吉永小百合120本目の映画『北の桜守』DVD10・3発売

エンタメ総合
2018年07月11日

179078_01_R 吉永小百合の映画出演120本目にあたる『北の桜守』のDVDが10月3日(水)に発売される。

『北の零年』(05)『北のカナリアたち』(12)に続く“北の三部作”最終章である本作。多くの名作が生まれた北海道の雄大な風景の中で、今回描かれるのは大戦末期から高度経済成長期という激動の時代を生き抜いたある“親子の物語”。長期北海道ロケや劇中演劇など壮大なスケールで描かれた本作がいよいよDVDで発売される。映像特典には、貴重なメイキングやイベント映像も収録される。

 厳しくも温かく息子を見守る母・江蓮(えづれ)てつを演じるのは本作が120本目の映画出演作となる吉永小百合。監督は『おくりびと』(08)で世界を沸かせた滝田洋二郎。脚本は“北の三部作”全作品を手掛ける那須真知子。舞台演出としてケラリーノ・サンドロヴィッチが名を連ねる。

 真冬と初夏の二度にわたる長期北海道ロケのみならず、北海道最古といわれる実在の商店街を巨大オープンセットで復元し、大戦末期から高度経済成長期という激動の時代を生きた親子の物語を、北海道を舞台に壮大なスケールで描く。

 苦難を乗り越えて成功し、老いた母と再びときを過ごすことを決めるてつの息子・江蓮修二郎を堺雅人が演じる。さらに、修二郎の妻・江蓮真理役に篠原涼子。親子を見守る山岡役に岸部一徳。てつの夫・江蓮徳次郎役の阿部寛、てつたち親子を助ける菅原信治を佐藤浩市が演じる。

 太平洋戦争末期の史実に基づいた本作には、ソ連軍の侵攻で多くの邦人住民たちが犠牲となった樺太の悲劇をどう語るかという大きな課題があった。滝田監督をはじめとする製作陣は、演劇とのコラボレーションを発案。この演劇シーンの演出を手掛けたのは、第51回紀伊國屋演劇賞・個人賞や第24回読売演劇大賞・最優秀演出家賞など、数々の演劇賞を受賞した演出家・ケラリーノ・サンドロヴィッチ。吉永は劇中劇ではあるが、この作品で本格舞台に初めて挑戦した。

『北の桜守』
10月3日(水)DVD 発売
レンタル 同日スタート

価格:4,800 円+税

<映像特典(予定)>
北の桜守メイキング/VFX(視覚効果)メイキング/完成披露舞台挨拶/初日舞台挨拶
特報/予告/TVスポット集

<STORY>
1945年5月、南樺太に住む江蓮(えづれ)家の庭に待望の桜が花開いた。夫と息子たちと暮らす江蓮てつが大切に育てたその花は、やがて家族の約束となる。しかし8月、本土が終戦に向かう中、樺太にはソ連軍が迫っていた。樺太に残る夫との再会を約束し、てつは二人の息子を連れて網走へと逃げ延びる。
時は流れ1971年、次男の修二郎はアメリカに渡って成功し、米国企業の日本社長として帰国する。15年ぶりに網走へ母を訪ねると、そこには年老いたてつの姿があった。一人暮らしが心もとなく思えるその様子に、再び母と共に暮らす決意を固める修二郎。しかし思い合うがゆえに母子はすれ違いを重ね、立派になった修二郎に迷惑をかけたくないと、てつは一人網走に戻ろうとする。
母に寄り添いたいと願う修二郎は、二人で北海道の各地を巡り、共に過ごした記憶を拾い集めるように旅を始める。再会を誓った家族への思い。寒さと苦難を共にした懐かしく温かい人々との再会。幸せとは、記憶とは、そして親子とは。 そして満開の桜の下で明かされる、衝撃の真実―。

<CAST>
吉永小百合 堺 雅人 篠原涼子
岸部一徳 高島礼子 永島敏行 笑福亭鶴瓶 中村雅俊
安田 顕 野間口 徹 毎熊克哉 土屋慶太 阪本颯希 菅原大吉 螢 雪次朗 大出 俊
阿部 寛 佐藤浩市

STAFF>
監督:滝田洋二郎
脚本:那須真知子
舞台演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
音楽:小椋佳 星勝 海田庄吾
撮影監督:浜田 毅

公式サイト:https://www.toei-video.co.jp/special/kitanosakuramori

発売元:テレビ朝日
販売元:東映株式会社・東映ビデオ株式会社

©2018「北の桜守」製作委員会