田中道子×光宗薫×辻元舞×レイザーラモンHGが語る“水彩画査定の魅力”とは『プレバト!!』

特集・インタビュー
2022年10月13日
(左から)田中道子、光宗薫、辻元舞、レイザーラモンHG©MBS

10月13日(木)の『プレバト!!才能ランキング』(MBS/TBS系 午後7時~10時)で放送される名人・特待生による「秋の水彩画コンクール」に参戦した名人8段の田中道子さん、名人7段の光宗薫さん、辻元舞さん、名人4段のレイザーラモンHGさんにインタビュー。今回の「秋の水彩画コンクール」についてや、お互いの作品の印象などを聞きました。

◆今回、「スピード感」をテーマに作品を描かれたということですが、こだわったこと、苦労したことなどを教えてください。

光宗:私はわりと生物画や人工物みたいな、ものをしっかり捉えるほうが得意なので、「ああ、難しいな」って感じました。一斉査定のときも滝を描いたんですが、今回引いたお題も水系のお題で。似たようなお題だからこそ、前回よりもしっかり描かないといけないなと。得意ではない風景ではあるけれど、何度もやってるので、いろんな反省を生かせるということではいいお題を引けたのかなっていう感じです。今回、水しぶきの感じもかなり描いているのですが、そこの部分以外、この風景でスピード感が出る部分がないので、 1番こだわったのは波の部分。あとは人物も実際には絵ほど動いてはいないんですが、できるだけ動かして描くようにしました。

田中:スピード感を表すことはもちろん、最近先生から要求されるレベルが高くなっていて、ストーリー性や、その人物がどういう人なのかとか、背景が分かるという不可価値を求められることが多くなりました。真夏の日のロケだったので、夏らしさが伝わったらいいなとか、プラスアルファをどれだけつけられるかっていうのもこだわりました。今回も印象的なシーンを切り取ることをしていて、人物がメインのお題だったのですが、みんなが描いたポーズをしてたかっていうと違って。1人ひとり演じてもらって、それを組み合わせて、構図はこだわりました。前回の工場のときも大きなメインがあって、 左では燃えている炎もあってっていう寂しくなる場所がないように、画面いっぱいを使って表現したいなっていうことも考えて、切り取ったんです。ただ、困ったことに、よく番組で「光の道子」って呼んでいただいて、光を表現することが得意だと思ってくださってるんですが、実際自分ではそんなに自信がなくて…。今回、黒い服を着られていたので、光の表現が出しづらくて。炎天下で、太陽が真上から射す昼の12時で顔の陰影を出すのも頑張りました。

辻元:スピード感って目に見えないものなので、どうやって描けばいいんだろうと。漫画みたいに線をビューンと描ければいいんですが、それはできないので、この空気感をどうやって出すんだろうってすごく悩んで、少しぶれさせてみました。いつもは精密に書き込むことをずっとしてたので、その引き算に慣れなくて難しかったです。本当に過去最短で仕上がったので、今も不安です…。

HG:普段描くのも人物画なので、今回人物ありきの施設がお題だったので、「いけそうやな」と思ったんですが、女性を書いてほしいということで…。僕が筋肉を描くのが得意っていうのを見透かされて、女性のしなやかな筋肉を描けるのかと挑まれている感じだったので、やる気がさらに出ましたね。前回はトレーニング風景を描いて優勝したんで、今回も動きのある絵だったので、構図にも悩みました。あえて顔の見えない後ろ姿にしたんですけど、それが結構いい感じに転がったかなと思っています。

◆今回、どんな結果になると思いますか?

光宗:お題に得意不得意が各々あると思うので、お題との相性が大事かなと思います。辻元さん、HGさんは、細かく描写するものが得意なイメージがあって、田中さんは色使いが美しいイメージがあります。普段の水彩画以上にみんな気合が入っていると思うので、私も頑張らないとという気持ちで挑みました。

辻元:HGさんは、このお題、すごく得意そうなので、優勝するんじゃないかなって。

田中:何度目かのコンクールなんですが、いつも2位止まりで、段位としては1番上なのに、どうしてもコンクールでは1位が取れない。毎回、取りたいと思いつつ頑張ってるんですけど、レイザーラモンHGさんといった強敵も現れて、ちょっと戦々恐々としながら頑張ってますけど、1位を取るつもりでいます。

HG:春のコンクールで優勝させてもらったんですが、3回優勝されている光宗さんがいなかったので。今回は光宗さんもいますし、トップ3の田中さん、辻元さんもいるんで今回が本当のコンクールかなと。これで勝てたらもうゴールなんじゃないかなという感じです。

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