【#今旬コレクション】志田こはく「『ドンブラザーズ』の厳しい環境があったからこそ、今の現場でも頑張れているんだなって。感謝しかないです」

特集・インタビュー
#今旬コレクション
2023年05月27日

【#今旬コレクション】志田こはく

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優&女優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第58回はドラマ『ガチ恋粘着獣』(テレビ朝日ほか)に出演中の志田こはくさんが登場です。

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」志田こはく

◆『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』出演後の作品に注目が集まる中、先日最終回を迎えた『私がヒモを飼うなんて』と現在放送中の『ガチ恋粘着獣』の2作に抜てき。出演が決まったときの率直なお気持ちはいかがでしたか?

2作同時は初めてでしたし、異なる内容のドラマでそれぞれの役どころをちゃんとこなせるのか不安もありましたが、一番はうれしいという気持ちでした。

◆戦隊の現場と一般的なドラマの現場において違いはありましたか?

ありました。戦隊は約1年間ほぼ毎日撮影があったので、いろんな意味で余裕を持ってできたんですが、今回は2作とも撮影期間が短くて。私の場合は、1か月弱で終わってしまったので本当にあっという間でしたね。その中で、スタッフの皆さんやキャストの皆さんといかにコミュニケーションを取れるかが大事だと思ったので、できるだけたくさん話すようにしていました。

◆月日を重ねて築き上げていくのとは異なり、短期間で一気に築き上げるのは信頼関係を含めて難しいものがありますよね。新しい環境になじむのは得意な方ですか?

人見知りなので苦手です。どちらの現場も私より年上の方ばかりだったので、緊張してしまって。最初は思わず猫を被ってしまいました(笑)。

◆具体的には…?

とにかく笑顔でごまかして(笑)。

【#今旬コレクション】志田こはく

◆つねに笑顔を絶やさないというのはすてきだと思います。戦隊のときの経験が今に生きている部分はありますか?

一番はメンタルですね。『ドンブラザーズ』の撮影が始まった頃は、お芝居自体未経験だったこともあって、監督から「こうしてね」と言われたことに対して、頭の中では想像できても実際にはうまくできなくて。悔しさのあまり泣いてしまうことが何度もあったんです。でも、1年間お芝居に関してはもちろん、精神的な面もしっかり鍛えていただいたので今の自分に生きていると思います。

◆1年前の涙がさまざまな経験を経て、1年後にはすてきな笑顔に変わったと。

はい。厳しい環境があったからこそ、今の現場でも頑張れているんだなって。感謝しかないです。

◆あらためて『ガチ恋粘着獣』の注目ポイントや見どころを教えてください。

私が演じるゆっこの喜怒哀楽の表情にぜひ注目してほしいです。推し活を楽しんだり、推しにガチ恋をしている方が多いと思うので、実際に推し活をされている方が見てくださったら共感できる部分がたくさんあると思うんです。もちろん推し活をされていない方も“こんな世界があるんだ!”とこのドラマを通じて知れたりすると思いますし、いろんな方に楽しんでいただけると思います。

◆本誌では『私がヒモを飼うなんて』で演じた桃と『ガチ恋~』で演じたゆっことの共通点をお話いただきましたが、反対に自分にはない部分はありますか?

オシャレなところです(笑)。それこそ桃は普段からお団子をしていたり、ヘアもファッションもかわいいんです。私もオシャレに興味はあるんですけど、こうやってお仕事でかわいいお洋服を着させてもらえているので、それで満足しちゃって。私服は適当でいいやって(笑)。

◆普段はどんな格好をしていることが多いんですか?

パンツとパーカーかトレーナーの組み合わせですね。もともとフィギュアスケートをやっていたこともあって、ファッション性よりも動きやすさを重視したスポーティーでラフな服装が多いです。今日のような女の子らしいスカートを履くと、いつもとは違った自分になれてテンションが上がります。

◆ではプライベートの過ごし方を教えてください。

インドアなので、自分の部屋からあまり出ないんです。友達から誘ってもらったら外でも遊ぶんですけど、基本は家で寝るか、食べるか、自分の好きなことをするか…。あと、家族で映画を見に行ったりもします。

◆ちなみに好きな映画のジャンルや好きな食べ物は?

