「初日を迎えられて本当にありがたい」劇団Patch×カンテレの音楽朗読劇『マインド・リマインド~』が12月26日開幕

エンタメ総合
2020年12月25日

マインド・リマインド

劇団Patchとカンテレがタッグを組んで送る音楽朗読劇『マインド・リマインド~I am…~』のゲネプロが行われた。

『マインド・リマインド~I am…~』は、ある特定の香りから記憶が呼び起こされる“プルースト現象”の音楽版。登場人物は、ロボットのエンジニアをしている主人公の「僕」、「僕」の恋人で音楽好きな「彼女」、「僕」の友人でもある「彼女の弟」、「僕」が訪れるクリニックの「医師」の4人で、劇団Patchメンバーが公演ごとに組合せを変えて「彼」「彼女の弟」「医師」の役で3人ずつ出演。ヒロインの「彼女」を谷村美月と入山法子がWキャストで演じる。

ゲネプロは大阪公演千秋楽に登壇するメンバー(「僕」…松井勇歩、「彼女」…入山法子、「彼女の弟」…中山義紘、「医師」…藤戸佑飛)で行われ、ゲネプロ後には中山をはじめ、井上拓哉、松井、近藤頌利、納谷健、谷村、入山の7人が出席して囲み会見が行われた。

マインド・リマインド

中山は翌日に迫った初日について「今年は劇団Patchにとってもリスタートの年で、いろいろと考え直すきっかけが多い年でした。初日を迎えられること自体、本当にありがたい気持ちでいっぱいです」とあいさつし、「作品的にも人間の愛、人間が考えていることとはなんだろう?というものが題材なので、それを生の人間が舞台上で演じることがピッタリ。いい作品ができたと自信があります」と笑顔。初日の公演で主人公の「僕」を演じる井上は、「一発目の公演で、全部で9通りの組み合わせがある中でお客様にイメージしてもらいやすいように、模範解答じゃないですけど素敵な物語をお届けできれば」と語った。

ヒロイン役の谷村は、「自分はコロナ禍の中でも舞台に立つことができていた方でしたが、今回、お稽古をしていて、マスクで相手の表情が読めない難しさを痛感しました」とコロナ禍での稽古を振り返り、一方の入山は「単身で大阪に2週間滞在し、ほとんどが稽古場とホテルの行き来と気分転換に公園に散歩くらいでしたが、そんな中でも大阪の人のパワーというのをとても実感しました。ちょっと異国に来たような気分」と大阪の印象についても明かした。

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