滝藤賢一、山本舞香らチーム全員ひきこもりの異色刑事ドラマ『警視庁ひきこもり係』8・5放送

ドラマ
2021年07月20日

『ドラマスペシャル 警視庁ひきこもり係』

滝藤賢一主演の『ドラマスペシャル 警視庁ひきこもり係』(テレビ朝日系 後8・00~9・48)が8月5日(木)に放送される。

本作は、さまざまなバックグラウンドを抱えた個性豊かなメンバーが集まった「ひきこもり係」が、それぞれの隠れた能力が生かし、事件を捜査していく刑事ドラマ。

主演の滝藤が演じるのは、いつの頃からか警察署内の一室に住み込み、部屋から一歩も出ず、ひきこもったままの引谷太郎。警察署内でも噂になるが、その素性は誰も知らないという。そんな引谷が、働き方改革が進められる中で万年人手不足の問題を抱える各部署のサポートのために作られた生活安全課総務2係、通称「ひきこもり係」のキャップに就任。携帯のテレビ電話を活用して、完全リモート捜査で事件の真相に迫っていく。

「ひきこもり係」のメンバーは、元ハッカーで今は漫画喫茶にこもっている百田桜(山本舞香)、元陸上の代表選手で、けがによって挫折した草壁栄次(戸塚純貴)、元科捜研で、介護をきっかけに社会から孤立してしまった家藤時子(富田靖子)。それぞれに問題を抱え、桜と時子はひきこもり、草壁はひきこもり予備軍という“ワケあり”ばかりが勢ぞろいしている。

そしてこのメンバーを招集したのが、現役時代は数々の難事件を解決した元ベテラン刑事の花房等(高田純次)。3年前に定年退職しているが、警視監から直々に依頼され、このメンバーに声をかけていた。引谷をはじめ、「ひきこもり係」の一人ひとりを誰よりも理解している花房。そんな“ワケあり”で“はぐれ者”の5人が、事件を通してまさかの奇跡を起こしていく。

滝藤賢一 コメント

よくこんな話を考えたなと思いました。とてもうまくできているんですよ。刑事ものなのに「ひきこもり」ですからね。そんなことあります? もしシリーズ化したとしても外には出られないってことですから(笑)。逆に挑戦したくてメラメラ燃えています!
私が演じる引谷は出られない事情があっての「ひきこもり」なので、この状況を楽しんでいます。引谷の引きこもっている警察署内の部屋は植物など引谷の趣味に囲まれていて、とてもポップな上、衣装も洒落ております。植物とファッションが大好物な私は、スケジュールがタイトなのも忘れて、毎日ウキウキしながら撮影に行っていました。
このドラマの見どころは「ひきこもり係」の5人のチームワーク、そしてゲストの方々の圧倒的な存在感だと思います。戸塚君が演じる草壁や舞香ちゃんが演じる桜がたくましく成長していく姿にはグッときます! 富田さんが演じる時子さんはとてもキュートですし、高田さんが演じる花房さんは言わずもがなサイコーです! 老若男女多くの方に楽しんでいただける作品になっておりますので、ぜひ見ていただけたらうれしいです!

山本舞香 コメント

最初に『警視庁ひきこもり係』って聞いた時、もうタイトルが面白いなって思いました。私が演じる桜は元ハッカーと聞いていて、「これはせりふの量多いんだろうな…」って不安を感じたり、刑事ドラマということでもとても緊張していたりしたんですけど、現場がとても明るくて、楽しい雰囲気だったので安心しました。また、こういう経験をさせていただくのはとても貴重なことですし、自分の経験値としてもやらせていただけたことが、とてもありがたいと思いました。現場ではアドリブもあり、滝藤さんが良いアイデアを出してくださるので、とても楽しかったですし、いい経験になりました。
私にとっては新しい役柄の挑戦でしたし、「ひきこもり係」の掛け合いにも注目していただきたいなと思います。笑えるだけでもなく、真剣なだけでもなく、しっかりと家族愛なども描かれていて、泣けて笑えて楽しい作品になっていると思うので、ぜひ見ていただきたいなと思います。

戸塚純貴 コメント

僕が演じる草壁は引谷さんに振り回されながら、テレビ電話で捜査をするシーンがたくさんあるんですけど、テレビ電話越しでお芝居をするというのがあまりない経験で大変でしたが、すごく新鮮でしたね。どういう風に映っているのか、完成を見るのが楽しみです。撮影期間全体を通して、最後の3日間くらいでやっと全員が集結したのですが、それまでずっと僕はひとりで動いていたので、皆さんにお会いできた時は、ちょっと感動しましたね。寂しかったので(笑)。
全員でのシーンでは、滝藤さんが現場でいろんなことを提示してくださるので、それについて話したり、のっかって演じたり…皆でお芝居を作る、一つの劇団のような感じでした。すごくありがたかったですし、これが「ひきこもり係」なんだなって感じることができました。その現場での楽しい雰囲気だったり、みんなで作り上げていく感じが、本編通して視聴者の皆さんに伝わればいいなと思いますし、きっと伝わると思っています!