ホラー映画とゾンビ映画です。一人では怖くて見れないですけど(笑)、家族が一緒だと安心して楽しめます。好きな食べ物は、メロンパン、カステラ、バームクーヘンなど卵を使った甘いお菓子です。でも、母と姉はあまり甘いものが好きじゃないので、家にはなくて。たまに夜に食べたくなったら、食後のデザートとしてこっそりコンビニに買いに行きます(笑)。

◆夜に甘いものを食べても太らないのはなぜですか?

姉(志田音々)とダンスしているからですかね(笑)。あと、歩くことが好きなので撮影現場が近ければ歩いていくこともあります。この前は1時間かけて歩いていきました。

◆(スタッフさんいわく)その日は強風だったそうですが…。

音楽があれば、天気は気にしないです。音楽を聴いて完全に自分の世界に入っています。

【#今旬コレクション】志田こはく

◆最近聴いている音楽は?

よく姉と母とカラオケに行くのですが、そのときに必ず二人が昭和のアイドルの方の曲を歌うんです。その影響で、最近は松田聖子さんにハマっています。あと、松浦亜弥さんも好きです。

◆それぞれの推し曲は?

松田聖子さんは「渚のバルコニー」と「赤いスイートピー」、松浦亜弥さんは「LOVE涙色」と「Yeah! めっちゃホリデー」「桃色片想い」です!

◆お姉さんの志田音々さんは女優の先輩でもありますが、お話を聞いているとお2人はとても仲が良いようで。

そうですね。でも姉は家にいるとやたらとスキンシップをとってくるので、私は照れくさくてちょっと塩対応をしてしまいます(笑)。かわいがってくれるのはうれしいです。

◆家でのパワーバランスは、こはくさんの方が音々さんより上?

そうかもしれないです(笑)。姉はとにかく私に弱いですね…(笑)。

【#今旬コレクション】志田こはく

◆普段、周りの人からはどんな人だと言われることが多いですか? 

友達からは「不思議だよね」って言われることが多いです。例えば、友達と下校中にいきなり私だけ消えているということがしょっちゅうあります。

◆消える!?

歩くのが早すぎて、どんどん先に進んじゃうんです(笑)。私も友達と離れていることに気付かなくて、後から言われて「ごめん!」って謝ることが多々…。こう見えてすごくせっかちなんです。

◆癒やしオーラもあって、一見おっとりしているように見えますが。

真逆です(笑)。

◆ギャップがたくさんあるんですね。では今後、女優として挑戦してみたいことはありますか?

明るくて元気な役が多いこともあってか、ファンレターでは「志田さんの笑顔が好きです」とか「いつも明るさに助けられています」といったメッセージをいただくことが多いんです。そういった言葉ももちろんうれしいのですが、今後は普段の私とは違った落ち着いた女性やサイコパスな役、アクションものにも挑戦してまた新たな一面をお見せしたいです。

◆もしフィギュアスケートの選手の役がきたらやりたいですか?

ぜひやりたいです! これまで培った経験が最大限に生かせる役どころだと思うので、頑張ります! あと、学園モノなど制服を着て青春を感じられる作品や役と出会えたらいいなと思います。女優のお仕事以外にも、フィギュアスケートや得意なスポーツを生かしたバラエティ番組にも出てみたいです。「志田こはくっていいよね!」と思ってもらえるように頑張りますので、皆さん応援よろしくお願いします!

PROFILE

●しだ・こはく…2004年5月25日生まれ。埼玉県出身。A型。主な出演作は『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』『私がヒモを飼うなんて』など。

番組情報

『ガチ恋粘着獣』
テレビ朝日(関東)
毎週土曜 深夜2時30分~

ABCテレビ(関西)
毎週日曜 午後11時55分~
※最新話をTVerで見逃し配信&Huluで全話配信

公式ホームページ:https://www.asahi.co.jp/gachikoi/

●photo/大石隼士 text/星野彩乃 styling/千葉良(AVGVST) 衣装協力/CHONO、RANDA