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福山雅治「360度、老若男女に楽しんでいただける作品に」『集団左遷!!』制作発表

『集団左遷!!』
 4月21日スタートの福山雅治主演、日曜劇場『集団左遷!!』(TBS系)の制作発表会見が東京・赤城神社で行われ、主演の福山ほか、香川照之、神木隆之介、市村正親、三上博史ら15名が登壇した。

 日曜劇場初主演となる福山が、50歳を目前にして廃店が決まっている銀行支店の支店長となる片岡洋を演じ、リストラ寸前の銀行員たちと協力して大逆転に挑むという、サラリーマンの悲哀と笑いが巻き起こす“平成最後の下克上”を描いたストーリーだ。

 “出世稲荷”とも呼ばれている赤城神社は、部下が上司に一矢報いるような下克上のご利益があるということでサラリーマンが多く訪れるという。本作もそんな下克上を描いていることから、会場として選ばれた。

 日曜劇場初主演ということで意気込みを問われると、福山は「意気込んで撮影に入らせていただいたんですが、僕の意気込み以上といいますか、キャスト、スタッフ共に、熱い意気込みを感じる現場になっております。先ほども登壇する前に、三上さんと話していたんですが、この控えている集団がですね、まだ放送も始まっていないのに、もはや打ち上げのような談笑が始まるこの空気感。でもこの空気感というのは、もしかしたら初めてかもしれないです。これほどまでに放送前にすごく盛り上がっているチーム感なので、すごく放送を楽しみにしております」と。

 『龍馬伝』以来9年ぶりのコンビとなる香川は今回も福山と息がぴったり。「『龍馬伝』というドラマは大河の中でも非常に特殊な撮り方をしていたという自負がありまして、福山さんとは本当に人生一生分付き合ったぐらいの濃い付き合いをさせていただきました。そこから9年たち、お互い50を超えまして、やはりその1年間があったおかげで最初からすごくいいチームワークでスタートすることができました」と明かした。

 続けて「1か月撮影している中で、もうこの蒲田支店はですね、本当に打ち上げてもいいんじゃないかなと思うくらい、全員に対してイジり倒すことができるというような、なかなかできない現場を作っております。ただ、やはり福山さんが頑張っている姿がコミカルに、かわいく見えるってことに、我々が持っていっていかなきゃいけない最後の焦点だと思います」と。

 今回、日曜劇場初出演で、福山とも初共演となる三上。「僕は『頑張らなくていいんです』と、ずっと言い続ける役なので、日々、(福山たちと)闘っております」と。

 劇中では蒲田支店と本部が敵対するが、現場の雰囲気はどうかと問われると三上が「口も利かないですよ」と返すと、「そう言ったほうが書きやすい」と香川がツッコみ、福山が三上との間に線を引くようなジェスチャーを交え「ここに亀裂が入ってますよ(笑)」と、さらにかぶせ、その連携プレイに会場が笑いに包まれた。

 頭取を演じる市村だが、銀行マンの役は初。「銀行マンの役は初めてだし、頭取も初めて。しかし、メイクをして、背広を着て、セットに立つと、プロデューサーの方や演出家の方が『どう見ても市村さんは頭取顔だ』って。頭取顔っていうのは、どういう顔だって考えたんですけど、頭取の役だから、頭取顔でいいのかなとそんなことを考えながら生きている今日この頃です」と明かしていた。

 ひとクセあるダメ社員が集まった蒲田支店で、滝川を演じる神木。「蒲田支店にいる人たちは、ダメ社員と言われているけども、根本的にはみんな熱い感情を持っている。ただひとクセがあって、扱いづらいというか、個性豊かだからまとまりづらいところはあるんです。その中で僕は、片岡支店長がやってきて、『頑張る、頑張る』とずっと言い続けていてるけど、『頑張るって、じゃあどういう風に頑張るんだ』『頑張ったところで、何があるんだ』って。『もっと違う方法があるだろう』『根拠のないこと言ってどうするんだ、結果と見合わないだろ』っていう反発心を持った、ひとクセのあるプライドが高い滝川を演じております」と役どころを紹介。

“ダメ社員”というフレーズにしっくり来ていない様子の神木は「ダメ社員なんですけど、でもみんなキャラクターにかわいげがありますよね、すごく。愛されるようなキャラクターがいるので、そういうところを見てほしいです。ダメ社員っていう風にひとくくりにしてほしくないな」と。

