溝端淳平インタビュー「稜はいいヤツ過ぎるので、疑われてもしょうがないかも(笑)」『愛しい嘘~優しい闇~』

特集・インタビュー
2022年02月04日

『愛しい嘘~優しい闇~』

愛本みずほによる人気コミック「愛しい嘘 優しい闇」をドラマ化した『愛しい嘘~優しい闇~』(テレビ朝日系)が現在放送中。原作とは異なるオリジナル展開も盛り込まれ、放送開始以来、多くの話題を集めている。TV LIFE webでは、主要キャストを務める波瑠、林遣都、溝端淳平、本仮屋ユイカ、黒川智花、新川優愛の6人によるリレーインタビューを実施。第4回には、ヒロイン・望緒(波瑠)の幼なじみである深沢稜を演じる溝端淳平さんにご登場いただき、これまでの振り返りや気になる望緒との恋模様などについてお話を伺いました。

 

第3話(128OA)の放送を終えましたが、毎話が驚きの連続です。

ずーっと衝撃的な展開が続いてますよね。第1話ではいきなりラストで奈々江(新川)が亡くなり、第2話では望緒が襲われたり、優美(黒川)が夫からDVを受けていたことが発覚したり。そして第3話ではその優美が最後に命を落として…。見どころがありすぎです。中でも印象的だったのが、優美が“奈々江を殺したのは自分”だと打ち明けたこと。台本を読んだ時も「まさか!?」と思いました。しかもおそらく彼女は、望緒に降りかかる一連の事件の真犯人ではなさそうなんですよね。もう謎だらけです。

◆さまざまな“嘘”も絡み合って、一筋縄ではいかない雰囲気が漂っていますが…。

思えば、第1話から嘘や謎だけじゃなく、妬みから親友の家に忍び込んで部屋を荒らすなど人間のエゴや嫉妬なども複雑に絡んでいました。特に、奈々江が恋のライバルである望緒に対してSNSを使ってマウントを取ろうとする姿は、僕の身の回りに今までそういう人がいなかったからか、 “女性ってこんな一面があるの!?”と恐怖すら感じました。もちろんドラマですから誇張した表現なんでしょうけど、あのシーンはかなりショックでした(笑)。

◆溝端さんが演じる稜はカラッとした性格ですから、ある意味で真逆と言えますね。

稜はすごく誠実な男です。親のワイナリーを継ぐという夢をしっかり形にしていますし、望緒に対する思いも真っすぐで。それに仲間思いで、何かあるとすぐに相談に乗ってくれるやさしい面もある。ただ、そんな彼も“中野幸”の手紙をこっそり持っていたりと、みんなに嘘をついていることがあるので、ときどき見せるそうした陰がちょっと気になっています。

『愛しい嘘~優しい闇~』

◆この6人の登場人物の中だと、溝端さんは誰に一番共感できますか?

稜です!

◆被せ気味の回答でした(笑)。

ははははは! 即答です(笑)。望緒のことを本当に大事に思っていて、一途ですし。今後の物語の中でも、“どれだけいいやつなんだ!”という行動がたくさん出てきます。

◆稜は実際に同窓会などで久々に再会すると、一番ホッとするタイプだなと思います。

分かります。学生時代から雰囲気があんまり変わってないし、でも、ちゃんと大人になっているところもあるから信頼もできるし。僕自身、上京してから十数年が経ちますが、地元でずっと農業をやっている幼なじみの親友がいて、彼に会うとホッとするんです。地元の空気感とともにそこにいてくれる安心感と言いますか。そうした牧歌的な温もりを稜として出せていけたらなと思って演じています。

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