佐藤健、ドラクエ映画に自信「大切な思い出を持ってる人たちにこそ見てほしい」

エンタメ総合
2019年07月16日
3DCGアニメ映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」完成報告記者会見

 3DCGアニメ映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」の完成報告記者会見に、佐藤健、有村架純、波瑠、坂口健太郎、山田孝之、ケンドーコバヤシ、堀井雄二、すぎやまこういち、山崎貴、八木竜一、花房真が登壇した。

 本作は1992年に発売されたRPGゲーム「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」をストーリーとしたフル3DCGアニメーション映画。「STAND BY ME ドラえもん」を手掛けた山崎、八木、花房が監督を務める。

 主人公・リュカの声を担当した佐藤は「ドラゴンクエストのファンの皆様っていうのは、その思いが強すぎるが故に、今回の映画化に関して快く思ってない方も少なくない数いるのも多分事実で。その気持ちは痛いほど分かるんですけど、僕はいち早くこの映画を見させていただいた者として、この映画はドラゴンクエストの大切な思い出を持ってる人たちにこそ見てほしい映画だと確信していて。とにかく8月2日の公開までに、世間のゲームと一緒に育ってきた人たちは絶対にこの映画見なきゃいけないという空気に変えたいんです」と熱く語った。

 リュカの幼なじみ・ビアンカを担当した有村は「リュカ役の佐藤健さんと掛け合いをしてお芝居させていただいて。そのときに健さんからのアドバイスで舞台に立ってるように表現するとよりよくなるんじゃないかという言葉を頂きまして、この言葉を胸にやらせていただきました。『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』というタイトルにもものすごく注目して最後まで見ていただきたいなと思います」

 大富豪の娘・フローラ役を担当した波瑠は「本当に声のお仕事って難しいので、そこは私も苦労したんです。それに関して、私は特に佐藤健さんからアドバイスはなくて。なんでなのか、今でも納得できてないんです」と佐藤にクレームを入れつつ「でも素晴らしい監督の皆さんの指導の下、この作品に関われたことは光栄なことだと思います」と。すると佐藤は、すかさず「最初から上手だったんですよ」とフォローした。

 リュカの仲間のヘンリー王子役の坂口は「僕はドラクエファンで今回のVも何度も繰り返し遊んだので、どういう結末なのかなって思ってたんです。まず一度見てほしいなというのが正直な感想で。公開までにいろんな人に『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』見に行くぞというふうに声を大にして言いたいと思います」と語った。

 リュカの父親・パパスを担当した山田は「声の仕事の経験が皆さんよりちょっと多かったので、臆することなく胸を張って山崎監督に、声優さんのような誇張した感じかフラットに会話してる感じとどっちでいきます?って聞いたら、ハイブリッドでお願いしますって言われて。ん?ハイブリッドは経験がないぞ、どうしようって思いながら最後までいきました(笑)。なのでそんなにうまくはない、けど見れないほどではない。パパスらしくもあり、らしくもないかもしれない。ただひどくはないと思います(笑)。ほどほどなパパスでございます(笑)」と振り返り、会場を笑わせた。

 リュカ役の佐藤について、山崎総監督は「背負ってくれたなと。すごくゲーム好きな方ですから、おっかなかったんじゃないかなと思うんです。それに対して真摯に向き合ってくれたなと思います」と語った。

 思わず熱くなったシーンを聞かれた出演者が、プロポーズのシーンや、剣が抜けたシーンなどを挙げる中、ケンドーコバヤシは「ビアンカが一人で階段降りるシーンで一瞬顔のアップになるとこがあるんですけど、そこはぞくぞくしました」とドラクエファンならではのコアなシーンを挙げ、八木監督が「あそこのシーンはこだわりました!ありがとうございます!」と興奮するひと幕も。

 最後に佐藤は「真実を言うと、本当の映画の見どころは誰も言ってないんです!全員ギリギリ言えるところをチョイスしているので、映画を見てからのほうが会場全員のテンションが違うと思います!」と語った。