【#今旬コレクション】志田彩良&鈴鹿央士「芸能界というきらびやかな世界に飲まれずに自分の感覚を大切にしたい」

特集・インタビュー
#今旬コレクション
2021年10月18日

【#今旬コレクション】志田彩良&鈴鹿央士

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優&女優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第18回は映画「かそけきサンカヨウ」に出演する志田彩良さん&鈴鹿央士さんが登場です!

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」志田彩良&鈴鹿央士

◆劇中で特に印象的だったシーンを教えてください。

志田:私が演じた陽が中華料理屋さんで初めて父(井浦新)の再婚相手である美子(菊池亜希子)さんとその娘であるひなた(鈴木咲)ちゃんと対面して「初めまして」と言うシーンです。ひなたちゃんがとにかく無邪気でかわいくて。思い出すだけでもほっこりします。

鈴鹿:いやぁ~かわいかったね~。

志田:初日から人見知りせずにずっとくっついてくれて。ひなたちゃんはみんなのアイドル的存在でしたね。

鈴鹿:僕が印象に残っているのは、同級生の沙樹(中井友望)が学校を休んでいる時に、数人(遠藤雄斗)に「部活代わりに行って。今度赤い風船でおごるわ」と言ってバイバイをするシーン。

志田:何で?

鈴鹿:「赤い風船」を「赤い公園」って思いきり間違えてしまって…。「えっ、それバンドだから」ってツッコまれた覚えがあるんだよ(笑)。

志田:央士君も遠藤君も音楽が好きで、撮影中によく話してたからじゃない?

鈴鹿:確かに。その影響が無意識のうちにせりふにも出てたのかも(笑)。あと、撮影中はカメラで写真を撮り合っていたよね。

志田:そうだったね! お互いカメラが好きなので、フィルムカメラを使ったりして。

鈴鹿:キャストの皆のことも撮っていたんですけど、気付いたらひなたちゃん役の咲ちゃんが多めになってました(笑)。

志田:分かる~! かわいくてつい撮りたくなっちゃうんですよね。これからお互いのSNSなどでアップしていくと思うので、ぜひチェックしてみてください!

【#今旬コレクション】志田彩良&鈴鹿央士

◆ちなみに普段お二人は、友達や周りの人からどんな人だと言われますか?

志田:話してみると今まで思っていたイメージとは全く違うとよく言われます。

鈴鹿:それ分かる!

志田:見た目はおとなしそうに見えるのに、すごいしゃべるのが意外だと言われます(笑)。央士君ともそうなんですけど、つい熱い話をしたくなってしまうんですよね。

鈴鹿:語る語る(笑)。

志田:そんなに話すイメージがないからか「一見何も考えていなさそうで、実はすごい考えているんだね」とも言われます。

◆撮影中も二人でディスカッションしたりするようなことはあったんですか?

志田:ありましたね。とはいえ、今作が初対面だったので、共演を重ねた今に比べたらだいぶ抑えめではあると思うんですけど(笑)。

鈴鹿:同じ年ということもあって、自然と距離が縮まっていきましたね。

【#今旬コレクション】志田彩良&鈴鹿央士

◆意外な一面がある志田さんに対して、鈴鹿さんはどんな人ですか?

鈴鹿:僕も彩良ちゃんと一緒で、見た目とのギャップがあるとよく言われます。フワフワしていて、それこそ僕も何も考えてなさそうに思われるんですけど、自分が大切にしたいものは何が何でも守り抜きたいという強い気持ちはあります。

志田:男らしい~!

鈴鹿:地元の岡山から上京して4年目で、まだ現場の数は少ないですけど、芸能界というきらびやかな世界に飲まれてしまうのではなく、岡山で培ってきた感覚を大切にしながら、自分が違和感を感じたものにはちゃんと違うと言える男でいたいなって。

志田:カッコいい~! そういう意味でも央士君はちゃんとこだわりを持って、それを貫いているよね。

鈴鹿:こう見えて、実は意外と考えてます!

志田:中身が詰まっているか、嘘をついているかどうかって話していたら分かるじゃないですか? まさに央士君は嘘がない人だなって思います。

鈴鹿:(照笑)

志田:分からないことはちゃんと分からないって言ってくれるし、知ったかぶりとかを絶対にしないところが話していてすごく好感を持てます。信頼できる人だなって思いますね。

鈴鹿:うれしい。でもそれは彩良ちゃんにも言えることです。

志田:あと、すごく一途。例えばこのアーティストが好き! という人に出会ったらずっと聴き続けて、周りの人にもいいよって薦めたり。

【#今旬コレクション】志田彩良&鈴鹿央士

◆ちなみに今、お薦めのアーティストはいますか?

鈴鹿:奥田民生さんですね。実は彩良ちゃんから薦めてもらって、それ以来ハマって聴いていて。自分から薦めることも多いんですけど、自分の知らないジャンルの音楽も知りたいので、周りからの意見もたくさん聞くようにしています。

志田:私はandymoriさんですね。央士君に教えてもらってから最近お気に入りで。全曲ダウンロードして聴いてます。

鈴鹿:おぉ~~! 素晴らしい!! お薦めした曲を誰かに聴いてもらえるってうれしいですね。

【#今旬コレクション】志田彩良&鈴鹿央士

◆最後に、今作で主人公たちはいろんな経験を積んで大人へと成長していきますが、お二人が「大人になったな~」と思った出来事はありますか?

志田:う~ん…何だろう?

鈴鹿:僕はショウガが食べられるようになったことですね。もともと苦みのある食べ物が苦手だったんですけど、年齢を重ねていくうちに、食べられるようになって。味覚もちょっとずつ変化してきてるのかなって思いました。

志田:私は昨日の話なのですが、車を運転している時に、ふと「自分で運転できるようになったんだ!」って不思議な気持ちになって。免許を取る前は、運転なんて難しくて絶対にできないだろうなと思っていたので、自分で運転していることが信じられなくて(笑)。大人になったなと思いました。

PROFILE

志田彩良
●しだ・さら…1999年7月28日生まれ。神奈川県出身。A型。最近の主な出演作はドラマ『ドラゴン桜』『ゆるキャン△』シリーズ、映画「鬼ガール!!」など。

鈴鹿央士
●すずか・おうじ…2000年1月11日生まれ。岡山県出身。O型。最近の主な出演作はドラマ『ドラゴン桜』、映画「ホリミヤ」「星空のむこうの国」など。メンズノンノモデルとしても活躍。

番組情報

「かそけきサンカヨウ」
現在公開中

原作:窪美澄
監督:今泉力哉
脚本:澤井香織、今泉力哉
出演:志田彩良、井浦新、鈴鹿央士、中井友望、鎌田らい樹、遠藤雄斗、石川恋、鈴木咲、海沼未羽、菊池亜希子、西田尚美、石田ひかり

<STORY>
陽(志田)は、幼いころに母の佐千代(石田)が家を出て以来、父の直(井浦)と二人で暮らしていた。しかし直の再婚によって新しい母・美子(菊池)とその連れ子・ひなた(鈴木)との新たな暮らしが始まることに。陽はそんな家庭環境への戸惑いを自分と同じく家族関係に悩む同級生の陸(鈴鹿)に打ち明ける。

©2020 映画「かそけきサンカヨウ」製作委員会

●photo/干川 修 text/星野彩乃