SUMIREインタビュー「都と重なる部分が多かった」『階段下のゴッホ』

特集・インタビュー
2022年09月20日
『階段下のゴッホ』SUMIREインタビュー 写真:山元良仁©「階段下のゴッホ」製作委員会
写真:山元良仁

TBSの深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」で9月20日(火)からスタートする『階段下のゴッホ』(TBSほか 毎週火曜 深夜0時58分~1時28分)で、ドラマ初主演を務めるSUMIREさんにインタビュー。

本作は、自分らしく生きるために邁進し、強くたくましく夢にも仕事にも向き合い進んでいく主人公・鏑木都の姿を通して、生きやすいようで生きにくい令和の時代を闊歩する女性たちにエールを送るヒューマンラブストーリー。東京藝術大学大学院出身の脚本家・加藤法子が全編脚本を務め、劇中メインテーマを火曜ドラマ『中学聖日記』の小瀬村晶が担当する。

SUMIREさんが演じるのは、大手化粧品メーカーに勤める働き盛りの30歳、年収1000万円超えの“高収入バリキャリ女子”である鏑木都。ある絵画に出会ったことで一念発起し、過去諦めた画家になるという夢をかなえるべく東京藝術大学を目指すことになるという役どころだ。

◆オファーがあった際の気持ちを教えてください。

今回、初主演ということで、素直にとてもうれしい気持ちと、自分にその大役が務まるか少し不安もありました。チャレンジ精神をもって、楽しく撮影を過ごせています。

◆一報のコメントで都の人を思って尽くすところがご自身と共通するとお話されていましたが、あらためて都を演じてみて共感したところを教えてください。

私も日々感謝することを大切にしていたり、家族や友達をこれからも大事にしていきたいという思いがあので、都の人に尽くす内面を尊重して役作りをしました。また、都がメリハリをもって仕事と夢を追うことを両立をしているところにも共感していて、私も趣味で絵を描くことで、仕事との切り替えできたりするので、結構重なる部分が多かったかなと思います。

◆SUMIREさんはどんな絵を描かれていますか?

水彩やアクリル絵の具を使って、紙やキャンパスに描きます。モチーフとして好きなのは動物やお花。ただ普通にライオンを描くのではなく、ライオンにオシャレをさせたりとか、自分がこうしたら楽しいだろうなっていう世界観を大切にしているので、ちょっとひとひねりして、描くように心掛けています。

◆いつから絵を描き始めたんでしょうか?

小さいときから絵を描くことが好きです。大学生に入ったときくらいから仕事につなげられたら楽しいかなと思って、そのぐらいから本格的にまた描くようになって展示会をしたり、コラボしたりしています。

◆共演者の方の印象や撮影現場の雰囲気を教えてください。

(神尾)楓珠君は何年か前にご一緒したんですが、他の方々は初めてお会いする方ばかりでした。楓珠君は久しぶりに会って、いろんな現場を積み重ねていることもあって、すごく大人になっているなと感じました。皆さんすごく優しい方ばかりで、温かい空気感を持った方々だったので、みんなが気軽に話ができたり、常に楽しく優しい世界が広がっています。

◆一番共演シーンが多いのは神尾さんかと思いますが、役についてお話をされたりするのでしょうか?

「ここってこういう言い方するかな?」とか、お互いの立場を考えて、これどうなんだろうと思うことがあったら、監督と一緒に3人で話しました。楓珠君がそういう機会を積極的に作ってくださる方だったので、とても伝えやすいというか、話しやすかったです。

『階段下のゴッホ』SUMIREインタビュー 写真:宇納未育©「階段下のゴッホ」製作委員会
写真:宇納未育

◆本作中には、ゴッホに手紙を書くようなナレーションがあります。SUMIREさんがこれまでで印象に残っている手紙はありますか?

中学から高校に上がるぐらいのときの話になるんですが、自分が誕生日のときに、祖母から手紙をもらったんです。祖母の字がすごくきれいなんですけど、「SUMIREも大人になっていくんだね」「これからの学生生活ももっと楽しんでね」という思いが、字そのものからも伝わってきました。見守ってくれる温かさを実感して、もらったときにほっとしましたし、私がおばあちゃん子でもあるので、とてもうれしかったです。

◆何歳からでも夢を追いかけていい、自分らしく生きるというのが作品のテーマの1つでもあると思いますが、SUMIREさんがいつか挑戦してみたいことは?

先ほど、展示会のお話をしましたが、今作に関係する“絵”というところで、海外で絵を展示してみたいです。日本だけでなく、自分の行きたい国や、ロンドンとか、ヨーロッパ方面でできたらもっといろんな人にも見てもらえるだろうし、感性が違うから刺激にもなると思うので、いつかできたらいいな、と思います。

◆ゴッホは海の色を“サバ色”と表現しますが、SUMIREさんは何色に見えますか?

海は海だなっていう認識はしちゃいますよね(笑)。でも、海は空だなとも言えるし。朝方や夕日が落ちていったりすると、海の色も少し変わるじゃないですか。空と一緒でいろんな色に染まれるものなんだと思います。

◆楽しみにしているシーンや注目なシーンは?

都の仕事と自分の夢である絵画制作を、忙しいながらも、楽しんで両立している大人な女性の姿と、彼女らしい人間味のある、人と人が絡むことによって出てくる感情的な部分。大人な一面だけでなく、1人の女の子としてのたくさん魅力が見えるシーンがあるので、そこにも注目して見ていただけたらうれしいです。

◆視聴者へのメッセージをお願いします。

仕事や人間関係、恋愛だけじゃなく、コメディ要素も入っています。人と人ってこういるとき、ちょっと笑いがあるよね、こういうとき面白かったりするよねとか。日々の中で、人生を楽しくさせてくれるポイントを見つけていただけるような作品になったらいいなと思います。

『階段下のゴッホ』SUMIREインタビュー 写真:山元良仁©「階段下のゴッホ」製作委員会
写真:山元良仁

PROFILE

SUMIRE
●すみれ…1995年7月4日生まれ。東京都出身。A型。

番組情報

ドラマストリーム『階段下のゴッホ』
TBSほか ※一部地域を除く
2022年9月20日(火)スタート
毎週火曜 深夜0時58分~1時28分

先行有料配信:「Paravi」「U-NEXT」にて9月13日(火)正午より配信予定
(9月20日の地上波放送後、「TVer」「TBS FREE」「GYAO!」にて無料1週間見逃し配信)

<出演者>
鏑木都…SUMIRE
平真太郎…神尾楓珠
源洋二…朝井大智
夏目きいろ…田辺桃子
高尾ハナ…石川瑠華
栗林一人…高橋侃
早川草介…秋谷郁甫
芦屋博康…田中隆三
綿貫明世…美波
綿貫豊…利重剛 ほか

脚本:加藤法子
劇中メインテーマ:小瀬村晶
オープニングテーマ:ゆうらん船「春」(O.O.C Records)
エンディングテーマ:ROTH BART BARON「赤と青」(SPACE SHOWER MUSIC / BEAR BASE)
演出・プロデューサー:小牧桜
協力プロデューサー:佐井大紀
配信プロデューサー:大原拓真、近藤貴明
製作:『階段下のゴッホ』製作委員会

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/kaidanshita_no_gogh_tbs/
公式Twitter:@drama_streamtbs
公式Instagram:tbs_drama_stream
公式TikTok:@drama_stream_tbs

●photo/山元良仁、宇納未育

©「階段下のゴッホ」製作委員会