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中川知香インタビュー「今の私には全部が初体験で、全部が新鮮」『就活家族~きっと、うまくいく~』出演

中川知香インタビュー「今の私には全部が初体験で、全部が新鮮」『就活家族~きっと、うまくいく~』出演

2015年「ミス・ワールド」日本代表の中川知香さんが、『就活家族~きっと、うまくいく~』で女優デビューを果たした。ドラマは、洋輔(三浦友和)、水希(黒木瞳)、栞(前田敦子)、光(工藤阿須加)の一家4人が全員就職活動をすることになる様を描いた物語。中川さん演じる大学生の加奈もまた、就職活動で悩める1人だ。ドラマの内容にちなみ、就職活動生が面接でよく聞かれる質問を基に、中川さんの素顔に迫りました。

中川知香インタビュー

◆まずは自己紹介をお願いします。

中川知香です。「ミス・ワールド」日本代表、「トリンプ」イメージガールを経て“女優宣言”し、この1月からドラマ『就活家族~きっと、うまくいく~』で女優デビューさせていただきました。

◆ご自身の長所は何だと思いますか?

「ミス・ワールド」日本代表になって世界大会に行ったのをきっかけに、気持ちをすぐに切り替えられるようになりました。結構ポジティブで、あまり引きずらないんです。1人で悩んで考え込むときもありますけど、そういうときはお風呂に浸かっていっぱい汗をかいて、その汗をシャワーで流してお風呂場を出たら、もう「よしっ!」って気持ちになっています。

◆「ミス・ワールド」世界大会でのどういう経験が、そうさせたんですか?

とにかくハプニング続きだったんです。まず会場がある中国に到着して早々荷物が届いていないことが分かって。審査内容も前日の夜になって知らされたり、当日いきなり「JAPAN(中川)、来て」と撮影に呼ばれたりするんです(笑)。だから、常に気を張っていましたね。例え審査でうまくいかなくても、いつまたすぐ次の審査があるか分からない。そういう状況で1か月間過ごしているうちに、いちいち悩んでいたら次に進めないなと思うようになって、精神面をずいぶん鍛えられました。

◆逆に短所は何だと感じていますか?

頑固なところ。一度「これ!」と決めたらとことんやりたくなっちゃうタイプなんです。だから、周りの意見もちゃんと聞くように気をつけています(笑)。

◆周りの人から、どんな人だと言われることが多いですか?

マイペースって言われます。何でも気分で決めちゃうんです。例えば、ジムに通うときもそう。毎週何曜日に行くって決めちゃうと、「今日行かなきゃ!」っていう使命感から憂鬱になるので(笑)、今日行けそう、頑張れそうってときはストイックにやるし、気持ちが乗らなければやらない。私の場合、そのほうが長続きするんです。

◆学生時代、最も力を入れたことは何ですか?

小学校、中学校とバスケットボールをやっていて、キャプテンを任されたこともありました。練習がない日も自主練して、バスケ漬けの生活でしたね。

◆男子生徒からモテたんじゃないですか?

全然モテなかったです(笑)。中学生にもなると、結構周りでも男子と付き合い始める女の子が出てくるじゃないですか。でも、私には縁がなかったですね。バスケのことしか見えてなかった。後輩の女子には少しモテたかな…(笑)。バレンタインデーにたくさんチョコをもらいました。

◆成功体験と失敗体験を教えてください。

成功体験も失敗体験も、「ミス・ワールド」のときです。2014年に最初にミスワールドに応募したときは審査員特別賞で、それもありがたいことなんですけど、日本代表にはなれなかったんです。それが悔しくて、翌年もう一度リベンジして、今度は日本代表として世界大会に出場することができました。経験を生かしたことがいい結果につながりました。

◆「ミス・ワールド」に応募したきっかけは、何だったんですか?

大学3年生になってちょうど就職活動を考えだした時期に、どこの会社を受けようかといろいろ探していたら、友人から「出てみれば?」と勧められたんです。最初は断りました。「私なんかが無理でしょ」と。でも、就職するなら今後こういうこともできなくなるかもしれないと言われて、大学最後の思い出作りとして応募することにしたんです。それがまさかこんなにも人生を変えることになるとは、当時思ってもみなかったです(笑)。

◆もしその友人の勧めがなかったら、どんな仕事に就きたかったですか?

化粧品関係のお仕事がしてみたかったんです。特にスキンケア用品はいろいろ使ってみたくなっちゃうので、家にたくさんあります(笑)。

中川知香インタビュー

◆この仕事を志望した理由は何ですか?

