井ノ原快彦がNHK夜ドラで主演「肩の力を抜いて楽しんで」『つまらない住宅地のすべての家』

ドラマ
2022年08月22日
『つまらない住宅地のすべての家』井ノ原快彦

10月10日(月・祝)スタートの夜ドラ『つまらない住宅地のすべての家』(NHK総合 午後10時45分〜11時)に、井ノ原快彦、岸蒼太(ジャニーズJr.)、夏川結衣、中田喜子、尾美としのり、京野ことみ、浜野謙太、吉行和子の出演が決定。主演を務める井ノ原からコメントが到着した。

原作は、津村記久子による同名小説。本作では、“つまらない”と思いこんできた住宅地を舞台に、ちょっぴり残念な主人公とクセのあるご近所さんたちが巻き起こす、スリリングなのにユーモラスなホーム・サスペンス・ドラマを描いていく。

関東近郊のどこにでもあるような住宅地に、路地を挟んで9軒の家が並んでいる。挨拶はするけど、これといった近所付き合いもない。隣に住んでいるけど他人。好きでもなければ嫌いでもない。自分の人生とは関係ない人々。

そこに「刑務所を脱走した女がこの辺りに向かっているかもしれない」というニュースが飛び込んでくる。たまたま自治会長だった丸川明は、町の安全を守るために住民総出で見張りをすることを提案する。明にとっては妻が出ていった現実からの逃避だったが、この思い付きが町を大騒ぎに巻き込んでいく。

見張りをきっかけに、初めてご近所と深く関わることになった住人たち。それぞれの家が人知れず抱える問題が浮き彫りになってくる。子育ての悩み。社会からの疎外感。ひとり暮らしの寂しさ。彼らの悩みは、果たして解決するのか。そして逃亡犯が脱走した本当の目的とは。

本作の主人公・丸川明役を務めるのは、井ノ原快彦。明の息子・丸川亮太役を岸蒼太、山崎正美役を夏川結衣、笠原えつ子役を中田喜子、松山基夫役を尾美としのり、三橋博子役を京野ことみ、真下耕市役を浜野謙太、長谷川小夜役を吉行和子が演じる。

発表にあたり、井ノ原は「私が演じる主人公・丸川明は、近くにいたら面倒くさいし、残念なところもありますが、不思議な魅力を持った人でもあります。自分では特に意識していないけれども、あれよあれよという間に周りを巻き込んでいく、そんなパワーのある人です」と。

続けて「どこにでもありそうで、どこにもないような、クセのある家族が揃っています。逃亡犯のことはもちろん、それぞれの家族が抱える問題の行方にも注目して頂ければ。毎日15分、観たらきっとのめり込んでしまうと思います。ぜひ、肩の力を抜いて楽しんでご覧ください」とメッセージを寄せた。井ノ原のコメント全文と、8名が演じる役柄の詳細は以下を参照。

丸川明役・井ノ原快彦
『つまらない住宅地のすべての家』井ノ原快彦

<役柄>
信用金庫に勤める一児の父。几帳面でこだわりが強く、マイルールを作っては無意識に人に押しつけたりしてしまう。その息苦しさが嫌で、妻の苑子は少し前に家を出て行ってしまったが、ご近所にはそのことを隠している。一緒に暮らす息子の亮太は家事も手伝ってくれるが、最近どこかよそよそしい。そんな時、逃亡犯の出身地が近いことを知り、現実逃避で急に自治会長のスイッチが入る。「住民が交替で見張る」という明の思い付きが、やがて住宅地を大騒動に巻き込んでいく。

