超特急「バッタマン」をカバーした“大至急”は、なんと本家以外のすべてのグループから胸アツなメンバーを招集。中でも、初日のお返しとばかりに兄タクヤのポジションを弟のNAOYA(ONE N’ONLY)が、そして、この曲のセンターであるハル役を佐野勇斗が務めることが映像で発表されると、会場は驚きと喜びの声で大揺れした。登場するなり高笑いをあげた佐野が「この曲をやるということは、このエビライで一番盛り上がれ! 行くぞ!」と号令をかけ、「8号車!」の雄叫びと共にバッタダンスを繰り出せば、場内には“バッタバッタバッタバッタマン!”の壮絶なコールが。
大好きな先輩であるリョウガ役を担当する高岡ミロ(Lienel)は変顔でリスペクトを示し、ユーキ役の吉澤要人(原因は自分にある。)もアロハ役のYUMA(BUDDiiS)も満面の笑みで身体を振って踊り続ける。ツインボーカルであるタカシのパートには初日のシャッフルユニットで彼とペアを組んだ八神遼介(ICEx)が、シューヤのパートにはボーカリストとして普段から交流のある武田創世(Lienel)が入ったが、2人は2日目の歌選抜でも共演しており息もピッタリで、余裕さえ感じるハーモニーを聞かせてくれた。
8年ぶりに「バッタマン」で兄のパートに入ったNAOYAは、この日のアンコールで「当時より強い気持ちを持って披露することができました」と語った通り、覚悟と自信のあるパフォーマンスを見せ、マサヒロ役のジャン海渡(SUPER★DRAGON)やカイ役の田中雅功(Sakurashimeji)と共に、曲中せりふでも腹から声を出していた。そして大サビでは、なんと佐野が上裸になって花道を爆走! 投げキスで決めながら最後は「ごめんなさい!」と言って周りにはたかれながら、熱狂のシャッフルステージを締めくくってみせた。
制服姿で校内を歩くアロハ(超特急)と山中柔太朗(M!LK)が対峙し、見つめ合うオープニング映像が会場内に悲鳴を引き起こすと、映画「純愛上等!」でW主演した二人のユニット“鶴and亀”がセンターステージに登場。MVと同じウエスタンなピンク衣装で映画主題歌「LOVE 2000」を“愛はどこからやってくるのでしょう”と歌う2人に、“鶴亀オンリーワン!”と超特急メンバーが考案したコールも炸裂して、2人とも笑顔になる。スタンドマイクを並べて歌う2人が観客の前でパフォーマンスするのは今回のエビライが初めてで、初日に山中は「緊張したよ」とポロリ。アロハはコール音量のすさまじさに「最高です。イヤモニを貫通してました」と喜び、2人で「鶴君」「円さん」と役名で呼び合ってオーディエンスを沸かせた。
「ここからは、これまでの“エビライ”で生まれた名曲をお届けします」というアロハのMC通り、初日は2025年のエビライで誕生したアイドルユニット“情熱アチチ?恋泥棒”が「Resplandor」を披露。休養中のリョウガ(超特急)の代わりに、彼のうちわを持ったHAYATO(ONE N’ONLY)が「離さないぜ」と熱く第一声を放つと、会場は一気にどよめいた。
曽野舜太(M!LK)、田中洸希(SUPER★DRAGON)、TETTA(ONE N’ONLY)、武藤潤(原因は自分にある。)、TAKUYA(BUDDiiS)とオリジナルメンバーはそのままに、歌謡調のラテンチューンをスタンドマイクで情熱的にパフォーマンス。田中は「ねぇ、チューしよ」と決めぜりふをアレンジし、曽野の「抱きしめて、いい?」から始まる決めぜりふリレーでも、文字通り恋泥棒をしてみせる。電飾付きの星型タンバリンを手に、最後は武藤の情感たっぷりな長尺せりふから「愛してる」とフィニッシュ。湿度の高いダンス&ボーカルでオーディエンスを酔わせてみせた。
