできたんですけど、本作は今まで読んできた作品とはちょっと違ったサスペンス要素が含まれた少女漫画のラブストーリーだったので、読む手が止まらなかったです。

◆その中のヒロイン・理世役をご自身が演じられることに関してはどう思われましたか?

以前からドラマのヒロインに憧れがあったんですけど、これまでなかなかラブストーリーとはご縁がなかったので、純粋にうれしかったです。しかも、ただ明るいだけじゃなく、いろいろなバックボーンを抱えた主人公を演じさせていただくということで、すごくやりがいがあるなと感じました。

◆実際に演じてみて、ご自身が似ているところや共感できる部分はありましたか?

今回演じた理世は、劇中で結構モノローグ(心の声)や人に話せない自分の中だけの言葉がすごく多かったんです。私自身、仕事の時は結構ハキハキ言えるんですけど、一歩仕事場から離れると、人と話す前に自分の中でいろいろ言葉を巡らせてしまうことが多いので、そういう部分では理世に共感できました。

◆ちなみにいろいろと言葉を巡らせた後は、理世と同じくそのまま全ての思いを心の中に閉じ込めてしまう方?

そうですね…。言わずに終わってしまうことの方が多い気がします。これを言ったらどう思われるんだろうなって、人の目をすごく気にしてしまう性格なので…。

◆相手を思いやる優しさがあるからではないかと思いますが…。

優しさなのか、自分に自信がないのか…。でもいろいろ想像をしてしまうと、自分の中の答えがあまりいい方向に進まなかったりするので、極力思いを伝えるように心掛けてはいるんですが、踏みとどまってしまうことの方が多いですね。

◆どちらかというと、芯の強い真っすぐさをお持ちだったり、物事をハッキリとおっしゃるようなイメージだったので、意外な一面でした。

仕事場では意見交換をするようにしていますし、監督や作品に関わってくださる方には自分の意見をなるべく伝えるようにしているんですけど、役を纏っていないとなかなかそれができなくて。きっと自分のことをいまいち理解できていないが故に、迷いなどが生まれてしまうんだろうなと思います。だからこそ、普段は言えないような言葉や人に伝えることが難しくて蓋をしてしまっている思いをお芝居の中で吐き出すようなイメージで(笑)、演じさせていただいています。

◆ちなみに、まだどこにも話していない撮影中の印象的なエピソードはありますか?

えっと…。すごくしょうもないことでもいいですか?(苦笑)物語の中で理世は海利(古川雄大)と同じアルバイト先のカフェで働いているんですけど、毎回撮影が終わった後はカフェに置いてあるケーキをデザートとして食べさせていただいてました。だからなのか、最後の撮影の時には、私のためにわざわざガトーショコラに生クリームをトッピングしてプレゼントしてくださって。きっと食欲旺盛な子というイメージを持たれたんじゃないかと思います(笑)。でもすごくうれしかったです!

◆実際に食欲は旺盛な方?

食べることは大好きなんですけど、普段はあんまり甘いものは食べなくて、お菓子でもおせんべいやしょっぱいものの方が好きなんです。でも、撮影が重なるにつれて糖分を欲するようになるので、ケーキを見ると無性に食べたくなってしまって。毎回スタッフさんに「このケーキはこの後撮影で使わないですか? 誰も食べないなら、もらってもいいですか?」とアピールしてました(笑)。

◆この時は躊躇することはなかったと。

ケーキの誘惑のみならず(笑)、今回は監督をはじめ、女性スタッフの方が多かったので、普段なら踏みとどまってしまう部分や言えなかったことも気軽に話せる関係性を構築することができました。あっ、あともう一つエピソードを思い出しました! 古川さんが少女漫画でよくある“胸をときめかせるような言動”をするシーンの時に、カットがかかった後に女性スタッフさんたちが “キュンとしたらグーサイン”“キュンとしなかったら目を合わせない”という(笑)、キュン評価ゲームのようなものをやっていましたね。

◆毎回グーサインは出ていたんですか?

それが皆さん厳しくて、「う~ん…もうちょっとかな」って、なかなか出なくて(笑)。人をドキドキさせるのって難しいんだなとあらためて思いました。

◆スタッフさんの厳しい評価をクリアしただけに、本編では終始キュンが止まりませんでしたが、ラストは予想外の結末で。

監督がラブストーリーを多く撮られている方なので、女子の乙女心に敏感で。たくさんアンテナを張ってこの作品に向き合ってくださったので、ぜひそこは期待していただきたいですね。結末に関しては、もちろん原作を読んでいる方は既に知っていると思うんですけど、原作を知らない方からすると、“こういう答えを出すんだ、この2人は…”と意外性のある作品に仕上がっていると思います。それも物語を最初から最後まで見続けないと味わえない感覚なので、ぜひ1話から逃さず見ていただけたらうれしいです!

