【#今旬コレクション】細田佳央太「僕が出ていることで“面白そう、見てみよう”と思ってもらえる取っ掛かりになれたら」

特集・インタビュー
#今旬コレクション
2021年09月08日

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優&女優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第14回は、9月9日(木)放送のMBSドラマ特区『初情事まであと1時間』の最終話「鍋の中」に出演する細田佳央太さんが登場です。

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」細田佳央太

◆オムニバスドラマ『初情事まであと1時間』の第8話「鍋の中」は、まさにタイトルが象徴するように、鍋を囲みながら会話するシーンがメーンでした。演じられてみていかがでしたか?

本作のような会話劇にはあまり慣れていない上に、ワンシーンを長回しで撮影することが多かったので大変でした。でも常にいい緊張感を持ちながらお芝居をすることができたので楽しかったです。

◆劇中で細田さん演じる相良は鶏つくねを手作りしていましたが、細田さんは普段から料理をするほうですか?

たまにする程度です。得意料理とはまでいかないですが、普段作る機会が多いのはパスタ。中でもカルボナーラはさくっとできるので、結構な割合で作っています。

◆では、もう少しパーソナルな質問に移らせてください。普段友達や周りの人からどんな人だと言われますか?

優しい、素直と言われることが多いです。特に中学時代は人から嫌われたくないという思いが強くて。常に自分の発言や行動を気にしていたので、人間関係も広く浅くでした。

◆相手の顔色をつい伺ってしまうと。

はい。相手はこういう性格だから、今こういう状態だろうなと自分なりに解釈した上で、行動することが多いです。例えば、相手に何か伝えたいことがあったとしても「これは言ったほうがいいかもしれないけど、わざわざ俺が言うことじゃないかな? じゃあ、黙っていよう」と考えて言わなかったり。

◆相手を思うが故の行動なんですね。

友達や周りの人からは「気にしすぎ」「考えすぎ」だと言われますし、自分でもそこを直したいと思っているんですが、なかなか難しいですね(苦笑)。

◆気を遣い過ぎて疲れてしまうようなことはないですか?

時々、親からも「疲れない?」と言われることがあるんですが、もうそれに慣れてしまっているので、疲れることはないですね。“これを言ったら、けんかになるからやめておこう”などと自分の中で消化する方法が分かっているんだと思います。

◆そもそも怒りの感情自体がなさそうに見えますが…。

そうですね…(笑)。今までの人生の中で、人に怒ったことはないかもしれません。でも多少なりともイラッとしたり、なんかな~と思ったりすることはあるので、それが気づかないうちに顔に出ちゃっている部分はあると思います。言葉にはしない分、その時の状態が顔に出やすいような気がするので、その点では周りに気を遣わせてしまったり、迷惑をかけてしまっているんじゃないかなと…。

◆お若いながらも、きっと人一倍空気が読める方なんでしょうね。まだ10代なんですよね?

はい。今、19歳です。幼少期からずっと大人の方に囲まれてこのお仕事をしてきたので、よくも悪くも一般的な10代の感覚とは少しかけ離れている部分があるのかもしれないです。

◆幼いころに芸能界入りをされてから、これまでさまざまな作品に出演されています。ご自身の中でターニングポイントとなった作品は?

ドラマ『ドラゴン桜』で多くの方に知っていただいたという自覚はあるんですけど、役者としてのターニングポイントをあげるとしたら、映画「町田くんの世界」(2019年6月公開)ですね。何も分からない状態で、周りはベテランの方ばかり、監督もすごい方という環境でいきなり主演を務めさせていただいて。オーディションから公開まで2年ほどかかったこともあり、その時間を経て自分の中で役者をやろうという芯が固まりましたし、その時に初めてお芝居の楽しさや魅力に気づけたんです。

◆初の主演でプレッシャーに押しつぶされそうになることはなかったですか?

プロデューサーさんや監督さんからいい意味で圧を与えられていたので、正直少しはあったかもしれません(笑)。

◆精神面でも鍛えていただいたんですね。

はい。「どんな立場になっても偉くなるな、鼻を高くするな」と監督たちから何度も言われてきましたし、母にも小さいころからそう言われて育ったんです。僕自身、そういう方を見てしまった時は嫌な気分になりますし、反面教師にして、初心を忘れずいつまでも謙虚な気持ちを大事にしていきたいと思います。

◆では『初情事まであと1時間』というタイトルにちなんで、“○○まであと1時間”という近況エピソードを教えてください。

ちょっと前の話になりますが、それこそ『ドラゴン桜』やほかの作品に出演させていただいたことで、いろんなバラエティー番組に出演させていただく機会が増えて。特に『しゃべくり007』では、僕がメーンのゲストではなく、ゲストの友人という形で出させていただいたんですが、めちゃくちゃ緊張しました。本番まであと1時間になった時は、緊張しすぎて吐きそうになるくらい…(笑)。収録中も楽しくてずっと笑っていたんですが、尋常じゃない緊張感に包まれていましたね。

◆出演者の皆さんはお笑いのエキスパートの方たちですから、否が応でも緊張してしまいますよね。

はい。なので、いつかまた落ち着いて出演できるようにリベンジしたいですし、その時には自分がメーンのゲストとして呼ばれるように頑張りたいです!

◆今思い描いている理想の俳優像を教えてください。

作品の感想を聞いた時に、単純に「面白かった」「感動しました」というだけでなく、何に感動したのか、どこが面白かったのかという点を具体的に話してもらえるぐらい、見てくださった方に影響を与えられる役者さんになりたいと思っています。僕と同世代の若い方は、作品を見る前から何となくのイメージで“つまらなそう”と敬遠してしまう方が多い気がするんです。でも、それはすごくもったいないし、それぞれが死ぬ気で作品を作っているので、ぜひ見てほしいと思う半面、その感情があるのは仕方ないことでもあると思います。だからこそ僕が“細田が出ているから面白そう、見てみよう”という取っ掛かりになって、そういった人たちの感情をひっくり返したいです。

◆今後出演してみたい作品や演じたい役柄はありますか?

ずっと前から一貫してやりたいと思っているのは、サイコパスな役です。純粋に自分とかけ離れているキャラクターなので、役を通して何でその人がそういう状態になったのかという過程を知ってみたくて。感情の一部を欠落させた演技は難しそうだなとも思いますが、役に寄り添いながら表現していけたらいいなと思います。

◆役柄を通して、普段、抑えている感情が爆発しそうですね。では最後にTL読者へのメッセージをお願いします。

最近はテレビ離れが進んでいると言われていますが、コロナ禍になって、ドラマや映画を家で見る人が増えたと思うし、テレビは絶対に必要なコンテンツだと思うんです。19歳の若造が何を偉そうにと思われるかもしれないですが、今回の作品をはじめ、ぜひ多くの方々にドラマや映画を見ていただき、さまざまな作品に触れる機会が増えたらうれしいなと思います。

PROFILE

●ほそだ・かなた…2001年12月12日生まれ。東京都出身。A型。主な出演作は映画「町田くんの世界」、ドラマ『ドラゴン桜』など。

ドラマ情報

MBSドラマ特区『初情事まであと1時間』
MBS 毎週(木)深0・59~
tvk 毎週(木)後11・00~ほか

チバテレ、テレ玉、とちテレ、群馬テレビでも放送中

TVer、MBS動画イズム、GYAO!で見逃し配信1週間あり(全8話)
TELASA J:COM オンデマンドほかにて見放題独占配信(全12話)

●photo/干川修 text/星野彩乃

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