2日目はEBiDAN内の3組の兄弟によるユニットが、2023年に披露した「Run up!!!!!!」を再演。BUDDiiSのSHOOTは兄MORRIEのうちわを持ってメインボーカルを務め、その横でタクヤ(超特急)&NAOYA(ONE N’ONLY)、HAYATO(ONE N’ONLY)&FUMIYA(BUDDiiS)の兄弟2組が肩を並べてペアダンスする。兄弟が背中合わせで座り、兄が弟を立たせるアクションでは歓声が湧いて、SHOOTがうちわを掲げて「お兄ちゃん、見てっか! ゆっくりでいいからな! 無理すんなよ!」と配信のカメラに向かって声を上げれば、他の4人も満面の笑顔に。
全員が3年前よりも明らかに進化した歌声を聞かせ、当時は2人で歌ったパートを1人で歌い切ったSHOOTの頭をタクヤが撫でてFUMIYAがハグ。最後はSHOOTが「お父さん、お母さん、ありがとう!」と、3年前にMORRIEが言ったのと同じせりふで締めくくったのも熱い。
3日目は2024年の運勢ランキングの上位メンバーと下位メンバーで組んだ“IKE!IKE!福男ランキングドリームユニット”が2026年バージョンで再来。この日はランキング1位の志賀李玖(ICEx)を中心に、彼と同じ生年月日で2位の杢代和人(原因は自分にある。)、3位の柴崎楽(SUPER★DRAGON)、4位の山中柔太朗(M!LK)と、下位メンバーの阿久根温世(ICEx)、近藤駿太(Lienel)で、2年ぶりに「ラッキーあげるよ!」をパフォーマンスした。
当時と同じく上位メンバーは白猫、下位メンバーは黒猫を肩に乗せた衣装で、晴れやかな上位チームと憮然とした下位チームの表情の対比も楽しい。曲中「僕たちのラッキーパワーで、ここにいる全員…いや、世界中をラッキーにしていくんだよ!」と自信たっぷりに語る山中に、花道をダッシュする杢代は共に今年上半期の「国宝級イケメンランキング」で1位を獲得しているため、運勢ランキング上位の結果は2年経っても健在? 若手メンバーも多いぶんパフォーマンス力は当時より大きく向上しており、ラッキーパワーはEBiDAN全体に波及していることを感じさせた。
4日目は、2023年のEBiDAN 西日本ユニットがパワーアップしてカムバック。ほら貝の音が鳴り、超特急のタカシ(大阪)、マサヒロ(山口)、ハル(熊本)、M!LKの吉田仁人(鹿児島)、塩﨑太智(和歌山)、曽野舜太(三重)と西日本出身の6人が額を床につけた正座スタイルから顔を上げ、“西日本! 西日本!”と「青春~珍道中~」を歌い始めると、一瞬の隙なく“ハイ!”のコールが客席から湧く。“好きやで 好きっちゃ 好きやけん”と愛らしく歌い踊る彼らに割れんばかりの歓声がこだまし、吉田が牽引する“チェスト!”コールも炸裂。
さらに、曲後半でユーキ(徳島)が「好きになってしもうたけん、付きおうてくれへん?」と、ICExから大阪出身の阿久根温世と竹野世梛、兵庫出身の筒井俊旭、Lienelから大阪出身の森田璃空と新メンバー4人を引き連れてステージに登場すれば、場内はさらに熱くヒートアップする。関西圏の新メンバーは大阪出身のタカシに抱きつき、ユーキも後ろからタカシの頭にキス。最後は全員で3年前よりもずっと大きなハートを作って、EBiDANの拡大ぶりを目に見える形でも表した。
ここで場面は再び学園内に移り、田中雅功(Sakurashimeji)が先生となって、ICExとLienelのメンバーにEBiDANの歴史を講義。2011年にスターダストプロモーションの若手俳優が集まって発足したことを伝え、「小泉光咲が小学生の頃、おうちでしていたお手伝いは?」(正解は、洗濯物をたたむ)、「BUDDiiSの中で一番足が速いメンバーは?」(正解はYUMA)など、メンバーに関する抜き打ちテストも行われた。終業チャイムが鳴って、9組60人のうち最後に事務所に入所した八神遼介が「僕、もっとEBiDANの歴史を知りたくなりました!」と申し出る。そして、彼が視聴覚室で「EBiDAN History Vol.1」と書かれたディスクをプレイヤ―に入れる映像が流れると、EBiDANの歴史を振り返るメドレーが幕を開けた。
