『給与明細』日本一のレースクイーンの“夜の仕事”とは…

エンタメ総合
2018年08月15日

『給与明細』 無料インターネットテレビ局・AbemaTVの「AbemaSPECIALチャンネル」で、『給与明細』#17が8月12日に放送された。

 8月12日は、一昔前とは様変わりしたというレースクイーン業界に番組が潜入。レースクイーンたちがサーキットでは決して見せない姿を披露し、今や彼女たちにとって重要な収入源にもなっているという“撮影会”の内部に迫った。

 撮影会とは、文字どおりレースクイーンの姿を撮影できるイベントのこと。サーキット場には多くのレースファンが訪れるため、コスチュームなどの写真が撮りづらいことも多い。一方、撮影会ではレースクイーンが主役。1人ずつの撮影もできる上、会話などのコミュニケーションが密に取れると人気で、毎週行うレースクイーンもいるという。

 レースクイーンといえば、バブル時代には高額のギャラを手にした華やかな職業だったが、時代とともに事情は変化。近年はレースの数自体はあまり変わらないものの、レースクイーンのギャラだけで食べていけるケースはまれだという。

 番組に登場した40代の元レースクイーンによると、昔は日給10~30万円に加え、契約金もあったが、今は日給1~2万5000円程度で契約金もなし。年間8戦、16日間稼働とすると年収にして40万円となってしまう。そこで撮影会が大事な収入源となってくるのだという。

 番組がある撮影会に潜入すると、都内の一軒家に数名のレースクイーンと、総勢60人以上のカメコ(一般人カメラマン)が集まっていた。撮影会は4部構成で、チームのコスチュームを身にまとっての撮影だけでなく、サーキットでは見ることのできない水着姿で登場する時間帯も。これは4部構成の各部通しで参加してもらうため、各部で趣向を変える戦略で、そのためなら水着姿もいとわないということらしい。

 撮影会のラストでは、レースクイーンたちはアイドルのように歌とダンスまで披露。DVD、CDなどの物販もあり、さらには握手会まで行うなど、イベント内容はアイドルグループのライブと比べても遜色ないものだった。

 番組では、現役レースクイーンのギャラ事情も調査。登場したのは、今年レースクイーン・オブ・ザ・イヤーを獲得した日本一のレースクイーン・西村いちかさん。西村さんはプライベートでも、モデルや局アナも通う神宮前の美容サロンに2週間に1度通ったり、韓国に美容の注射を打ちに行ったりと美貌維持に余念がなく、先日も韓国でHIFUというレーザーによる施術を受けたという。1回の料金は20万円で「顔が一回り小さくなる」というが、本人は「レーザーだから整形じゃない」と語った。その他、趣味のゴルフやナイトプール、京都旅行、大量のコスメ、セレブ会などその生活は華やか。

 昔と比べレースクイーンのギャラ水準は暴落していることが明かされ、休日も多いにもかかわらず、西村さんはなぜ生活に困らないのか。

 自宅での密着取材中、西村さんは「これから“夜の仕事”していいですか?」とスタッフに告げる。しかし、そう言いながら服装は部屋着のまま。そしてソファに座ると、おもむろにスマホをいじり始める。西村さんは「モースポ隊」というモータースポーツのweb記事を拡散するという仕事をしており、スマホ片手に業務を行う様子を紹介した。

 また、週に1度、webでの動画のライブ配信も行っており、自宅で1時間ほどユーザーとたわいない会話も繰り広げた。

 西村さんの給料明細には、月収47万6000円、手取り42万7000円という数字が。レースクイーンのギャラに加え、ネット系の仕事や撮影会を1回こなし月収47万。さらに、部屋にある高級そうな服やブランドもののコスメ、ゴルフセット、amazonカードなどの金券や商品券はすべてファンからのプレゼントだという。これはトップレースクイーンだからこそ。西村さんはカメラに向かって「すごいラクさせてもらってます」とほほ笑んだ。

AbemaTV『給与明細』
放送日程:毎週日曜 後11時~11時30分
放送チャンネル:AbemaSPECIAL

【ハイレグはもう古い!歌って踊って稼ぐ!レースクイーンの自宅潜入】
8月12日(日)放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/Dr1ybH2oNJFjju
ストーリーテラー:テリー伊藤
レースクイーン:西村いちか

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