笑い飯西田幸治が前人未到の300勝を達成！強さの秘訣は「嫁さんにバレたらアカンことも言うこと（笑）」『千原ジュニアの座王』

11月24日（金）放送の『千原ジュニアの座王』（カンテレ／関西ローカル　深夜0時55分～1時25分）は、笑い飯西田幸治が通算300勝を達成した様子を送る。

千原ジュニアがMCを務める、即興力No.1決定戦『千原ジュニアの座王』は、漫才やコント、ピン芸、歌ネタなど作り込んだネタではなく、即興ネタを競い合う“笑いの総合格闘技”。

ルールは、芸人たちが「大喜利」「ギャグ」「モノマネ」などのお題が書かれたイスを奪い合うイス取りゲームを行い、座れなかった芸人は「このお題でこの人だったら勝てる！」と思う芸人を指名。指名された芸人のイスに書かれたお題に沿ってネタを披露し、2人のうちどちらが面白いかを、審査委員長が判定し、最後まで勝ち残った者が“座王”に輝く。

西田は2017年10月の第1回放送で初代座王になったのを皮切りに勝ち星を重ね、2021年4月には200勝に到達。現在の通算成績は脅威の297勝49敗63回優勝。その異次元の記録から共演者に“座王の鬼”と恐れられる存在となり、現在はプレイヤーと審査委員長を兼任している。今回の収録は、残り3勝で300勝という大記録達成の期待がかかる状態で臨んだ。

収録の冒頭、MCの千原ジュニアから残り3勝という中での意気込みを聞かれた西田は「変に緊張してきました」と意外な本音を明かす。そんな中、見事に300勝を達成した西田には、スタッフからお祝いボードと共に“300”と背番号の勝ち数が更新された特注ブラックビブスが贈られた。

収録後、300勝を達成した西田に心境を尋ねると「うれしいです。僕は初回からずっと出させてもらって、長い間番組が続いているので、300勝までいけたのだと思います。今までは情けない試合をしてしまうと“あぁー”と思うときもありましたが、“1回でも300勝までいったんだ”と思うと、これからはもう負けても別に苦にならないですね（笑）」とのこと。

前人未踏の記録を達成した西田だが、自身には“とある葛藤”があるようで…「ただ（300勝達成は）ちょっと恥ずかしいです。若手芸人に“あのジジイ、必死や”と思われているかもしれない（笑）。どんどん面白い若手芸人が出てきているので、今後もいろんな人と対決をして負けたり勝ったりして“こいつ面白い！”と感じるのを楽しみたいです」と“座王の鬼”ならではの目標を口にした。

強さの秘訣を聞くと、「ギリギリ言ったら怒られることを“これは絶対嫁さんにバレたらアカンわ”と思いながらも言ってしまうことですね（笑）。最近でいうと『座王』のスタッフ衣装と似た衣装で営業する風俗店を検索してしまった過去を告白したネタ（10月3日放送『千原ジュニアの座王チャンピオン大会』）とか。今後を考えたら言わない方がよかったことも“勝てるなら、まあええか”と思うんです。でも収録後、審査委員長だったブラックマヨネーズ小杉さんにメイク室で“本番中は言えなかったけど、あれ、分かるよ”と言われました（笑）」とまさかの暴露話が飛び出した。

そんな西田が『座王』で“心躍る瞬間”は「いい試合ができた時ですね。近々でいうと、ロングコートダディ堂前と連続で何問も大喜利をやった回（2023年8月18日放送）は楽しかったです。現場でも“いっぱいやれて面白かった！”と言った記憶があります。ドロー（引き分け判定。勝敗が決するまで続く）になるとつらい時の方が多いですが、調子がいい同士のドローだと“おっしゃ！”と思います」と振り返った。

特に印象的な対戦相手を聞くと、「お題にもよりけりですが、特にお世話になったのはザブングル加藤、フルーツポンチ村上、しずる KAƵMA、女と男市川ですね。たくさん勝たせてもらったので（笑）。ありがとうございます！」と“恩人”らに感謝を述べた。

そんな西田へのインタビュー中、ザ・プラン9 ヤナギブソンが乱入し、「西田さんの300勝は、全芸人にとっての屈辱です！」とコメント。羽生善治九段が史上初の七冠独占を達成した際の森下卓九段の名言「七冠制覇は、全棋士にとっての屈辱」を引用し、“戦友”西田の大記録達成をたたえた。史上初の大記録が“座王の鬼”西田によって更新される歴史的瞬間に注目だ。