 蒲田支店で数少ない女性社員を演じる中村アンは「男性に負けたくないというようなかわいげのない女性ですね。皆さんのキャラが濃いので、少しでも負けないように」と意気込んでいた。

 また、井之脇海は「一生懸命に仕事に取り組むんですけど、どこかすごくドジな部分があったりとか、うまくいかないことがあって、気弱ですぐ『死にたい』が口ぐせの最近の若い子に多いような役どころ。平君は頑張りたいんだけど、頑張り方が分からないのを、片岡支店長に導いていただいて、仕事にやりがいとかを見つけて、少し成長していくと思います」と。

 福山演じる片岡洋の妻を演じた八木亜希子は、「前にナレーションを担当させていただいた時も思ったんですけど、この日曜劇場って準備の段階からすごく皆さんの気合が伝わってくる。今日も、私は一同が会するところに伺うのは初めてなんですけど、皆さん濃すぎて、控室からすごく圧がありました。自然と気合が入ります」と。これには、福山や香川、三上らが「薄いですよ」と反論するも、八木が「濃いですよ(笑)」と返していた。

 そして、福山と三上にそれぞれ初共演ということで、印象を聞かれると福山は「三上さんが今回演じる横山という役柄は、とてもミステリアスで怖い存在。そういう役柄がピッタリだと思ったので、三上さんもミステリアスで怖いんだろうなと思って、ビビッて現場に入りました。実際は、すごくフランクに話をしてくださいますし、僕が昔住んでいたところにすごく近くて、お店情報を教えてもらったりとかしてるんですけど、まだちょっとビビってるんですけどね(笑)」と明かした。

 これに対し、三上は「『本当にいるんだ』って思いましたね(笑)」と明かすと、会場は爆笑で包まれた。

 本作は“平成最後の下克上”を掲げていることから、平成最後にやってやりたいことは?と問われると、福山は「平成最後は、このドラマと一緒に駆け抜けることが決まっている。“平成最後の下克上”と書いてますけど、当然のことながら新元号初めての下克上ということにもなる。あっという間に、この平成という言葉が『平成だったね』となっていくと思うんですよ。時代が変わっていくスピード感が早いので。その変化に負けないようにと言いますか、新元号と共に、新元号のフレッシュさに負けないように、エネルギーの作品にすべく、平成最後、新元号の最初に、あんまり普段言わないんですけど、頑張りたいと思います」と語った。

 香川は、「前日に福山さんと、緒形拳さんのお話で盛り上がりました。というのも我々2人は昔、緒形さんにマジのビンタを受けているんです」と明かすと、三上も受けたことがあると同意。そして「『これが昭和の象徴だったな』と思って、緒形さんのスピリットを受け継いで平成にはいろんな作品をやらせていただきました。そこで12年前に出演した『トウキョウソナタ』で、ある俳優を思いっきりバコチーン!とビンタしまして。まだ子供だったその俳優は、カットがかかった瞬間に床にひれ伏して『痛いよー!』と大泣きしていて、本当に申し訳ないなと思いながらも、これが役者だぞ!というスピリットを彼に植え付けたんです」とまくし立て、「その俳優が12年前の井之脇海でございます」と明かし、キャストたちから驚きの声が上がった。香川は「平成最後にやっておきたいことは、井之脇君にごめんなさいと謝ることです」と、井之脇に深々と頭を下げ、やり残したことをその場でやり遂げていた。

 最後に福山が「今回の日曜劇場『集団左遷!!』はですね、サラリーマンのリアルという風にうたっております。会社員としてさまざまな、上や下にはさまれ、組織人としての葛藤が根底にありながらも、そこだけではなく友情だったり、家族愛などがあります。明るくポップに描きつつ、笑えて、でも泣ける、そして深く納得できる物語になっていると思います。360度、老若男女楽しんでいただける、最高のエンタテイメントに仕上がるはずです。絶対面白いです。まだ見てませんけど(笑)。でも、その手ごたえを感じながら、日々撮影に挑ませていただいております。ぜひとも楽しみにしていてください」と締めくくった。

日曜劇場『集団左遷!!』
TBS系
4月21日(日)スタート
後9・00~10・19 ※初回85分スペシャル
毎週日曜 後9・00~9・54

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