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宝塚歌劇団に“男子部”があった!舞台『宝塚BOYS』開幕

撮影:桜井隆幸

撮影:桜井隆幸

 舞台『宝塚BOYS』の最終リハーサルが東京芸術劇場 プレイハウスで行われた。

 『宝塚BOYS』は、2007年の初演以降、4度の上演を重ねる人気作。宝塚歌劇団の100年を超える歴史の中にかつて「男子部」が特設されたという事実に焦点を当てた、おかしくも切ない青春グラフティだ。

 終戦直後の1945年12月から1952年の9年間、4回にわたり、宝塚歌劇団の舞台への出演を目的に、男性が募集された。合格者は25人。それぞれの過去を背負う彼らは「明日の宝塚スター」を夢見てレッスンに励む。しかし1954年3月、「男子部」は解散。彼らは宝塚大劇場に立つことはできなかった…。敗戦から再起していく日本とともに夢に懸けた彼らの青春と挫折を描く。5回目の上演となる今回は、初の2チームによる公演となる。

 今回は『宝塚BOYS』出演経験のある人気俳優陣が結集した「team SEA」(8月4日~11日出演)と、2.5次元の舞台などでも活躍する新世代のキャストが集った「team SKY」(8月15日~19日および各地公演出演)という2チーム制で上演される。さらに、山西惇と愛華みれが、両チームに出演する。

 物語は、女性だけの劇団・宝塚歌劇団の創始者・小林一三に、男子登用の嘆願書を送った上原金蔵(良知真次)が、歌劇団の稽古場に足を踏み入れるところから始まる。戦争で青春を奪われ、絶望を味わった上原が終戦と同時に描いた夢は、「宝塚歌劇団」の舞台に立つことだった。その願いは小林一三に届き、いずれは男女共に出演する「国民劇」を創りたいと思っていた小林の想いと一致し、男子部の特設に至ったのだった。

 稽古場に続々と入ってくる「男子部」のメンバー。電気屋の竹内重雄(上山竜治)、宝塚のオーケストラメンバーだった太田川剛(藤岡正明)、旅芸人の息子・長谷川好弥(木内健人)、闇市の愚連隊だった山田浩二(石井一彰)、そしてプロのダンサー星野丈治(東山義久)。

 宝塚歌劇団から男子部の担当として派遣された池田(山西惇)は経理の人間で、「舞台のことはよく分からない」という。池田から「訓練期間は2年。歌劇団の生徒との接触は一切禁止」と厳しく言い渡され、日々レッスンに励むメンバーたち。それぞれが、戦争で負った心の傷を抱えながらも、それを振り払うかのように、夢に向かって必死にレッスンを重ねる。1年程経った頃、新メンバーとしてやって来た竹田幹夫(百名ヒロキ)に驚く山田。竹田は以前からの知り合いだったようだ。

 2年、3年…と、男子部が宝塚大劇場に立つ機会はなかなか訪れない。ヤケになりフラストレーションをぶつけ合うメンバーを、池田は時に叱咤激励し、寮母の君原佳枝は優しく見守り男子たちを励ます。

 team SEAキャストは、東京公演の8月4日から8月11日まで出演。8月15日から8月19日までの東京公演後半および各地公演は、team SKYキャストによる公演となる。

<キャストコメント>

■良知真次
『宝塚BOYS』は、前回の4回目から出演させて頂き、僕にとっては二度目の出演になりますが、オリジナルを創る気持ちで出演させて頂いております。
役も、前回の竹内役から今回は上原役になります。team SEAは、過去『宝塚BOYS』を経験してきた人たちが多いチームですが、ほとんどのキャストの役が変わり、関係性も変わるという事で、1からというよりゼロから創って来ました。いよいよ初日を迎えるということで、初めてご覧になってくださる方、またこの作品を愛して楽しみに待っていてくださるお客様のために、全身全霊で歌って踊りたいと思っております。一度と言わずに二度三度、四度五度六、七、八公演ありますので(笑)、ぜひ劇場に足を運んで頂いて、応援のほどよろしくお願いいたします。公演で全て出し尽くしたいと思います。

■藤岡正明
いよいよ初日を迎えます。皆が一致団結して本当にこの日を待ち詫びておりました。過酷な過酷な稽古の中で、戦ってきた戦友がここにいます。僕にとっては、まさかまた、この『宝塚BOYS』の世界に戻ってくることができると思っていませんでしたので、今回本当に青春が戻ってきたなと思っています。これは俳優としてやってきたご褒美だと捉えて、一公演一公演、大切に大切に演じていきたいと思っております。必ず何か持って帰って頂ける作品です。だまされたと思って(笑)、ぜひ劇場にお越しいただきたいと思っております。

『宝塚BOYS』

原案:辻則彦「男たちの宝塚」(神戸新聞総合出版センター刊)
脚本:中島淳彦
演出:鈴木裕美
協力:宝塚歌劇団
企画・製作:キューブ

<出演>
☆team SEA(8月4日~11日)
良知真次、藤岡正明、上山竜治、木内健人、百名ヒロキ、石井一彰、東山義久
愛華みれ、山西惇

☆team SKY(8月15日~19日)
永田崇人、溝口琢矢、塩田康平、富田健太郎、山口大地、川原一馬、中塚皓平
愛華みれ、山西惇

<公演日程・劇場>
東京公演
8月4日(土)~19日(日)
東京芸術劇場 プレイハウス

名古屋公演
8月22日(水)
日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール

久留米公演
8月25日(土)~26日(日)
久留米シティプラザ ザ・グランドホール

大阪公演
8月31日(金)~9月2日(日)
サンケイホールブリーゼ

オフィシャルサイト:http://www.takarazukaboys.com/

<配役>
☆team SEA(8月4日~11日)

良知真次(上原金蔵)
藤岡正明(太田川剛)
上山竜治(竹内重雄)
木内健人(長谷川好弥)
百名ヒロキ(竹田幹夫)
石井一彰(山田浩二)
東山義久(星野丈治)

愛華みれ(君原佳枝)
山西惇(池田和也)

☆team SKY(8月15日~9月2日)

永田崇人(上原金蔵)
溝口琢矢(竹内重雄)
塩田康平(太田川剛)
富田健太郎(長谷川好弥)
山口大地(山田浩二)
川原一馬(竹田幹夫)
中塚皓平(星野丈治)

愛華みれ(君原佳枝)
山西惇(池田和也)

撮影:桜井隆幸

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