まずは初期のEBiDANを牽引し、森崎ウィンがボーカルを務めていたPRIZMAXの「Mysterious Eyes」を、彼らと親交の深かった超特急のカイ、ユーキ、タカシ、そしてPRIZMAXの後期に在籍していたFUMINORIとKEVINで披露。KEVINが歌い始め、超特急ではダンサーのカイ、そしてボーカルのタカシが歌いつなぐと悲鳴のような歓声が。その横でFUMINORIは再びPRIZMAXの曲を踊ることができる喜びを笑顔に乗せ、ユーキはリスペクトを込めた真摯な表情で躍動してみせる。
続いて、2014年にテレビ番組の企画の中で生まれた「けもパン世界タイトルマッチ」のイントロが流れ、センターステージにはM!LKの佐野勇斗、吉田仁人、塩﨑太智、SUPER★DRAGONの志村玲於、古川毅、飯島颯、伊藤壮吾、田中洸希、池田彪馬、柴崎楽にSakurashimejiの田中雅功、髙田彪我、Lienelの高岡ミロの姿が。その頃、研究生として実際に踊ってきたメンバーが、当時と同じピンクのTシャツを着て、けも耳をつけて“けもパンチ!”するという、まさかの事態に客席は沸きまくる。久々の“けもパン”にノリノリのメンバーあり、佐野のように虚無顔を見せるメンバーありだが、EBiDAN歴の長い高岡によると約10年ぶりに踊ったメンバーもいたとのこと。大人になった彼らの豪華すぎる“けもパン”が見れるのも、間違いなくエビライだけだ。
さらに、せり上がったセンターステージの上から「僕たちの大事な曲です」(14日)、「このメンバー、エビライでしか見れないぞ!」(15日)と長野凌大(原因は自分にある。)がタイトルコールしたのは「ebidence」。EBiDAN研究生の選抜プロジェクトとして2017年に始動したBATTLE BOYSの初オリジナル曲で、原因は自分にある。の長野、武藤潤、小泉光咲、そして2018年にM!LKに加入した山中柔太朗と曽野舜太が、当時、全国選抜メンバーとしてパフォーマンスしていた曲である。さらに、原因は自分にある。の前身であるBATTLE STREETとしてもCDリリースしている思い出の曲を、原因は自分にある。の7人と山中、曽野で8年ぶりにパフォーマンス。全国選抜だった5人はオリジナル通りのパートを担当し、長野が「負けらんない」と放つと場内に悲鳴が。衣装も当時のものを再現した胸アツのステージで客席を興奮の坩堝に叩き落とした。
メドレーの最後は、M!LKのツアーでバックダンサーを務めたこともある研究生の選抜チーム・TEAM M! from EBiDAN NEXTの曲として2022年にリリースされた「Hug Hug Hug」。オリジナルメンバーだったハル(超特急)を中心に、やはり研究生時代にTEAM Sとして歌っていたICExの志賀、中村、阿久根、千田、山本、竹野、さらにLienelの芳賀、森田、高桑が加わり10人で犬目線の楽曲をプリティにパフォーマンスする。
当時をオマージュした黄色の衣装で“もっと好きになってよ!”と、当時と同じパートとせりふを笑顔で放つハルに黄色い歓声が湧き、最後は全員で大きなハートを作って、まさかの復活と再会に満ちたメドレーを締めくくった。EBiDANに歴史あり。それは、つまり人にも歴史ありということで、メンバー個々の人生もEBiDANの歴史の中で紡がれ、磨かれてきたのである。
さらに4日目は、EBiDANレジェンド卒業生としてPRIZMAXのボーカリストだった森崎ウィンと、2022年のエビライでEBiDANを卒業したDISH//からのコメントも上映された。EBiDANの拡大を喜び、超特急のメンバーとは超特急になる前からレッスンで会っていたこと。カイとリョウガにはよくイジられていたので、いつかイジり返したいと暴露しつつ、「僕もEBiDAN出身者として恥じぬように頑張ってまいります」と宣言してくれた。DISH//は「EBiDANに参加するか否かのFAXが届いたことが始まりで、俺らはまんまとYESと言ってしまった」と告白。原宿で路上ライブをしていた初期の思い出話もしつつ「祝福ムードでガッツリ盛り上がっちゃってください」とエールを贈った。









