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早見あかり×市原隼人インタビュー「胸キュンポイントは“ほななポンポン”」「福家堂本舗-KYOTO LOVE STORY-」

早見あかり×市原隼人インタビュー「胸キュンポイントは“ほななポンポン”」「福家堂本舗-KYOTO LOVE STORY-」

日本の心・京都。そんな京都を舞台に、450年続く老舗和菓子屋に生まれた3姉妹が、伝統を大切に思いながらも恋に仕事に奔走し、女性として成長していく姿を描いたラブストーリー「福家堂本舗-KYOTO LOVE STORY-」がAmazonプライム・ビデオにて見放題独占配信中。本作に登場する老舗和菓子屋「福家堂本舗」の福吉家3姉妹の次女で自由奔放な“あられ”を演じる早見あかりさんと、あられが恋する、姉の婚約者だった硬派な和菓子職人・宮迫健司を演じる市原隼人さんにインタビュー。役柄さながらの息の合った軽快なトークをどうぞ。

“あれ、役作りしなくてもいけるんじゃないかな”っていうのが一番の印象(早見)
笑えて泣けて、大事に胸の奥にしまっておきたいなっていう作品に(市原)

「福家堂本舗~KYOTO LOVE STORY~」

◆「福家堂本舗」の台本を読んだときの感想をお聞かせください。

早見:まず原作の漫画を読ませていただいたんですけど、みんな出てくるキャラクー、個々のキャラクターの個性が強くて、1人ひとりが引き立っていて老舗和菓子屋を背負う姉妹の葛藤も分かりやすく描かれていました。彼女たちの葛藤に共感したり、私だったらこうするのにと思いながら読んでいてお芝居したら楽しいんだろうなと思いました。

市原:僕も原作を読ませていただいて、すぐに日常のどこにでもいるような親しみを3姉妹に覚えて、気がついたら最後まで読んでいました。台本を読んで最初に気になったのが、せりふは関西弁だと。関西弁大丈夫かなという思いと、和菓子という見た目も味も色見も、それこそ伝統のものをどうやって表現するのかすごく楽しみでした。あとやっぱりあられの天真爛漫の姿がすぐに見えてきたので、現場になったらどうなるんだろうなと思っていました。でも実際には本当に漫画から出てきたようなあかりの元気よさと、昔から知っていたかのような距離感で話せたので、すごくいい雰囲気で撮影ができましたね。

◆“あられ”に似ているなと思う部分はありましたか?

早見:まずは原作を読んでいてねって渡されて、渡されるときにこれあかりちゃんにぴったりの役だと思うよって言われていて。で実際に読んだら、“あれ、私役作りしなくてもいけるんじゃないかな”っていうのが一番の印象ですね。具体的に言うと、よく言えば天真爛漫、悪く言えば自由奔放すぎてがさつなところ(笑)。

市原:(笑)。

◆物語の軸になってくるのがお2人の関係だと思うのですが、演じてみてお互いの印象はいかがでしたか?

早見:健ちゃんは一番近い関係なはずなのに、でもすごい遠く感じてしまう役でお互いがお互いのことを思い過ぎるが故に離れていってしまう関係なんです。もどかしさとか難しさとかいろいろあって、もう面倒くさいから2人とも好きって言っちゃえばいいじゃんって思うぐらい。でもそれが言えない状況が自分たちの気持ちだけで行動できないっていう話につながっていくんですけど。健ちゃんも男の子なんだからもっとしっかりしてと思っていたり。そんな気持ちで演じることができたのは、健ちゃんを演じている市原さんのおかげだと思っていて、本当に助けてもらいました。私たちの役は小さいころから一緒にいる存在で、好きとかそういう気持ちがあったりもしつつも、いい意味でバカにし合ったり、仲がいいからこそやり合うみたいな関係なので。そのやり合いは、自分たち“早見あかりと市原隼人”という人間同士が仲がいいかどうかでわりと変わってくると思うんです。市原さんが最初からそういう雰囲気を作ってくださって、やりやすくしてくたのでありがとうございますっていう思いです。

市原:いえいえ、こちらこそ、ありがとうございます(笑)。

◆あられと健司の関係は気持ちを素直に出せない関係というか立場というか。

早見:あられも健司も嘘は言っていないけど、偽りの自分じゃないけど、本当に芯にある自分を出しちゃうと、2人の関係は崩れちゃうというか。すべての意味で2人だけじゃなくて、450年続く老舗和菓子屋という背負っているものが大き過ぎるんです。老舗和菓子屋ののれんを背負ったことはないので実際には分からないけど、でもちっぽけなことかもしれないけど、これを言ってしまったら何かが壊れてしまうって思うことは人生でちょいちょいはあると思うんです。だから少しでもそれがあられの気持ちとして出せていたらいいなと思って演じていましたね。

「福家堂本舗~KYOTO LOVE STORY~」

◆逆に、演じてみてお互いの意外な一面はありましたか?

市原:女優さんの中で一番分かりやすいんじゃないかなって思うぐらい包み隠さず出して、身をゆだねてくれる。それってすごく勇気がいることだと思うんですよね。本当に裏も表もなくそのまんまな方なんだなって。

早見:これは自分でもよく分かってるところで、“よく言えば…”“悪く言えば…”ってことですよね。

市原:いいことだよ!あとせりふがない「間」がすごい好きでしたね。このドラマでは、老舗の重い看板を背負っているということ、その看板をどう背負っていくのかっていうのが1つのテーマになっています。その中で本音と建前が渦巻くんですが、口に出していることと心の中で思っていることが違うんですよ、その葛藤がすごく面白くて。

早見:市原さんはすっごい練習するんです!特に関西弁の練習はすごくしていました。

市原:自分もしてたじゃん!(笑)

◆“あられ”の京都弁と“健ちゃん”の関西弁、同じ関西の方言ですがイントネーションや言い回しが微妙に違いますよね。

早見:そうなんですよ、ちょっと違うんですよ!

