佑(松島聡)の知られざる過去が明らかに…狩野(横山裕)と一緒に銭湯へ『帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし』第5話

ドラマ
2023年05月13日
『帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし』©テレビ朝日

横山裕(関ジャニ∞)が主演を務めるオシドラサタデー『帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし』(テレビ朝日系 毎週土曜 午後11時~11時30分)の第5話が、5月13日(土)に放送。松島聡、浅利陽介のコメントが到着した。

累計発行部数170万部を突破した津村マミの人気コミック『コタローは1人暮らし』。本作は、関ジャニ∞の横山裕主演で実写化した同ドラマの続編。今夜放送の第5話では、コタロー(川原瑛都)の親友・岩永佑(松島聡)の知られざる過去が明らかになる。

強くなるために1人暮らしを続けているコタロー。続編では幼稚園から小学校へと進学し「アパートの清水」の住人たちに見守られながら、少しずつ子供らしく成長している。先日放送の第4話では、美月(山本舞香)にコタローの父親(滝藤賢一)が接触するなど、ますます目が離せない展開に。

コタローの児童養護施設時代からの親友で、“竹馬の友”である佑。第5話ではそんな佑が20歳の誕生日を迎えるということで、コタローは狩野進(横山裕)らを交えて誕生日会をしようと企画する。実は佑が「誕生日」としていた日は、児童養護施設「空の家」に拾われた日で、本当の誕生日は別の日だった。そのことを知っていたコタローは本当の誕生日を祝おうとしていたのだ。

しかし、当の佑は浮かない表情。「拾ってもらった日があるから今がある」と考える佑は、コタローの気持ちを素直に受け取れず、仲違いをする形でその場をあとにしてしまう。そんな佑に、狩野はコタローが語っていたある思いを伝える。

コタローとは長い付き合いの佑に隠された知られざる過去。演じる松島も「佑は普段はポップでハイテンションなイメージですけど、その裏側にはいろんなストーリーがあって、佑自身が見せてこなかった表情や一面が色濃く見えてくることが多いと思います」と語り、「なぜそうなったのか?っていうのを皆さんにも佑がせりふを発していないところでもいろいろ想像していただき、今回は佑にも寄り添っていただけたらうれしいです」と呼びかけた。

そして第5話には、もう1つ重要なアイテムが登場。それは、佑が働くスーパーで売られているコタローのお気に入りのキャラメル。決して人気があるとは言えない商品をコタローが買い続けるのには、ある理由が…。それは、そのキャラメルを作ったのが父親(滝藤賢一)だからだった。

父親と自分をつなぐキャラメルを、今でも大切に買い続けていたコタロー。そんな2人の“昔の姿”を知る重要人物として登場するのが、浅利陽介演じる浅川秀吾。コタローの父親がスーパーの本社に勤めていたときの後輩だった浅川は、当時起きていた出来事も知っており、その時の状況とある後悔を狩野に打ち明ける。

演じる浅利は「人に対して、“こう言ってあげればよかった…”という後悔を胸に秘めるということを核にして演じることを心掛けました」と役作りを振り返り、「身近な子供を見守ろうというきっかけになったらうれしい」とメッセージを寄せた。

『帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし』©テレビ朝日

さらに今夜の放送では、横山演じる狩野と松島演じる佑が一緒に銭湯に行くシーンも。いつもはコタローと銭湯に行っている狩野が、どうして佑と銭湯に行ったのか。その真相にも注目だ。

放送終了後には、動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」で、松島主演のスピンオフドラマ『佑どののジブン探し』の配信もスタート。徐々に自分のやりたいことを探し始めた佑の姿をクローズアップし、周りの人々からの励ましを力に、新たな未来へと踏み出していく佑の姿を温かく描く。