<コメント>
私が演じる主人公・丸川明は、近くにいたら面倒くさいし、残念なところもありますが、不思議な魅力を持った人でもあります。自分では特に意識していないけれども、あれよあれよという間に周りを巻き込んでいく、そんなパワーのある人です。
今回、初めて共演する方が多いのですが、皆さんとても個性豊かなので演じていてとにかく楽しく、クランクイン初日から素晴らしいチームワークで撮影が進んでいます。錚々たるキャストの皆さんの胸を借りる気持ちで、最後まで丁寧に演じたいと思います。
どこにでもありそうで、どこにもないような、クセのある家族が揃っています。逃亡犯のことはもちろん、それぞれの家族が抱える問題の行方にも注目して頂ければ。毎日15分、観たらきっとのめり込んでしまうと思います。ぜひ、肩の力を抜いて楽しんでご覧ください。

丸川亮太役・岸蒼太
『つまらない住宅地のすべての家』岸蒼太

<役柄>
中学3年生になる明の息子。空気を読まずに自分のペースを押し付ける父親にうんざりしつつも、家事もちゃんと手伝って明を支えている。家を出て行った母の苑子とは密かに連絡を取っているが、明には言ってない。右往左往する大人たちよりも冷静に状況を見ていて、明よりも早く逃亡犯の真相に近づく。

山崎正美役・夏川結衣
『つまらない住宅地のすべての家』夏川結衣

<役柄>
町に一つしかないスーパーマーケットでパートとして働く。真面目な仕事ぶりが評価されてチーフを任されている。2年前までは大手企業の課長として精力的に働いていたが、母の介護のために実家に戻った。その母も1年前に死去。今は、どこか他所の町への引っ越しを考えている。

笠原えつ子役・中田喜子
『つまらない住宅地のすべての家』中田喜子

<役柄>
叔母から相続した家に長く住んでいるが、夫が亡くなってからは一人暮らし。編み物や料理が趣味で、着物にも詳しい。一人暮らしで寂しい思いをしていたが、2階の一室が「見張り部屋」となったことで、ご近所さんたちが詰めかけることに。急に賑やかになったことを内心うれしく思っている。

松山基夫役・尾美としのり
『つまらない住宅地のすべての家』尾美としのり

<役柄>
スーパーマーケットの警備員。秋田県出身。友人から安く譲ってもらった家に一人で暮らしている。スナックで知り合ったフィリピン出身の女性と結婚を考えていたが破局。いまだ独身を貫いている。おしゃべりでお調子者な性格が、住民たちをつないでいく。実は、正美に好意を寄せているのだが…。

三橋博子役・京野ことみ
『つまらない住宅地のすべての家』京野ことみ ©池永一之

<役柄>
生まれ育った家に、夫と中学1年生になる息子と3人で暮らしている。スーパーマーケットでは、正美と一緒にパートとして働いているが、世間話をする程度の関係でしかない。息子の博喜は、人との関わりが上手く築けず、目を離すと放浪してしまう癖もあり、夫婦はそのことで日々、不安に苛まれている。

真下耕市役・浜野謙太
『つまらない住宅地のすべての家』浜野謙太

<役柄>
東京の設計会社で働く建築士。最近、都内のマンションを引き払って実家に戻ってきた。実は、婚約者と破局しているが、母親にはそのことを言い出せずにいる。実は、逃亡犯の昭子は、中学までの同級生だった。見張りに参加しつつも、昭子のことを信じたいという気持ちが強い。

長谷川小夜役・吉行和子
『つまらない住宅地のすべての家』吉行和子

<役柄>
この住宅地で、明らかに他の家とは違う大きな家が長谷川家。息子夫婦、中学生の孫と一緒に暮らす小夜は、今も一家の長として君臨している。自他ともに厳しく律する強い女性で、家族は誰も逆らえない。また、近所付き合いからも、あえて距離を取ってきた。家業の工務店は、かつて倒産の危機に瀕していたが小夜が1人で立て直した過去があり、そのことである秘密を抱えている。

番組情報

夜ドラ『つまらない住宅地のすべての家』(全24回)
NHK総合
2022年10月10日(月・祝)スタート
毎週月曜~木曜 午後10時45分~11時

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