萩原みのり「ものすごく緊張」久保田紗友「幸せな気持ち」W主演映画『ハローグッバイ』公開

映画
2017年07月19日

130159_01_R 萩原みのり、久保田紗友の若手女優2人が主演を務める映画『ハローグッバイ』が7月15日、東京・渋谷ユーロスペースで封切られ、初日舞台挨拶に主演2人と菊地健雄監督、もたいまさこ、渡辺シュンスケ、渡辺真起子、岡本夏美、川瀬陽太が集結した。

 本作は、孤独と秘密を抱える決して関わることのなかった女子高生2人が、ある認知症のお婆さんと出会うことで歩み寄り、ぶつかり合い、少しだけ前に進んでいく青春ドラマ。今回が初の主演となる萩原は開口一番「今日が初めての舞台挨拶なので、ものすごく緊張しています」と現在の気持ちを明かした。同じく初主演の久保田は「ついにこの日がやってきて。去年の撮影からあっという間でしたが、今は幸せな気持ちです」と笑顔を見せた。

 認知症のおばあさん、小林悦子役を演じたもたいまさことの共演に萩原は「私たち、もたいさんのことが本当に大好きすぎて。カメラが回っていない時もずっと一緒にいてくれたことがとてもうれしかったです。商店街のシーンでお団子屋さんがあって、二人で『お団子おいしそう』と話していたら、後からもたいさんがお団子を買ってきてくださったんです!撮影中は終始もたいさんの前でキャッキャしていました!」と楽しそうに振り返った。それに対しもたいは「かわいかったですよ~」と優しいまなざしで返し、会場は笑いに包まれた。

 もたいの娘、小林早紀を演じた渡辺真起子は「本当に撮影時はアスファルト溶けちゃうんじゃないかってぐらい暑くて、監督もしつこいし(笑)。でも炎天下の中の撮影でしたけど、幸せな時間でした」と語った。萩原みのりの友人役を演じた岡本夏美は「主演2人とは違った生き方をした女子高生を演じて、少しでも2人の関係性にスパイスのようなものを加えられたらと思い演じました」と。その岡本さんの演技に対し、萩原は「正直、怖かったです!」と暴露。「『私たち、友達だよね?』というせりふがあるんですけど、その時の顔がものすごく怖くて…。でも普段は本当に優しいです!」と言うと岡本は「逆にそのフォローだめ!」というやりとりに会場は大盛り上がり。

 最後に会場の方へのメッセージをとして菊地監督が「皆さん一人ひとりが存在してくれた作品になりました。1回見ただけでは気づかない細かい部分もあるので、2度3度見るたびに新たな発見ができる作品となっていますので、ぜひ皆さん何度も足を運んでいただければと思います」とメッセージを送った。

 映画『ハローグッバイ』は渋谷ユーロスペースほか全国順次公開中。