市原:うち(↑)とうち(↓)とか。

早見:お互い近くで先生と練習していると訳が分からなくなっちゃうので、“離れよう”って距離を置いて練習したりとかして、本当にちょっとしたことなんですけど、難しかったですね。

◆本作は全編京都ロケで撮影されて、しかも舞台は老舗和菓子屋。伝統やしきたりが特に厳しそうなイメージがありますが、今回、初めて知ったことはありましたか?

早見:私、茶道部だったんですけど、そのころはこのドラマに作品で出てくるような大きな和菓子が出てこなくて小さな和菓子を食べていたんです。今回、茶道部のときみたいにパクって気にもせず食べていて、それを京菓子の監修をしていただいた末富さんに確認したら、和菓子は見た目も楽しむものだから食べるときにできるだけ半分、もしくは3分の2ぐらいを一気に食べる。ちまちま食べたら汚く見えちゃうからって。そういう決まりというかマナーみたいなものがあるんだなと初めて知りました。

市原:お茶飲むシーンがあって、作法を指導していただいたときに提示するおもてなしじゃなくて、頂くことに対しての気持ちを伝えることが最初なのかなって感じましたね。自分からアクションするんじゃなく、気持ちを伝えたくなったり。日本の中で受け継がれている文化はリアクションがまず最初なんだな。何かしていただいたときに自分がどう思うか、そのあり方について深く考えることが最初の地点なのかなっていうのをあらためて感じました。

早見:すべて気持ちが大事だっておっしゃていました。正直すべてルールがあるけど、ありがとうございますっていう気持ちが大事だと教わりました。

◆さらに本作の見どころは、会見などでも満載だとおっしゃっていた胸キュンポイントだと思います。お薦めの胸キュンポイントを教えてください。

早見:ラストに進むにつれてたくさんの胸キュンポイントは出てくるんですけど、それは本当にお楽しみにしてもらいたいので。ところどころで出てくる健ちゃんの“ほななポンポン”!

市原:え、何?

早見:ほななって言って、頭をポンポンして帰っていくのがすごく多くて、ほななポンポンってずっと私は言っていたんですけど(笑)。ほななポンポンっていうのがいいなって思う女の子、絶対たくさんいるんだろうなって!分かりやすいんですけど、この関係でやるからこそ、ちょっとキュンみたいな。

市原:したな~ほなな(笑)。

早見:“ほなな”ですね!

◆あらためて、お2人からドラマの見どころやメッセージをお願いします。

早見:京都で世界遺産だとか、普段お世話になれないような場所をお借りして撮影ができたことで、すごくきれいな画と人間の心の葛藤、もやもやなんかが分かりやすくなっていて、そこがまたいとおしくなるんです。ストーリーを引き立たせてくれているようなきれいなお菓子もたくさん登場して、とにかく見どころがたくさんあります。今しゃべっただけでは伝わらないので、とにかく見てほしいっていう気持ちだけです。

市原:京都は、日本の中で1番日本を感じられる場所だと思うんですね。どこで芝居をしていても背景の素晴らしさとか、その1つひとつの細かいところに歴史が映っていますし、このドラマを見たらこんな素晴らしい島に生まれたんだなって感じていただけると思います。本当に笑えて泣けて、大事に胸の奥にしまっておきたいなと思える作品になっていますので、ぜひ見ていただけるとうれしいです。

■PROFILE

早見あかり
●はやみ・あかり…1995年3月17日生まれ、東京都出身。A型。映画「百瀬、こっちを向いて。」(14年)では主演を務め、『マッサン』『ラーメン大好き小泉さん』などドラマ、CMなど多方面で活躍中。2017年には映画「恋妻家宮本」「銀魂」などの公開が控えている。

市原隼人
●いちはら・はやと…1987年2月6日生まれ、神奈川県出身。A型。ドラマ『ウォーターボーイズ2』(04年)、『ROOKIES-ルーキーズ-』(08年)『猿ロック』(09年)や舞台「最後のサムライ」(15年)など主演作多数。2017年大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK総合ほか)では主人公・直虎を陰で支える僧侶・傑山(けつざん)を演じる。

■ドラマ情報

「福家堂本舗~KYOTO LOVE STORY~」Amazonオリジナル
「福家堂本舗-KYOTO LOVE STORY-」
Amazonプライム・ビデオにて10月より見放題独占配信中(全12話)

京都にある、創業450年の老舗和菓子屋「福家堂本舗」の自由奔放な次女・あられ(早見)は、ある日、母・駒子(浅野)から姉の婚約者だった和菓子職人・健司(市原)と結婚して十八代目を継ぐように言い渡される。跡取りだったはずの長女・雛(佐々木)が、イケメン御曹司・桧山(山下)と結婚すると言い出しだからだという。納得がいかないあられは反発するが…。 京都特有の「歴史と伝統」の世界で生きる三姉妹が、恋愛・家族・仕事・夢に、葛藤しながらも成長していく、珠玉のラブストーリー。

原作:遊知やよみ「福家堂本舗」(集英社文庫<コミック版>)
監督:古澤健、本田隆一、大谷健太郎
脚本:永田優子
出演:早見あかり、市原隼人、佐々木希、山下健二郎(三代目J Soul Brothers)、宮野陽名、前田旺志郎/田中泯、浅野ゆう子 ほか

©遊知やよみ・集英社/The icon

●photo/金井尭子

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