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多和田任益インタビュー「僕らが演じたことが正解で、不正解はない」『RIDER TIME シノビ』

多和田任益インタビュー「僕らが演じたことが正解で、不正解はない」『RIDER TIME シノビ』

3月31日(日)から東映特撮ファンクラブで独占配信される『RIDER TIME シノビ』。今作の主人公で、『仮面ライダージオウ』にも登場した仮面ライダーシノビを演じる多和田任益さんに、役柄への思いや見どころを伺いました。


僕らが演じたことが正解で、不正解はない

多和田任益インタビュー

◆『仮面ライダーシノビ』がスピンオフとして制作されると聞いた時の気持ちを聞かせてください。

 僕にとって“ヒーロー”は、子供のころから憧れていたけど雲の上の存在でした。でも芸能界に入るタイミングで、どうしても頭の中に“ヒーロー”の文字が出てきて、挑戦したいと思うようになったんです。『手裏剣戦隊ニンニンジャー』(2015)のスターニンジャー役に決まった時は、夢がかなってうれしかったですね。今でも街で子供たちから声をかけられたりして、「やっぱりヒーローは、ずっとヒーローなんだな」と感じていたところに、今回のお話を頂いて。スーパー戦隊に出たから仮面ライダーはないだろうなと思ってましたし、東映の方には「もっと年を取って、実力もつけていい渋みが出てきたころに、ぜひ悪役で使ってください」なんてお話していたので、本当に衝撃でした。

◆今作の脚本を読んでいかがでしたか?

 僕にとって仮面ライダーは、ちょっと頭をひねって見るものというか、ストーリーが大人でも楽しめるものというイメージがあったんです。でもこのシノビにはコメディの要素も多く含まれていて、スーパー戦隊のテイストも持ち込まれている感じで。1人の特撮ファンとして、仮面ライダーでこういうコメディ感をあまり見たことがなかったので、もしかしたらスーパー戦隊を経験した僕が演じるからこその面白さが出せるんじゃないかと。もちろん面白いだけじゃなくて、話の軸になる“影になりて人を守る”という忍の心得もちゃんと描かれていますし、2人のライダーが共闘する王道な要素もあって。子供はもちろん、特撮が好きな大人の方が見ても楽しめるなと思ったので、自信を持って現場に臨みました。

多和田任益インタビュー

◆役作りについて教えてください。

 神蔵蓮太郎/シノビはテレビシリーズに登場したキャラクターではありますが、柴﨑(貴行)監督から「テレビシリーズはあまり気にせず、台本を読んで多和田君が思ったとおりにやってみて」と言っていただいたので、まずは自分が思ったとおりに演じて、監督と作り上げていきました。スーパー戦隊や仮面ライダーは、僕らが演じたものが正解で、不正解はない。キャラクターを一から作って、役と共に成長していくという、ニンニンジャーの時と同じ感覚でした。

◆本作では、多和田さん演じる蓮太郎の妹・紅芭(華村あすか)が登場します。優秀な妹と、ちょっと頼りない兄という関係性はすぐに表現できましたか?

 脚本を読んだ時、蓮太郎と紅芭の関係がニンニンジャーの伊賀崎天晴(演:西川俊介)と風花(演:矢野優花)っぽいなと思ったんです。天晴の猪突猛進なところや、正義感が強い“THEヒーロー”というところが蓮太郎の性格と重なって、2人の関係性についてはイメージがしやすかったです。紅芭役のあすかちゃんとは、撮影初日が物語のクライマックスのシーンだったこともあって、兄妹として距離ができないように僕のほうから話しかけるようにしました。主演として僕が率先してやったのはこのくらいで(笑)。すぐに打ち解けることができて、初日の撮影後には妹と思えるようになれました。“守らなきゃいけない存在がいると人は強くなれる”ことを描いているのもこの作品の良さだと思います。

多和田任益インタビュー

◆撮影で大変だったことはありますか?

 これは“変身あるある”なんですが、変身アイテムをベルトにしっかりはめるのが難しいんです。それでも“手元を見ながらやらない”のが美学だと思っているので、そこは苦戦しつつも貫きました。テレビシリーズにゲストで出させていただいた時、「変身!」とカッコよく決めているのに、はまらないことが結構あって。でもその経験があったからこそ、本番は恐らく1回も失敗していないと思います。

◆4年ぶりの“忍者”はいかがでしたか?

 シノビは、特に紅芭には正体を明かせないので、絶対に顔を出して変身しないんです。もちろん演じている身としては「顔を出したい!」という気持ちはありますが、誰か分からないというミステリアスな部分があるからこそ、その人が気になったり、憧れたりすると思うんです。ニンニンジャーの時はスタイリッシュでカッコいい忍者でしたが、今回はちゃんと忍んでいる忍者(笑)。ニンニンジャーを見てくださっていた方は、その差も楽しんでもらえると思います。

多和田任益インタビュー

◆配信に先駆けて3月30日(土)には前夜祭として「プレミア上映&トークショー」が開催されますが、意気込みをお願いします。

 主演をやらせていただくからには、イベントもできたらいいなと思っていたので、ニヤニヤしちゃいます(笑)。『仮面ライダー龍騎』は僕が一番好きなライダーなので、並んで配信されることもすごく光栄なこと。熱狂的なファンも多い龍騎に負けないように、この上映会で仮面ライダーシノビの良さをお伝えしたいです。そして、僕のことを知らない仮面ライダーファンの方の心もガッチリつかみにいきたいなと。スターニンジャーとシノビ、二度変身した強みもあるので、もちろん子供たちの心も離さずに。最近は「仮面ライダーシノビの方ですよね?」と声をかけていただくこともたまにあるので、ニンニンジャーと両方見た子供たちが混乱しないかなっていうのは余計な心配ですかね?(笑)

 

■PROFILE

多和田任益 ●たわだ・ひでや…1993年11月5日生まれ。大阪府出身。A型。舞台「PSYCHO-PASS サイコパス~Virtue and Vice~」(日本青年館ホール:4月18日(木)~30日(火)、森ノ宮ピロティホール:5月4日(土)~6日(月))を控える。

 

■作品情報

「RIDER TIME 仮面ライダーシノビ」仮面ライダージオウスピンオフ
「RIDER TIME 仮面ライダーシノビ」

映像配信アプリ「東映特撮ファンクラブ(TTFC)」で3月31日(日)より毎週日曜3週連続で全3話配信

原作:石森章太郎
脚本:金子香緒里
監督:柴﨑貴行
出演:多和田任益、華村あすか、財木琢磨ほか
 
photo/中村圭吾 text/山下紗貴

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