元不倫相手の家族と団らん 寺島しのぶ×豊川悦司×広末涼子「あちらにいる鬼」新場面写真解禁

映画
2022年10月15日
「あちらにいる鬼」©2022「あちらにいる鬼」製作委員会

寺島しのぶ、豊川悦司がW主演、広末涼子が共演する映画「あちらにいる鬼」(11月11日(金)公開)より、場面写真が解禁された。

原作は作家・井上荒野が、父である作家・井上光晴と母、そして瀬戸内寂聴の3人をモデルに創作した「あちらにいる鬼」。W主演を務めるのは、寺島しのぶと豊川悦司。寺島が演じるのは、瀬戸内寂聴をモデルにした人気作家・長内みはる。豊川が演じるのは井上光晴をモデルとした作家・白木篤郎。共演の広末涼子が篤郎の妻・笙子を演じる。

監督は廣木隆一、脚本は荒井晴彦。さらに高良健吾、村上淳、蓮佛美沙子、佐野岳、宇野洋平、丘みつ子らが共演し、情愛を超えたその先の境地に迫る、濃密な人間ドラマが完成した。

雷が落ちたように引かれ合い、身を焦がすような恋に溺れる作家の女と男、そして彼らの関係を黙認し、一歩引いたところにいる男の妻。まるで想像のできない男女の在り方が描かれた「あちらにいる鬼」著者の井上荒野は、豊川が演じる白木篤郎のモデルになった井上光晴の実の娘だ。そして、井上光晴の相手はその名を知らぬ人はいないであろう、故・瀬戸内寂聴。

原作発売当時、寂聴が帯に寄せた「作者の父 井上光晴と、私の不倫が始まった時、作者は五歳だった。」というコメントは、あまりにセンセーショナルで衝撃的であり、多くの人々の耳目を集めた。

解禁された場面写真には、既に長い髪を剃り落とし、法衣に身を包んだ主人公・長内みはる、もとい寂光が、かつての恋人であった篤郎の自宅を訪れ、彼の家族と共に食卓を囲んでいる様子が写し出されている。篤郎の妻・笙子の手料理に舌鼓を打つ寂光だが、彼女の隣に座っている少女こそが、若かりし日の荒野をモデルにした白木家の長女の姿。この一枚からだけでも、彼らの関係がいかに稀有なものかが伝わる。

作品情報

映画「あちらにいる鬼」
2022年11月11日(金)全国ロードショー

出演:寺島しのぶ、豊川悦司、広末涼子
監督:廣木隆一
脚本:荒井晴彦
原作:井上荒野「あちらにいる鬼」(朝日文庫)
製作:「あちらにいる鬼」製作委員会
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
企画・制作:ホリプロ
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ

公式HP:happinet-phantom.com/achira-oni
公式Twitter:@achira_oni

©2022「あちらにいる鬼」製作委員会