松島聡 コメント

◆佑にスポットの当たる第5話を撮り終えて

よく大人の方が誕生日をお祝いされるのはうれしくないって言うじゃないですか。年を重ねることが怖いというか。でも今回のストーリーを通して、生まれてきたことを祝わってもらうっていうことは、自分が思っていた以上に喜ばしいことだな、って思いました。自分に関わる人が生まれてきたことへの喜びってちゃんと感じたほうがいいんだなって。
親に対して、自分を生んでくれたことへの思いをこのドラマ、特にこのお話の撮影に入るときに1回自分の中で思い出して臨みました。別に佑自身の生き方とは全くリンクはしてないですけど、ちょっと共感性があったなって思って…。
それから、素直におめでとうって言えるコタローの愛情の深さもそうですけど、何かを伝えるって実は簡単そうだけど難しくて、それでもそれって、ちゃんとしておいたほうがいいなっていうことも感じました。

◆『コタローは1人暮らし』に出演したことで、あらためてお芝居についてどのように感じましたか

僕は基本、お芝居に限らずですが、どんな現場でも力が入りすぎてしまうので(笑)。なので、今回横山君の自然な感じのスタンスがすごく勉強になりました。佑にならなきゃって思いが強かったけど、無理にそういうことをしなくてもいいのかな、とか。
そんなふうに肩の力が抜けていったのは本当に共演者やスタッフの皆さんのおかげですね。やっぱり空気感とか環境が大事というか、リラックスしてできたっていうのが一番かもしれないです。お芝居への向き合い方も徐々に変わってきて、それでも手探りですけど、学びの毎日でした。

◆佑の人となりや過去が明らかとなる第5話となりますが、視聴者にどんなメッセージを伝えたいですか?

佑は普段はポップでハイテンションなイメージですけど、その裏側にはいろんなストーリーがあって、佑自身が見せてこなかった表情や一面が色濃く見えてくることが多いと思います。なぜそうなったのか?っていうのを皆さんにも佑がせりふを発していないところでもいろいろ想像していただき、今回は佑にも寄り添っていただけたらうれしいです。

浅利陽介 コメント

◆『帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし』への出演が決まり、どんな準備をされましたか?

撮影する部分だけですが、原作を読ませていただきました。もちろん原作を尊重しつつ、ドラマ、俳優のオリジナリティーも楽しんでいただけたら、と思い、横山裕君、川原瑛都君の雰囲気を感じながら、浅川秀吾を演じました。

◆浅川はコタローの父親を知る重要人物。演じる上で大切にした部分はありますか?

人に対して、「こう言ってあげればよかった…」という後悔を胸に秘めている、ということを核にして演じることを心がけました。
作品の雰囲気はポップですが、テーマとして考えさせられることもあるので、見ている方がメッセージとして何かひとつでも伝わればな。と思います。そして身近な子供を見守ろうというきっかけになったらうれしいです。

◆撮影現場でのエピソードやお2人の印象などは?

横山くんとは現場でバスケの話ばっかりしていました。今度、一緒にプレイできたらうれしいですねぇ。川原くんは始業式が間近だったこともあって、どんな先生になるのか、どんなクラスになるかなどソワソワしてましたが、スタートの声がかかった時の切り替えはさすがと思いました。おかげで、せりふから伝わるパワーを感じて演じることができました。

第5話 あらすじ

さとうコタロー(川原瑛都)の”竹馬の友”、岩永佑(松島聡)が20歳の誕生日を迎えることになり、コタローはサプライズでの誕生日会を企画する。しかし当の佑は浮かない表情。狩野進(横山裕)も「佑くんの誕生日は1週間後では…?」と不思議に思う。
実は佑が「誕生日」としていた日は児童養護施設『空の家』に拾われた日。しかし施設にいた頃にたまたまそのことを知ったコタローは、佑の本当の誕生日を祝おうと考えたのだ。

「拾ってくれた日があったから今がある。だから誕生日は”拾われた日”」と思っているがゆえに、コタローの気持ちを素直に受け取ることができない佑。そんな佑に狩野は、コタローが去年の誕生日に話していた、あることを伝える。

コタローと仲直りをしなくてはと思いながらも、なかなか踏み切れない佑のもとに、ある日コタローがやってくる。実はコタローは佑が働くスーパーで売っているキャラメルが好きで、よく買いに来ていたのだ。そのキャラメルには、コタローと父親(滝藤賢一)をつなぐ、ある秘密が隠されていた。

番組情報

オシドラサタデー『帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし』
テレビ朝日系
毎週土曜 午後11時~11時30分

©テレビ朝日