◆ドキドキもありつつ、次はどうなるんだろう? というストーリーの展開が楽しみでした。

場所や職業はちょっとずつ変わっていたりするんですけど、ほぼほぼ原作のままなので、原作のファンの方にも喜んでいただけるんじゃないかと思います。私が演じた理世は女子にありがちな悩みや葛藤を体現してくれている役だなと感じていて。そんな子が海利のような一風優しさや人への思いやりを持っている人と出会ったことで、より自然体に生きられるようになったんじゃないかと思います。

◆ではタイトルの『私の正しいお兄ちゃん』にかけて、“私の正しい○○”を教えてください。

“私の正しい家に帰ってからの過ごし方”ですかね(笑)。まず家に帰ったら靴を脱いで、電気をつけて、そのまま手洗いうがいをして、服を脱いで、ほぼ裸の状態で(笑)ネコにえさとお水をあげて、トイレの交換をして、家にある除菌シートでドアノブなど触ったところを拭いています。私が飼っているネコのマルちゃんは玄関が好きで、靴を置いているところですごく気持ちよさそうに寝ているのをよく見るのですが、自分以上に愛猫がコロナにかかってほしくないという思いが強いので、特に玄関は念入りに除菌しています。家で待っていてくれる存在がいるというだけですごく心強いですし、マルちゃんが我が家に来てくれたことで、仕事が終わったら寄り道しないで早く家に帰ろうと思えて生活が健全にシンプルになったんです。だから、1お留守番につき、500円のお小遣いがもらえる制度を自己満足で作ったんですけど(笑)、この間見たら結構な金額がたまっていて。それで今、にゃんこ界ではやっていると噂の和牛味のチュールを買いに行って、猫ちゃんにあげたら、キラーンって目の色が変わって(笑)。このドラマで海利が「ただいまってなんかいいね」って言うせりふがあるんですけど、今、私は一人暮らしなのに、毎日「ただいま」と「行ってきます」を言えることはすごく幸せだなって、あらためて愛猫のためにもお仕事を頑張ろうという私のモチベーションになっていますね。代わり映えのしない毎日かもしれないですけど、私にとってはそれが特別でいとおしい時間ですし、マルちゃんのツンデレ具合がもう、かわいくてたまらないですね(笑)。

◆ちなみに山谷さんの性格はネコっぽい? それともイヌっぽいですか?

自由きままでマイペースですし、よくネコ目だねと言われるので、ネコっぽいと思います。あと、究極の負けず嫌いで、誰かを見返したい、認められたい、誰にも負けたくないという気持ちが強いんです。“ここで逃げ出しても何も残んないじゃん”というふうに思うと、「よし、頑張ろう」という気持ちになります。最近は人と関わることが少なくなってきている分、自分で考えて答えを出すことが増えていると思うんです。誰かに慰めてほしかったり、背中を押してほしくても、それを諦めざるを得ないというか。本当はつかめたチャンスもつかめなかったりする機会が増えてしまっていると思うので、ある意味自分の甘えてる部分とか逃げたいという欲望にふたをして、あえて自分のお尻を叩いてあげるような、そんな一面を持つことも大事だなって思いますね。

◆最後に理想の女優像とは?

日本の芸能界って“映画俳優”や“舞台俳優”などと一番多くやっている分野に表記される印象があるんですけど、私はそれが嫌で。どれも同じぐらい好きだから、全部やりたいんです。どの分野に行っても一つひとつ差がなくこなせるようなマルチに活躍できる女優さんであり続けたいなと思いますし、そのためには今、足りないことの方が多いので、30代を迎えた時にはどの場所に行ってもちゃんと求められて評価されるような女優さんになっていたいなと思います。役に対してはこういうものを演じたいというのは特になくて。作品数が増えれば増えるほど、出会う人の数も増えていくと思うので、その一つひとつの出会いを大切にして、逆に自分が大変だった時に支えてくれた人たちに恩返しができるような存在にはなりたいです。

PROFILE

●やまや・かすみ…1996年12月26日生まれ。宮城県出身。O型。主な出演作は連続テレビ小説『あまちゃん』、映画「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」など。主演映画「フェイクプラスティックプラネット」がマドリード国際映画祭2019最優秀外国語映画主演女優賞を受賞。

番組情報

『私の正しいお兄ちゃん』
10月15日(金)よりFODにて配信開始

出演:古川雄大、山谷花純、堀井新太、ダンディ坂野、喜多乃愛、佐津川愛美、橋本マナミ、長谷川純、飯田基祐 ほか

●photo/干川 修 text/星野彩乃

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2021年10月20日(水)23:59