YOSHIKI、術後経過とX JAPAN日本ツアー詳細を報告「サプライズ的なステージにしたい」

エンタメ総合
2017年06月21日

125419_01_R X JAPANのYOSHIKIが6月20日に緊急帰国して記者会見を行い、自身の病状と7月に開催されるX JAPANの日本ツアーの詳細を語った。

 5月の頚椎人工椎間板置換手術後、YOSHIKIが公の場に姿を現すのはこれが初めて。会見はファンクラブ会員の中から選ばれた数100人のファンが見守る中で行われ、首にプロテクターを付けて登壇したYOSHIKIが開口一番に「ただいま」とあいさつすると、「おかえりー!」と大きな声援と拍手に包まれた。

YOSHIKIの体調面を考慮してアコースティック形式で行われる日本ツアーでは、今年3月のウェンブリー・アリーナ公演でお披露目された映画「WE ARE X」のスペシャルエディション(1時間)が上映されることが決定。各公演とも開演時間の1時間前から上映を開始し、その後コンサート本編が2時間以上行われる予定だという。「ROSE OF PAIN」「UNFINISHED」など近年のX JAPANのライブでは披露されていない昔の楽曲がセットリストに盛り込まれる可能性があること、ストリングスを従えてステージに立つことなどが発表され、「過酷なリハができる状態でもないので、体と向き合いながらできる限りのサプライズ的なステージにしたい」とYOSHIKI。「こういうときでなければできないステージがあるんじゃないかとToshIとも話した。バンド結成から30年経つけど、こういうコンサートがあったということも、僕らにとって思い出に残ると思う」とあくまでも前向きだ。
 
 当面ドラムプレイができる状態ではないというYOSHIKIは、ピアノ演奏のみでコンサートに参加。理学療法士のカール・ダンスタン氏がイギリスから来日し、YOSHIKIが術後数週間という状況下でもツアーを完走できるよう、公演の全日程に同行するという。現在の体の状態についてYOSHIKIは「あまりよくなくて痛いです。人工の頚椎が体になじんでいないし、右の首半分の感覚がないから気持ち悪い。左手はしびれっ放しで何万ボルトの電流が流れてる感じ」とコメント。来週あたりから本格的なリハビリとしてトレーニングを開始するそうだが、「ドラムプレイがまたできるようになるかは分からない。できるようになったとしても、以前と同じような激しい演奏は無理かもしれないし、ドラムをたたきたいかどうか…。それすら今の時点では自分自身にも分からない」と複雑な気持ちも明かした。

そんな不安の中でも一番の支えとなったのは「ファンの皆さんの支えや励まし」と感謝を述べたYOSHIKI。「X JAPANの再結成がなければ、2度も首を切る手術を受けることはなかったという話をToshIにしたら、黙ってしまった。だけど、再結成によって得られた素敵な時間や世界への挑戦は価値あるもの。痛みは伴っているけど、後悔はしていない」と強調。加えて、「世界の壁に挑戦を続けて、もう少しで壁を打ち破れるんじゃないかというときに、またこういうことがあって。だからこそここで止められないし、諦めきれない。壁を壊すまではそれに向かって復活するしかない」と決意を新たにした。

日本ツアーは、7月11日(火)から大阪、横浜にて開催。公演の主旨が変更になったため、希望者は6 月 26 日(月)までチケット代金の払い戻しが可能。詳細は ウドー音楽事務所の公式サイトにて。

【X JAPAN WORLD TOUR 2017 WE ARE X Acoustic Special Miracle~奇跡の夜~6DAYS】
公演日 公演地 会場名
7/11(火) 大阪 大阪城ホール 開場/映画開始18:00 開演19:00
7/12(水) 大阪 大阪城ホール 開場/映画開始18:00 開演19:00
7/14(金) 横浜 横浜アリーナ 開場/映画開始18:00 開演19:00
7/15(土) 横浜 横浜アリーナ 開場/映画開始17:00 開演18:00
7/16(日) 横浜 横浜アリーナ 開場/映画開始17:00 開演18:00
7/17(祝・月) 横浜 横浜アリーナ 開場/映画開始17:00 開演18:00
S:13,000円 A:12,000円 B:10,000円 立見:10,000円(税込)
VIPパッケージ:プラチナ98,000円、 ゴールド55,000円(税込)

【日本公演に関するお問合せ】
ウドー音楽事務所 TEL:03-3402-5999 URL:udo.jp
http://udo.jp/