【インタビュー】ドラマ『ハング』に出演!山本裕典インタビュー

特集・インタビュー
2014年10月16日

豪華キャスト陣と『ROOKIES』『JIN-仁-』を手掛けた平川雄一朗監督により誉田哲也のハードボイルド小説が映像化。警視庁捜査一課を見守る若手刑事を演じる山本裕典さんにインタビュー!

チームワークがとにかく良くて、部活動みたいでした(笑)

ドラマ『ハング』に出演!山本裕典インタビュー

――作品をご覧になった感想をお聞かせください。

重い内容だとは思いますが、とにかく次が気になるストーリーです。
僕が演じた斉藤は、物語のメインとなる捜査一課を少し離れた位置から見守る役どころ。もっとかかわりたかったなっていうのが今の感想ですね。アクションシーンもあり、ハラハラする展開は男性が大好きなんじゃないでしょうか。
個人的には、監督の平川雄一朗さんや市原隼人さんと映画『ROOKIES-卒業-』以来の共演だったので、成長した姿を見せたいという思いを抱いていました。

――映画のような仕上がりでした。

本当ですよね。携帯やスマートフォンの画面にとらわれず、人物に寄ったり引いたりするカメラワークなので大きな画面で見ていただいても相当迫力のある作品だと思います。
今、スマートフォンの映像をテレビで見られるChromecast(クロームキャスト)という便利なものがあるので、僕も大画面で楽しみたいです。

――出演者のほとんどが男性ですが、現場はどのような雰囲気でしたか?

チームワークがとにかく良くて、部活動みたいでした(笑)。撮影の合間にはわいわい会話をしたり、ラインのグループもあるくらい仲が良くて。撮影期間は1週間ほどだったんですが、濃密な時間でした。
打ち上げは、時任(三郎)さんのご自宅で行われたんですよ。行く前から緊張しちゃったんですが(笑)、男子だけで机を囲んで日本酒片手に語り明かしました。

――山本さんご自身、後輩役は久しぶりでは?

後輩キャラは楽ですね(笑)。脇役だからかな。もちろん主演として作品にかかわりたいという気持ちは強いですが、2番手、3番手って自由に演じられますし、自分の魅力を出せる場所だと思っています。
実は、ここ最近、舞台などのお仕事が多く、映像の中で芝居をするっていうこと自体もすごく久しぶりだったんです。
この現場で映像の感覚を思い出させてもらいました。

――映像の感覚とは?

舞台は、体全体で感情を表現するんですよ。それに会場の空気感に助けられることもあって。でも、映像はまばたき1つでも表現になるんです。空気感だけではどうにもならない部分もあるし、今後ずっと残っていくものでもある。“演じる”ということは一緒ですが、やはり演じ方が違ってきます。

――時任さん、市原さんら先輩とご一緒して何か感じたことはありましたか?

市原さんの作品に対する真っすぐな思いや熱さが伝わりましたし、時任さんのどっしりと構える姿に支えてもらいました。
すぐにどう変わったとは言えないですけど、いろんなタイプの先輩方が集まる現場にいるだけで、今後の自分の1つの糧になることは間違いないです。

――出演者の皆さんの思いが詰まった作品、楽しみです!

最後どうなっちゃうの!? とワクワク、ゾクゾクしながらハングの世界に入り込める作品になっていると思うので、ぜひ“Chromecast”を付けて、大画面でお楽しみください(笑)!

 

PROFILE

ドラマ『ハング』に出演!山本裕典インタビュー

●やまもと・ゆうすけ
1988年1月19日生まれ。
愛知県出身。A型。
映画「悼む人」が来年2月14日(土)全国ロードショー。

オフィシャルサイト(http://www.yusukefc.com/
オフィシャルブログ(http://ameblo.jp/yusuke-yamamoto-blog/


作品情報

dビデオオリジナルドラマ『ハング』現在配信中
出演
市原隼人/金子ノブアキ/山本裕典/蓮佛美沙子/浅利陽介/
森岡豊/相島一之/高橋努/石橋蓮司/時任三郎
監督・演出
平川雄一朗
原作
誉田哲也「ハング」(中公文庫)

●STORY
警視庁捜査一課の堀田班は、宝飾店オーナー殺人事件の容疑者を自供により逮捕する。
しかし、公判では自白強要があったと証言され、翌日、班の刑事の1人が首を吊った姿で見つかる。
不可解な事件、組織権力の陰謀、隠された真実。
強大な闇に翻弄されつつも、刑事たちは事件解決に向かう。

 

●取材/飯倉聖蘭