片桐はいりインタビュー「心のどこかに置いておくような作品になってほしい」『東京放置食堂』

特集・インタビュー
2021年09月29日

◆ドラマを通じて、伝えたいメッセージがありましたらお願いします。

メッセージというか、東京都である必要はないかもしれないけど都会の暮らしから船で約1時間45分の所に離島があり、そこにはこんな暮らしがある。しかも、ふらっと行ける所にこんな原始の島みたいなものがあるんだということを、週の半ばに風景を見て知ってほしいです。ちょっと疲れがって時にそういう景色を見ていただきたいですし、少し休めばあそこに行けるんだ! と思っていただけるとうれしいです。私も東京に帰って仕事に戻った時に、「ちょっと休めば大島に行けるんだ!」ってきっと考えると思うんですよね。そういう場所があるって、重要な気がするんです。心のどこかに置いておく作品として、このドラマがそうなるといいなぁと思っています。

PROFILE

片桐はいり
●かたぎり・はいり…1963118日生まれ。東京都出身。最近の出演作にドラマ『ひねくれ女のボッチ飯』、映画「キネマの神様」などがある。また、2022年前期放送の連続テレビ小説「ちむどんどん」(NHK総合ほか)に出演が決まっている。

番組情報

『東京放置食堂』
テレビ東京ほか 毎週(水)深110140

STAFFCAST
監督:アベラヒデノブ
脚本:和田清人
出演:片桐はいり、工藤綾乃、与座よしあき、松川尚瑠輝、梅垣義明ほか

(2021年929日(水)放送 第3STORY
六法全書を読む日出子(片桐)に男の子が近づいてくる。男の子は、日出子に「裁判官だったから、悪いやつに恨まれてない?」と尋ねられる。その言葉を聞いたせいか、夕方、渚(工藤)と歩いている時に、背後に誰か付けてきていないか気になってしまう。そんな予想が的中したのか、大島に山中正平(竹中直人)がやって来る。「女にケジメをつけに来た」という正平。その女とは、まさかの日出子…!? 果たして、二人の間には一体何があったのか…。

 

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/houchishokudo/

©「東京放置食堂」製作委員会

text/浅野明菜

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5