鈴木亮平“宮沢賢治”を演じる「心の深い場所まで揺さぶられる感動作に」『連続ドラマW 宮沢賢治の食卓』WOWOW6月放送スタート

エンタメ総合
2017年03月15日

107255_01_R 若き日の宮沢賢治の物語『連続ドラマW 宮沢賢治の食卓』の連続ドラマ化が決定し、6月よりWOWOWにて放送スタート。これに先駆け、主演を務める鈴木亮平よりコメントが到着した。

 本作は、賢治が愛した食や音楽を切り口とする“ヤング宮沢賢治、愛と青春の旅立ちの物語”。主人公・宮沢賢治を、日テレ×WOWOW×Hulu共同製作ドラマ『銭形警部』などストイックな役作りが毎回話題となり、2018年NHK大河ドラマ『西郷どん』の西郷隆盛役にも期待が高まる鈴木が演じる。

「銀河鉄道の夜」「雨ニモマケズ」などで知られる国民的作家・宮沢賢治は、孤高の存在として語られる印象とは裏腹に、実はユーモアに溢れた好奇心を持ち合わせた人物だったそう。賢治の愛した食べ物には、やがて早逝する最愛の妹への深い愛情が秘められており、本作では彼の愛した食やクラシック音楽を通して、若かりし頃の天真爛漫な宮沢賢治の青春時代における家族や親しい人たちとの関わりを描いていく。

【キャストコメント:鈴木亮平(宮沢賢治役)】

◆“宮沢賢治”役を演じる意気込み

“宮沢賢治”というと朴訥としたイメージを勝手に持っていたのですが、当時の資料を調べていくと、とても熱くて人間臭い人だったようで驚きました。時には周りをも巻き込んでしまう、子供のように豊かな感受性と情熱を持った”宮沢賢治”という一人の人間を、まるで今そこに生きているかのようにのびのびと演じられたらと思います。

◆脚本を読んだ時の印象

「食卓」とタイトルにありますが、脚本を読んでみると、いわゆるグルメドラマの枠をはるかに超える濃厚な感動作でした。“宮沢賢治”の詩の世界と、当時の東北の人々の暮らしと、素朴で美味しい料理が混じり合って、絶妙なマリアージュが生まれています。この企画、この脚本に巡り会えたことに感謝しています。

◆家族との“ごはん”にまつわる思い出

手作りの食事にこだわる親でしたので、休日のおやつにも手作りのプリンなどを作って出してくれるほどでした。また高校時代まで、夜ご飯は必ず家族で揃って食べるというルールがあり、門限が夕方になってしまうので当時は窮屈に思ったりもしましたが、今思えば家族としてのつながりが感じられる大切な時間だったなと思います。

◆視聴者の皆さまにメッセージ

“宮沢賢治”のファンはもちろん”宮沢賢治”の作品を全く知らない方でも存分に楽しんでいただけるドラマです。「生きる」とは。「人を想う」とは。ただ泣けるだけでなく、心の深い場所まで揺さぶられる感動作になりそうですので、楽しみにしていてください。

【ストーリー】
大正10年、若き青年・宮沢賢治は裕福な実家を飛び出して、東京へ家出してきていた。自活の道を歩みながら8か月に及んだ東京暮らしの間も、心をとらえて離さないのは最愛の妹・トシのことだった。夏の終わりのある日、ふいに届いた電報には『トシビヨウキ スグカエレ』とある。大慌てで帰郷する賢治を待っていたのは、元気な様子のトシ。賢治の身を案じた父・政次郎の目論見にまんまと騙されたのだった。久々に帰郷した賢治は自分の胸を熱くする《何か》を見つけられずにいた。そんな中、東京で味わったコロッケを手作りし、家族と《分かち合う》ことから気づきを受け、《幸せを分かち合うこと》を自らの理想であると自覚し始める。それは、賢治の代表作『銀河鉄道の夜』の一節にある、《ほんとうのさいわい》であり、賢治の思想の根幹にあった《世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない》に通じるものだった。そして賢治はトシの志を受け継ぎ、新設されたばかりの稗貫農学校で教職に就くことを決心する。

WOWOW『連続ドラマW 宮沢賢治の食卓』
6月放送スタート 毎週土曜 後10・00~【第1話無料放送】
特設サイト:http://www.wowow.co.jp/dramaw/kenji/