【#今旬コレクション】新井美羽“刺激的でやめられない”俳優業の魅力とは?「将来の自分を見るのが楽しみ」

特集・インタビュー
#今旬コレクション
2025年06月27日
【#今旬コレクション】新井美羽
新井美羽

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第104回は映画「青春ゲシュタルト崩壊」をはじめ、話題作に数多く出演中する新井美羽さんが登場です。

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」新井美羽

◆本作で演じる月加という役柄について、どのように解釈してどう演じようと心掛けていましたか?

月加は、普段は明るく何事もないようにみんなと接していますが、ストレスによって自分の顔を認識できなくなってしまう“青年期失顔症”という病気を発症しています。“青年期失顔症”とは実際にはない病名で、台本を読んで初めて目にしたので、全く現実味がなくて。最初はどのように演じたらいいのか分かりませんでした。例えば、鏡を見るシーンがあるんですけど、実際には見えているのに見えていないように表情や感情を作るのが難しかったです。でも、自分自身が分からなくなってしまうことや自分が周りにどう見られているのか考えてしまうことって、中高生の中ではあるあるなのかなって。私自身、この春まで高校生で共感する部分も多くあったので、変に作り込んでしまうよりは自分が感じるままに月加を演じようと思いました。

◆月加との共通点やご自身と似ている部分は?

明るい性格で友達が多いところです。でも、落ち込んだり、考え込んだりすることがあっても、私は一晩落ち込んだら飽きちゃうのでそこは違いますね。

◆一晩寝たら忘れるじゃなくて、飽きちゃう?

はい(笑)。落ち込んで、グルグル頭の中で考えていたら、疲れて“もういいや”って(笑)。いくら考えても、悩んでも、答えが出てこない時は出てこないので。

◆確かに堂々巡りで、結局何も進展しない…ということもありますよね。

そうなんです。もちろん反省はしますし、反省する時間は作ります。でも、その時にはもう戻れないから次頑張ろうって、スパッと気持ちを切り替えます。

◆潔いですね。

時と場合にもよるんですけど、自分が悩みそうな時や弱くなりそうな時は「気が強いモード」に入るかもしれないです(笑)。気持ちを立て直さなくちゃって思うから、自然とそうなるんだと思います。

【#今旬コレクション】新井美羽
新井美羽

◆近くにいたらすごく頼りになる存在ですね。

いやいや…! でもきっと私自身は周りの人から強くて頼りになるような存在とは思われていない気がします。私に妹(新井琉月)がいると言うと、だいたいビックリされるんです。お姉ちゃんというよりは、妹っぽいよねって。

◆実際はどうなんですか?

最近は「(琉月と)どっちがお姉ちゃん?」と聞かれることが増えてきましたし、私自身ちゃんとお姉ちゃんをやっているのかと言われたら、う~ん…。

◆琉月さんが年齢以上にしっかりしてるとか?

それはあると思いますね。

◆美羽さんは実は天然だったり?

自分では分からないですけど、母には「抜けてるね」って言われます。あと、「運転免許を取ろうと思ってるんだけど…」と周りに言ったら「美羽が運転して大丈夫なの? 気が散ってちゃんと運転できなさそう」って言われました(笑)。

◆(笑)。では、タイトルの青春にちなんで最近青春したなと感じたことはありますか?

高校生の時にダンス部に入っていたので部活を通してたくさん青春しましたし、周りの方たちの協力があって、お芝居のお仕事と部活を両立させることができたんです。とにかくみんなすごく仲が良くて「卒業してからも踊りたいね」って話になって、このあいだ久々にみんなで学校に集まったんですよ。教室を借りて練習して、お世話になった先生とか部活の後輩の子ともか呼んで、みんなで一緒に踊って、卒業パーティーをしたのが最近の青春です。すごく楽しかったです!

◆表情を見ているだけでも、楽しかったんだなと伝わってきます。もしかしたら、周りの人にも、いつの間にかポジティブなエネルギーを与えているのでは?

本当ですか!? そうだったらすごくうれしいです!

【#今旬コレクション】新井美羽
新井美羽

◆幼いころから女優として活躍されていますが、お芝居のどんなところにやりがいや楽しさを感じていますか?

自分の人生も楽しいですけど、毎日違うことをやっていたいし、たくさん刺激が欲しくて。例えば、学校の時間割が1週間あったら3週間ぐらいやると飽きてきちゃうんですよ(笑)。毎回、違う役柄、人格を演じられるのは、このお仕事の醍醐味ですし、その日やったシーンはもう一生できないというのがすごく面白くて。刺激的でやめられないです。

◆憧れの俳優さんや理想の俳優像を教えてください。

現場にいくたびに“この俳優さんすてきだな、憧れだな”と思って、皆さんからたくさんのことを学んでいるので、どなたか一人に決めるのは難しいです。今はやったことのない役に挑戦したり、演技の勉強をさせていただいている段階で。自分でもこれからどんな俳優になっていくのか分からないですし、とにかくいろんな作品をがむしゃらにやってみて、結果どうなったのか、将来の自分を見るのが楽しみですね。

◆こうなりたいと決めてそこに向かっていくというよりは、いろんな役を試しながら自分の可能性を広げていくと。

はい。まさにそれが理想です。考えるだけでワクワクします!

◆今後挑戦したい役柄や出演したい作品はありますか?

ドラマ『なんで私が神説教』で演じさせていただいた気の強い役柄は、演じていてスカッとするといいますか。「言ってやったぞ!」みたいな感覚があって(笑)。お芝居だからこそ、普段出来ないことが出来たり、人に言えないようなことを言えたりするのが面白いなと思っているので、今後もいろんなキャラクターを通して普段は経験できないことをやってみたいです。あと、いつかアクションにも挑戦してみたいです。ダンスが得意なので、それを活かしてカッコよく決めたいです。

【#今旬コレクション】新井美羽
新井美羽

PROFILE

●あらい・みう…2006年9月17日生まれ。東京都出身。主な出演作はドラマ『スカイキャッスル』『大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」』、映画「雪の花 ―ともに在りて―」「ディア・ファミリー」など。

●photo/中村 功 text/星野彩乃

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
2025夏ドラマ最新情報まとめグラビア関連記事一覧