富田靖子 コメント

最初に台本を拝見した時、とても新しい切り口でしたし、「こういう風に捜査するんだ、ひきこもり係は!」って驚きながら、本当に楽しく読んだっていうのが、正直なところです。
私が演じる時子さんは、介護をしながらひきこもりになってしまったのですが、まずちゃんと、なぜ時子さんが引きこもりになったのかっていう理由を自分の中で明確に理解しながら演じることを心掛けました。ただ、だからと言ってそれで、「私はひとりぼっち」という暗いお芝居をするのではなく、それもありつつ、毎日ちゃんとそれなりに、自分の母親の介護をしながら丁寧に日々生きる女性にしたいという思いはありました。
現場では、滝藤さんがカッコイイお父さんのようで、そして実は舞香ちゃんが一番しっかりしていてお母さんのようで! 引谷お父さんと桜お母さんの中で、私はぬくぬくしていた感じです(笑)。皆が伸び伸びと個性を発揮している作品だと思うので、楽しみにしていただければうれしいです。

高田純次 コメント

「ひきこもり係」ってあまり聞かない新しいフレーズだから、ちょっと興味をそそられるよね、新鮮な感じもするし。この作品はね、最初に台本を読んだ時、ガツンと印象に残るような気がしたのよ。それをどういう風にやっていこうかなって思いましたね。第1作目をビシッと決めておかなきゃいけないじゃない? この作品に入るからには、とりあえず体作らなきゃいけないと思ってね、早朝から10キロマラソン、その後ちょっとピアノ弾いて、それからストレッチをやろうと思って…たんだけど、できないで終わったね(笑)。
あと共演者に初めての方が多くて、そういう時って楽しいよね。刺激を受けます。我々の年になるとなかなか刺激がないから。撮影現場が遠くて、それも刺激といえば刺激だったよね。

<あらすじ>

かつて代表にも選ばれた陸上の選手で刑事課に所属していた草壁栄次(戸塚純貴)は、事件で負ったけがが原因で戦力外通告を受け、部署を異動。やってきた先は、働き方改革が進められる中、万年人手不足の問題を抱える警察の各部署のサポートのために作られた、武蔵野中央署生活安全課総務2係、人呼んで「ひきこもり係」だった。
そこは、定年して3年たつ元ベテラン刑事の花房等(高田純次)が警視監から依頼されて作った寄せ集め部署で、元ハッカーで基本は漫画喫茶にこもっている百田桜(山本舞香)、元科捜研で今は母親の介護で自宅にこもっている家藤時子(富田靖子)ら、ひきこもりばかりが集まっていた。極め付きは、ひきこもり係のキャップ、引谷太郎(滝藤賢一)。いつからか署に住みつき、部屋にひきこもり続け…署内でも謎の存在となっている。
そんなひきこもり係に、行方不明になった婚約者を探してほしいと今井純奈(北香那)がやってくる。時を同じくして、大手IT企業「マウンテン」代表・山岸凌平が絞殺され、土下座の格好で遺体が発見される事件が発生。刑事課強行犯係の高瀬美幸(野波麻帆)らが追っていたこの事件に、花房の手回しでひきこもり係も捜査で加わることに。引谷と草壁は、捜査資料にあった山岸の写真を見て驚く。名前は違うが、純奈が探していた婚約者だったのだ。山岸は偽名を使って複数の結婚詐欺を働いており…。
そんな中、事件当日の現場付近に停まっていた車のドライブレコーダーから、山岸の殺害現場の公園から慌てて出てくる男を見つける。男の左手首のヴィンテージブレスレットを見た引谷たちは、純奈が働く保育園に出入りしている水の配達業者の町田和也(須賀健太)が付けていたものと同じものだと気づく。草壁は美幸ら強行犯係と共に和也の勤め先に向かうが、和也は昔の知り合いの悪徳弁護士に会いに行くと言ったまま、行方が分からなくなっていた。
その矢先、山岸の会社の顧問弁護士だった浅見麻里の遺体が発見される。山岸同様に麻里の遺体も土下座の格好していた。防犯カメラから、麻里は亡くなる直前にバーで和也と接触していたことが判明。美幸は容疑が濃厚となった和也を追うが、引谷は和也の犯人説に引っかかり、もう一度防犯カメラの映像を見直す。すると時子がガラスに映る顔を見つけ解析したところ、山岸の会社の競合で大手IT企業「福々」の代表・福富豊(正名僕蔵)だった。
だが、福富は山岸や麻里の殺害を否定、山岸の殺害時刻には会社説明会の生配信を行っていたアリバイも証明。さらに福富は、和也が山岸を恨んでいたと思わせる過去の関係を話し始める。
ますます和也への容疑が高まる中、衝撃の事実が次々と判明。捜査は混迷を極める。

『ドラマスペシャル 警視庁ひきこもり係』
テレビ朝日系
2021年8月5日(木)後8・00~9・48

<出演>
滝藤賢一、山本舞香、戸塚純貴、富田靖子、高田純次

<スタッフ>
脚本:大北はるか
ゼネラルプロデューサー:関拓也(テレビ朝日)
プロデューサー:都築歩(テレビ朝日)、岡美鶴(アズバーズ)
演出:樹下直美
制作協力:アズバーズ
制作著作:テレビ朝日

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