

11月10日(月)放送の『クレイジージャーニー2時間SP』(TBS系 午後8時55分~)では、裏世界ジャーナリストの丸山ゴンザレスがスウェーデンを訪問。同国で起きている移民問題に迫る。
これまで、パリの巨大地下迷宮への潜入や、イタリアのマフィアで暗躍するマフィアに取材し、われわれが知らない世界の裏側を見せてくれたゴンザレス。そんなゴンザレスが今回、訪れたのはスウェーデン。「IKEA」や「H&M」などの世界的企業を生み、手厚い社会保障を実施するこの国では、少子高齢化の労働力不足を補うために、早くから移民を受け入れてきた。
しかし、貧困にあえぐ一部の移民が犯罪組織と化し、6万人を超える“移民ギャング“と呼ばれる組織の一員に。ここ10年で凶悪犯罪の件数が4倍、犯罪件数はヨーロッパで3位、1日1件は銃声が鳴り響くギャングの犯罪大国と化しているという。
当時の首相が「移民の統合は失敗した」と発言するほどの問題となっている“移民ギャング”だが、ゴンザレスが注目したのは、刑罰の軽い15歳未満の子どもを殺し屋として雇い、殺人を行わせているという情報。見張りに目を付けられながらギャングの縄張りに潜入し、何とか元少年兵の取材にこぎ着けることに成功した。
つい最近組織を抜け、1800万円の懸賞金を掛けられている少年に当時の状況を取材するが、身バレを恐れなかなか思うように答えてくれない。しかし最後にゴンザレスが聞いた「移民のギャング時代はどんなことを思っていたか?」という質問に、元少年兵が衝撃の答えを返した。スタジオで見て衝撃を受けたMCの小池栄子は「ズシリと重い! 彼は今どういう気持ちで生活しているんだろう」と沈痛な面持ちに。


その後もゴンザレスは、スウェーデン史上最も悪名高い移民ギャング組織「フォックストロット」の元幹部にも取材を慣行。2100万円の懸賞金を掛けられ、敵対組織から3度も銃撃を受けるなど逃亡の身のため、取材は異例の移動する車の中。なぜ移民ギャングになったかという問いに「貧しい暮らしから抜け出すためだよ。移民はロクな仕事に就けないから、犯罪をして生活するしかない」と回答。改めて移民問題の難しさが浮き彫りになる生々しい告白だった。
VTRを見終えた小池は「今この時代に本当に意味のある取材をしてくれた」、設楽統は「移民って難しいですね…」と苦悶の表情を浮かべていた。
スタジオ収録を終えたゴンザレスは、VTRを見ていた、移民問題にも大きな関心を示す元TBS中東特派員で現在はフリージャーナリストとして活動する須賀川拓と対談。移民問題について熱く語り合い、ゴンザレスは今回のスウェーデン取材について質問攻めに。
中でも須賀川は移民問題に音楽と向き合うスウェーデンの英雄的ラッパー“ドッゲ・ドッゲリト”に対して、ゴンザレスが切り込んだ質問に衝撃を受けたそうで、「ジャーナリスト的な目線から見たらあの質問は秀逸!! ビックリした! 最後のゴンザレスさんの質問が一番の見どころ! 絶対見るべき!!」と熱く語っていた。
なお、ゴンザレスと須賀川が今回のスウェーデン取材について語り合う特別対談は、TBSテレビのYouTube公式チャンネル「TBS公式 YouTuboo」にて公開。


番組情報
『クレイジージャーニー2時間SP』
TBS系
2025年11月10日(月)午後8時55分~10時57分
©TBS
















