津川雅彦、朝丘雪路の生涯に迫る『直撃!シンソウ坂上』8・30放送

エンタメ総合
2018年08月30日

『直撃!シンソウ坂上』 8月30日(木)の『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)は、8月4日に78歳で亡くなった俳優・津川雅彦の追悼特集を放送する。

 MCの坂上忍は、家族ぐるみで30年以上の親交がある奥田瑛二に直撃インタビューを敢行。さらにスタジオには、津川と数多くの作品で共演してきた三田佳子を招き、津川の生涯、そして妻・朝丘雪路との波乱に満ちた夫婦生活の“シンソウ”に迫る。

 父は歌舞伎俳優から映画俳優に転身した戦前の大スター・沢村国太郎、母は「日本映画の父」とも呼ばれた牧野省三の娘で女優のマキノ智子、兄は名優・長門裕之という芸能一家に育った津川。奥田は、坂上のインタビューで、津川のどこにひかれたのかを聞かれると「挫折」と意外な答えを返す。奥田によれば、名俳優・津川も、デビュー当時は撮影所をたらい回しにされたり、兄の長門と比較をされたりと、どん底の日々を過ごしていたそうで、そんな奈落の底からはい上がった津川を死ぬまで見ていたいと思ったと、当時を振り返る。

 津川は、映画「狂った果実」(1956年公開/日活)で石原裕次郎の弟役で本格デビュー。一躍脚光を浴びるが、その後は低迷。兄の長門と常に比較されることにも悩んでいた。番組では、長門と津川が共演した貴重なトーク番組の映像を入手。津川が兄・長門に抱いていた率直な思いが明らかになる。

 その後、津川は『必殺仕掛人』(1972年9月~1973年4月/TBSテレビ系)で、2枚目俳優から悪役へと転身しブレーク。そして、重厚にして卓越した演技力で数々の賞を受賞するなど、日本を代表する名優となる。

 一方、朝丘は日本画家の巨匠・伊東深水を父に持つ、生粋のお嬢様。朝丘は、宝塚歌劇団で娘役として活躍した後、女優に転身。持ち前の歌唱力で『紅白歌合戦』(NHK)にも出場するなど、マルチな才能を発揮する。津川と朝丘は1973年に結婚、翌年には娘・真由子が誕生し、幸せな生活を送っていたが、真由子が生後5か月の時に誘拐されてしまう。発生から41時間後に犯人は逮捕、真由子も無事に救出された。番組では、当時の映像を交えながら、この誘拐事件を振り返る。

 この事件をきっかけに、「世界一のパパ」になると決意した津川は、娘のためにおもちゃの輸入販売会社「グランパパ」を設立。「グランパパ」は、最盛期には全国に20店舗を展開するまでに成長したが、会社設立から30年が過ぎ、6億円もの負債を抱え倒産の危機に陥る。この危機を救ったのは、妻・朝丘だった。津川を救うために、朝丘がとった驚きの行動とは。さらに、当時の津川の様子について、奥田からは意外すぎる証言が飛び出す。

 津川の事業失敗の影響もあり、2人は結婚36年目で初めて別居する。しかし、その後、朝丘が「アルツハイマー型認知症」を発症、彼女の介護のために夫婦は再び一緒に暮らすことに。津川の決断の裏には、認知症の妻・南田洋子を献身的に介護した兄・長門の存在があった。南田が亡くなった1年半後に彼女の後を追うように亡くなった長門。津川は、朝丘が亡くなってから100日で、この世を去ることになったが、この期間に津川と食事をしていた奥田は、津川のわずかな変化を感じていた。そして、津川が亡くなる10日前に遺していた言葉を、奥田が初めて明かす。

『直撃!シンソウ坂上』
フジテレビ系
8月30日(木)午後9時~9時54分

<出演者>
MC:坂上忍
スタジオゲスト:三田佳子
VTRゲスト:奥田瑛二

公式HP:http://www.fujitv.co.jp/shinsou/

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