五十嵐大介×STUDIO4℃「海獣の子供」に浦上晟周、森崎ウィン、田中泯

映画
2019年04月16日

映画「海獣の子供」
 6月7日(金)公開の映画「海獣の子供」の追加声優キャストとして、浦上晟周、森崎ウィン、田中泯の出演が解禁された。

 本作は、五十嵐大介の同名コミックを、映画「鉄コン筋クリート」で第31回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞したSTUDIO4℃が映像化。

 芦田愛菜演じる主人公・琉花と共に物語のカギを握る、ジュゴンに育てられた二人の少年「海」と「空」。石橋陽彩演じる「海」の兄である「空」役を浦上晟周が演じることが決定。さらに、二人の少年の謎を追う天才海洋学者・アングラード役を森崎ウィン、アングラードのかつての相棒で「海」と「空」を保護している海洋生物学者・ジム役を田中泯が演じる。

 浦上は、2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」で堺雅人演じる真田幸村の嫡男・大助役を好演して注目を集め、数多くのドラマ、映画に出演。今秋には宮崎駿のオリジナル作品で国内初の舞台化となった「最貧前線」への出演も決定している。浦上は、本作がアニメ映画初声優となる。

 森崎は、ダンスボーカルユニット・PRIZMAXのメインボーカルとして活躍しながら、俳優としてはスティーヴン・スピルバーグ監督にその才能を見いだされ、映画「レディ・プレイヤー1」で青年トシロウ役に抜擢された。森崎も、浦上と同じくアニメ映画初声優となる。

 田中は、数々の映画作品に出演するほか、アニメ作品では、映画「鉄コン筋クリート」で“ネズミ”という独特なキャラクターを演じており、13年ぶりのSTUDIO4℃作品への出演となる。

 なおに、当初「空」役としてキャスティングが決まっていた窪塚愛流は出演を辞退し「変声期のために安定した声を出すことが困難だったため、スタッフの皆さまにご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。大変残念ですが出演を辞退させていただくことを決めました。この悔しさをバネにしながら、作品の完成を楽しみにしています」とコメントを寄せている。

<空役/浦上晟周 コメント>
原作の漫画を読み終えたとき、自分の周りの世界が、少し違って見えました。僕にとってアニメの声を演じさせていただくのは初めての経験でした。最初は不安が大きかったですが、声を吹き込ませていただく過程はすごく楽しかったです。
「空」が醸し出す雰囲気は異質で、台詞のテンポやリズムも独特です。渡辺監督といろいろお話しをさせていただきながら、大人びているしゃべり方と、時折見せる少年らしさのバランスを意識しました。映画館を出たときに、周りの世界が少し違って見えるような作品になったらうれしいです。

<アングラード役/森崎ウィン コメント>
アニメーションの声優は初挑戦ということで、収録用の映像を何度も見返して本番に臨みました。『レディ・プレイヤー1』では、自分で演じたキャラクターの吹き替え版だったので、感情をつかみやすかったのですが、アニメーションの場合は、「絵の中にいるキャラクターと一緒に呼吸をしなくてはいけない」と感じました。
今回でいうとアングラードと僕、二人で一人という感覚で、その息がピタっ!とはまった瞬間はすごく気持ちがよかったです。それから、「一枚一枚絵を作ってくださった方との呼吸でもある」ということも感じました。僕とアングラードとアニメーターさんとのフィルムの中での共演をぜひ見届けてください。

<ジム役/田中泯 コメント>
オファーを頂き、海獣の子供の原作本が届き、一息で読みました。「参加せよ!」と何処からか聞こえる気がしたのです。好奇心の脈動に震える僕に安堵したのでした。
収録については、大きなヘッドホンからの自分の声に包まれて言葉を出す、まさしく声もカラダなのだ、と思い、演じることの面白さと際どさを同時に感じるお仕事でした。水の星・地球、緑のふるさと・地球、ヒトのふるさとは何処!

「海獣の子供」
6月7日(金)全国ロードショー

原作:五十嵐大介「海獣の子供」(小学館 IKKICOMIX刊)

<キャスト>
芦田愛菜 石橋陽彩 浦上晟周 森崎ウィン
稲垣吾郎 蒼井優 渡辺徹/田中泯 富司純子

<スタッフ>
監督:渡辺歩 音楽:久石譲 キャラクターデザイン・総作画監督・演出:小西賢一 美術監督:木村真二 CGI監督:秋本賢一郎 色彩設計:伊東美由樹 音響監督:笠松広司 プロデューサー:田中栄子
アニメーション制作:STUDIO4℃
製作:「海獣の子供」製作委員会
配給:東宝映像事業部

公式サイト:www.kaijunokodomo.com
公式twitter:@kaiju_no_kodomo

©2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会