『土方のスマホ』池田屋事件でバズった土方歳三役・窪田正孝「いろんなイメージを膨らませて楽しんで」

9月27日から1～3話が3夜連続で放送されたミニドラマ『土方のスマホ』（NHK総合）。10月11日（月）からの4～6話の3夜連続放送を前に、本作に出演中の窪田正孝、山田孝之、馬場園梓、荒牧慶彦、佐倉綾音からコメントが到着した。

本作は「新選組の副長・土方歳三がスマホを持っていたら？」という設定の下、“土方史上最もチャラくて親しみやすい土方”といった個性豊かキャラクターが登場する、全編スマホ画面のみの斬新な演出で送られるミニドラマ。

9月27日から3夜連続で放送された全6話中前半に当たる1～3話では、武士としてSNSでバズることに憧れて上京し、地元仲間の近藤勇と共に新選組を結成した土方が、池田屋事件を現場から生配信し見事バズり、一躍ヒーローになるまでが描かれた。

10月11日（月）より3夜連続で放送される物語後半の4～6話では、新選組幹部・山南敬助との確執や相次ぐ隊士の不祥事を乗り越え、ついに幕臣に取り立てられるも、大政奉還によってその身分とフォロワーを失いながら新政府軍との戦いに身を投じていくまでが描かれていく。

第1話放送前から話題になっていた主人公・土方の正体は、前半の最大の見せ場である池田屋事件ライブ配信シーンで窪田正孝だと判明。窪田は「現場で実際に自分でカメラを持って動き芝居したあの新鮮な高揚感は、きっとあの時代に新選組がスマホを持ったら同じような高揚感に包まれたんじゃないかと想像しました。いろんなイメージを膨らませて楽しんでご覧いただけたらうれしいです」と作品への印象と思いを語った。

そして、土方の盟友・近藤勇を演じるのは、シリーズ前作『光秀のスマホ』では主人公の明智光秀を演じた山田孝之。山田は「面白かった。そしてグッときた。楊貴妃のスマホ、マリーアントワネットのスマホ、ゲバラのスマホ、長澤まさみのスマホ、妄想が止まらない」と作品の可能性に期待を膨らませた。

また、土方の頼りになる姉・のぶ役を馬場園梓、番隊組長・沖田総司役の声を荒牧慶彦、土方の恋人で舞妓の君菊役を佐倉綾音が務めている。5人のコメント全文は以下を参照。

さらに、番組公式Twitterアカウントでは“スマホを持っている土方歳三”が絶賛ツイート中。新選組の隊士や志士たちをスマホ目線で紹介する「#新選組ナビ」や歴史番組の実況、時事ネタに土方目線でツッコミを入れたりと、コンテンツが充実。今週は、沖田総司（CV：荒牧慶彦）と君菊（CV:佐倉綾音）から土方にかかってきた留守電が聴ける「#沖田の留守電」「#君菊の留守電」がアップされる予定となっている。

土方歳三役・窪田正孝　コメント

前作を拝見した時からとても興味のある企画でした。画期的でアイディアが詰まっていて芝居と撮影を全て自分でやる難しさにやりがいを感じました。
現場で実際に自分でカメラを持って動き芝居したあの新鮮な高揚感は、きっとあの時代に新選組がスマホを持ったら同じような高揚感に包まれたんじゃないかと想像しました。いろんなイメージを膨らませて楽しんでご覧いただけたらうれしいです。

近藤勇役・山田孝之　コメント

面白かった。そしてグッときた。楊貴妃のスマホ、マリーアントワネットのスマホ、ゲバラのスマホ、長澤まさみのスマホ、妄想が止まらない。

のぶ役・馬場園梓　コメント

お世話になります。ありがたいことに、NHK『土方のスマホ』に土方歳三の姉の役で出させていただきました。
日野本郷名主佐藤彦五郎の妻、のぶと申します。楽しいところにご一緒させていただき、とってもうれしいです。いつか「彦五郎の俳句」もぜひ取り上げていただきたいです。引き続き、よろしくお願い申し上げます！

沖田総司役・荒牧慶彦　コメント

『土方のスマホ』に沖田総司の声で参加させていただきました。とても遊び心が満載の世界観で収録しているときもふと笑ってしまうような小ネタがふんだんに詰まっております。ぜひ細かいところまでお楽しみください！！

君菊役・佐倉綾音　コメント

君菊の声を担当いたしました、佐倉綾音です。
前作の『光秀のスマホ』や同じ演出さんの『コロナ禍のスマホ』をたまたま観ており、とても現代的で革新的な演出だ！　と驚いたので、自分もその一部になれる！　と収録を楽しみにしていました。
個性の強い武士の面々の中で、これまた一筋縄ではいかなさそうな君菊という女子を声だけで皆さまのお耳に印象付けるという難しいお仕事でしたが、非常に声優冥利に尽きました。
慣れない京都弁に苦戦しましたが、どこか引っかかる存在として皆さまのエンタメ生活にお邪魔できていたら幸いです。