もともと女優になりたかったわけではないんです。今の事務所に入ったのは、「ミス・ワールド」のときにお声がけいただいたのがきっかけなのですが、そのとき私はモデルとしてやっていくんだと思っていたんです。ところが蓋を開けてみたら、演技レッスンを受けることになり、その初日にいきなり台本を渡されてこれを演じなさいと。しかもその演技を映像で撮って、みんなの前で見るんです。もう恥ずかしくて恥ずかしくて、早く家に帰りたいと思っていました(笑)。だけど、レッスンを続けていくうちに自分のせりふをアレンジしたり、言い回しや動きを工夫できないか考えたりできるようになってきて。楽しんでいる自分に気づいて、女優というお仕事に魅力を感じました。

◆その思いが実り、『就活家族』では女優としての第一歩を踏みだしましたね。

最初にお話を頂いたときは、本当にうれしかったです。一方で、デビュー作で三浦友和さんや黒木瞳さんといったそうそうたるメンバーに囲まれて、ちゃんと演じることができるだろうかという不安も大きかったです。

◆事前にどんな準備をしましたか?

私が演じる加奈は就活生なので、実際に就活をしていた友人の話を思い出していました。最近、街中でリクルートスーツを着た就活生っぽい人を見かけると、ついつい目がいっちゃうんです。表情がにこやかだったらうまくいったのかなとか、逆にしょんぼりしてたら加奈みたいに失敗しちゃったのかなとか、勝手にいろいろ想像しています。

◆せりふはどうやって覚えていますか?

掃除をしながら、もしくはお風呂に入りながら1人でぶつぶつせりふを繰り返し言って、覚えるようにしています。

◆第1話では、就活先から落胆しながら出てくる加奈を光(工藤阿須加)が見かけるシーンでの出演でしたが、あれが中川さんのファーストカットですか?

そうです。あのシーンが私にとって、初めてのドラマ撮影でした。緊張もあったんですけど、それよりもついに撮影が始まるというワクワク感のほうが大きくて、楽しんで臨めました。現場の雰囲気も、想像ではピリピリしているのかなと思っていたんですけど、皆さんすごく明るく、本番直前までコミュニケーションを取ったりしていて。それで気持ちが楽になったというのもあると思います。

◆映像が出来上がって、ご自身の演技をご覧になったときはいかがでしたか?

正直、反省点だらけです…。表情1つにしても、自分としてはできているつもりでも、視聴者の方には伝わらないんじゃないかと。自分の演技を客観的に見て、初めて痛感しました。そこはこれからの課題としてよりよくしていきたいです。

◆共演シーンの多い工藤さんとはもう打ち解けましたか?

工藤さんは年齢が近いこともあって、すごくお話しやすいです。演技の相談もできますし、プライベートの話もいろいろしてくださって、すごく気さくな方です。

◆この先、光と加奈が一緒に就活をする中で、恋愛関係に発展するなんてことは…?

少なくとも加奈は、光に対して好意があるんじゃないかなと。台本にはっきり書かれているわけではないんですけど、個人的にはそう思います。だから、演技ではそういう部分も意識してやっています。

◆ほかに、加奈のどんなところに注目してほしいですか?

加奈は就活塾に通うほかのみんなとはちょっと違っていて、例えば悪徳塾長の国原(新井浩文)に対してみんなが何も言わない中、1人反論したりするんです。それはどんな気持ちで言っているのか、考えながら見ていただけたらなと思いますね。

◆新井さん演じる国原の、悪徳塾長らしいあの鋭い目つきが恐ろしさを醸し出していますよね。

そうなんです。だから、塾生たちはみんな、国原から目を逸らしてしまう。そして言いくるめられて、何も言えなくなってしまう。そんな中で加奈が反論するんですけど、あの目を見ながらせりふを言うのがすごく恐くて(笑)。でも、そこに立ち向かわなきゃと思って、必死で国原の目を見るようにしています。普段の新井さんは全然そんな方じゃないんですけど、塾長のときは本当に恐いです(笑)。

◆三浦さんや黒木さんとの共演シーンはこれからですか?

黒木さんとは、離れたところでご一緒するシーンがあったんです。直接の掛け合いはなかったんですけど、黒木さんの演技を目の当たりにして、役に成り切っているのが遠くからでも分かって、そのオーラに圧倒されました。三浦さんとのシーンは残念ながらまだないんですけど、撮影しているところを見学させていただいたんです。そしたら、差し入れのお菓子を「これ、食べてね」って私に下さって。すごくお優しい方でした。

◆この仕事で挑戦してみたいことは何ですか?

女優として、いろんな役に挑戦したいです。私は身長が高いので、それを生かしたクールな役を演じてみたいです。例えば、『ドクターX』で米倉涼子さんが演じた女医や、『アンフェア』で篠原涼子さんが演じた女刑事のようなカッコいい女性を演じてみたいです。

◆米倉さんは事務所の先輩であり、中川さんたちの“女優宣言”の際には会見でご一緒されていましたが、何かアドバイスはありましたか?

米倉さんからは、何もかもが初めてで分からないことだらけだと思うけど、それはしょうがないことだから、恥ずかしがらずに分からないことはちゃんと聞くようとアドバイスを頂きました。そこで聞いておかないと、次に進めないからと。それは今も肝に命じています。

中川知香インタビュー

◆中川さんにとって“仕事”とは何ですか?

女優デビューさせていただいて、今の私には全部が初体験で、全部が新鮮なんです。最近よく「朝早くて大変でしょう?」と声をかけていただくことも多くて、確かに朝早ければ眠いときも正直あるんですけど(笑)、それすらも全く苦にならない。だから、私にとって「仕事」は「楽しいもの」です!

◆仕事のやり甲斐や喜びは何ですか?

家族や友人が喜んでくれたときですかね。「ミス・ワールド」日本代表になったときも、「トリンプ」イメージガールになったときも、家族がすごく喜んでくれたんです。友人も、私が写っているポスターを見かけると、その写真と一緒に「見たよ」ってメッセージを送ってくれたりして。すごくうれしいし、頑張らなきゃなって気持ちにもなりますね。

◆『就活家族』への出演の反響もありましたか?

お正月に地元に帰ったときに「絶対見るからね!」ってみんなから言ってもらえて。でも、その分ハードルが上がってしまったなと、ドラマが始まるのがちょっと怖くなってしまいました(笑)、それでもやっぱりうれしかったですね。あと、母が大興奮していました。まさか自分の娘が三浦さんや黒木さんと一緒にドラマに出るなんて思ってもみなかったでしょうから、最初にそれを伝えたときは「うそでしょー!?」って、目をウルウルさせていました(笑)。

◆中川さんの座右の銘は何ですか?

「継続は力なり」。学生時代にバスケをやっているときも、練習を続けていればいつかいいことがあると信じていましたし、今もそういう気持ちは変わりません。

◆最も感銘を受けた作品は何ですか?

私、映画「海街diary」を何回も見てるんです。1回目はまず通して見て、2回目は皆さんの演技に注目して、3回目は長澤まさみさんの演技だけに注目して。映画そのものはもちろん、メーンの4姉妹を演じる女優さんたちがそれぞれ引き寄せられるような演技をされているのがとてもすてきで、その中でも長澤さんが演じられた次女の役は、いつか私もこういうキャラクターを演じてみたいです。とても印象深い作品です。

◆最近、仕事以外で興味のあることは何ですか?

料理ですね。もともと好きでよく作るんですけど、最近は体作りのための料理をするようになりました。ジムに行くのも気分で決めちゃうような性格なので(笑)、料理を気をつけることで効率よく体作りができないかと思って。それをきっかけに勉強を始めてから、この野菜にはどんな栄養があるんだろうと思って調べたり、この栄養が足りないからこれを足そうかとか、そんなことをするのが楽しくなっちゃいました(笑)。

◆どういう体形が理想ですか?

例えばダイエットをするとき、食べなくなる人って多いですよね。でも、「ミス・ワールド」のときに各国のミスを見ていて思ったのが、みんなちゃんと食べて、その分ちゃんと動いて、きれいな筋肉をしているんです。だから、私も彼女たちを見習おうと思って。ほかの国のミスから言われたこともあるんです。「日本の子はすごく細くて、弱々しく見える」って。

◆最近はどんな料理を作りましたか?

寒いので、しょうがスープをよく作ります。でも。私が作るのは普通のしょうがスープじゃなくて、豆や昆布などいろんな野菜を一緒に入れるんです。野菜のエキスがスープに染み出して、栄養も取れるし、体も温まる。2週に一回くらいは、これを作って飲んでいますね。

◆10年後の自分は、どうなっていると思いますか?

10年後ということは、33歳ですね。いろんなドラマや映画に出て、いろんな役を演じることができる女優さんになっているのが理想です!

◆以上で質問は終わりになります。本日はありがとうございました。今回は就職活動での面接風に取材をさせていただきました。

ありがとうございました!(笑)

 

■PROFILE

中川知香
●なかがわ・ちか…1993年5月31日生まれ。AB型。新潟県出身。2014年に「ミス・ワールド」日本大会で審査員特別賞を受賞。2015年の同大会では日本代表に選ばれ、世界大会出場を果たす。同年には、2016年度「トリンプ」イメージガールにも決定。2016年3月に“女優宣言”し、『就活家族~きっと、うまくいく~』が女優デビュー作となる。
 

■番組情報

『就活家族~きっと、うまくいく~』
テレビ朝日系 毎週(木)後9・00~9・54

脚本:橋本裕志
出演:三浦友和、前田敦子、工藤阿須加、新井浩文、渡辺大、山本未來、中川知香、木村多江、段田安則、黒木瞳ほか

 
●text/甲斐 武

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