高橋一生の2023年の抱負は「結婚より健康」橋爪功が“本田翼を連れ込んだ”目撃談も…『6秒間の軌跡』制作発表会見

『6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱』左から）本田翼、高橋一生、橋爪功©テレビ朝日

高橋一生主演の土曜ナイトドラマ『6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱』（テレビ朝日系　午後11時30分〜深夜0時）が1月14日（土）スタート。それに先駆け、1月8日に制作発表会見が開催され、高橋、橋爪功、本田翼が登壇した。

舞台からドラマ、映画と引っ張りだこの実力派俳優・高橋一生と、日本俳優界を代表する名優・橋爪功の、「2人で一緒にドラマをやりたい」という熱い思いが実現。そこに、テレビ朝日ドラマへの初出演となるヒロイン役・本田翼が加わった話題作が、1月14日（土）よりスタートする土曜ナイトドラマ『6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱』だ。

花火師親子の不思議な日常と、彼らと接して、影響を及ぼしていくひとりの女性の心の成長を描き出す、一筋縄ではいかない“ホームコメディファンタジー”となっている。

このたび、本作の制作発表会見が1月8日に行われ、高橋、橋爪、本田が登壇。会見は劇中に登場する「望月煙火店」のリアルなセット内で敢行され、ケツメイシが本作のために書き下ろした主題歌「夜空を翔ける」が流れる中、3人が登場した。

まず、高橋は「こういうセットで物語が進んでいくので、最近はあまりやっていないのではないかと思うアットホームなドラマになっていると思います」と、古き良きホームドラマの雰囲気が漂う本作をアピール。

本田も、「スタジオにすごく大きな一軒家のセットを建てていただいて撮影しています。アットホームな雰囲気が伝わればいいなと思っております」と笑顔を浮かべ、橋爪は「昔のテレビドラマは編集も何もできなかったので、こういうワンセットといいますか、スタジオの中にセットを組んで、デカいカメラをぶん回して撮影していたんです。私も古い人間ですから、そういう大昔のドラマを思い出します」と振り返った。

続けて、ドラマ撮影現場のスタッフからの目撃情報をもとに、マル秘エピソードを3人にぶつけていくことに。まずは、「本田翼さんが、橋爪功さんに部屋に連れ込まれた！」という目撃談が飛びだす。

撮影当初、本田が前室にいないことがあったそうで、高橋は「橋爪さんが『なんで来ないんだろう』と。『ちょっと話したいな』『仲良くなりたいな』と言っていたのですが、いつの間にか本田さんが前室にいるようになったので安心しました。（僕らが）男2人なので緊張されているのかと、橋爪さんが気を回して…無理やり、力づくで部屋に連れ込んだのでしょうね（笑）」とコメント。

橋爪は、「翼君がスタジオの隅っこにいたものでね。彼女には最初から『俺、口悪いから気にしないで』って言っていたから、『そんなところにいないで、さっさと入れよ！』って言ったんですよ。この言い方が、連れ込んだってことになったのかな…全くの誤解です！」と釈明した。

そんな中、本田は「“深い愛”ですね！」と橋爪の行動に感謝を示す。「当初、すでにお2人のチームワークが出来上がっていて、かつ自分の役柄が物語の冒頭は距離のある役でもあるので、まだ馴染まずにいようかなと思っていたんです。でも、橋爪さんが『入っておいで、入っておいで』と言ってくださり、最終的に『ここがお前の席だ』という場所まで作ってくださって…。そういうお2人の愛情で、前室に入れるようになりました！」と目じりを下げた。

続けて、「高橋一生さんが、居間のセットでくつろぎすぎて、本田さんに”実家ですか！”とツッコまれていた！」との目撃談には、本田が「セットに芋けんぴが常時準備してありまして、高橋さんが芋けんぴで楽しそうに遊んでいたんですよね。それを見て、つい『実家ですか？』と言ってしまったんです（笑）」と振り返る。

対して、高橋は「ここのセットは、もうほぼ実家です！」と。「撮影のたびに芋けんぴを出しておいてくださるんですけど、なくなると補充してくれて満杯になるので、とてもうれしい現場なんです」とスタッフ陣の労をねぎらいながら、「実家のように過ごしながら楽しく、面白くやらせていただいています」と、現場の雰囲気を明かした。

その後、「花火打ち上げの極寒ロケ、橋爪さんの為にあるプレゼントをした！」という目撃談が飛び出すと、橋爪は「ズボンの下に履くインナーダウンを一生からプレゼントされたんですよ。泣きそうになりました。でも脱ぎきしにくくて、トイレにも行きにくいんだよ！（笑）。今後も使わせてもらうけどね。ありがとうございます」とうれしそうに語る。

高橋も「寒そうだから、『明日ちゃんと準備してますか？』って聞いたら『ない！』って。一応、心配なので持ってきておいたんです」とほほ笑ましいやりとりを繰り広げるも、本田は「いい話ですね…。私はもらってないんですけどね…」と恨めしそうな顔つきに。

すると、高橋は「もうひとつ、ロケに向けて用意します。まさか公開催促されるとは（笑）」と慌てた様子を見せ、3人の息の合ったやりとりに、会見は大いに盛り上がった。

記者からの質疑応答の時間では、「プライベート花火を打ち上げるとしたら、誰のために打ち上げたいですか？」との問いが。これに高橋は、撮影でお世話になっているという花火師の名を挙げる。「毎回、撮影の時『10発くらいでいいです』ってスタッフさんに言われても、3倍くらい打ち上げてくれてるんです。そんな花火師さんのために花火を打ち上げてあげたい」と思いを。

一方の橋爪は「翼君のために上げたいなと思っています！　今回初めてお目にかかったのに、こんなに仲良くしていただいて、高齢者に優しくしてくれて。上げるとしたら、あなたしかいないな、と思います！」と告白。本田も「では私も、橋爪さんのため（笑）」と仲睦まじさを披露した。

「ほぼ3人だけのドラマで、会話劇、ということでせりふ量なども多いかと思いますが、今作で大変だったこと、苦労したことを教えてください」との質問には、「日常的なせりふの応酬なので、『うん』とか『おう』とかの相槌が意外と大事なんです」と高橋。橋爪も「会話のテンポが速く、せりふがトントントンって進んで行くんです。その会話に入り込まなきゃいけないんだけど、たまに『どこで入るんだっけ!?』ってなっちゃうんですよ」と、会話劇の難しさを口にした。

最後に、今年の抱負を聞かれた高橋は「健康第一」と答えるが、橋爪は「結婚!?」とまさかの聞き間違いを。高橋が「結婚より健康ですね（笑）。またこれも、見出しに使っていただけるんじゃないでしょうか（笑）」と返すとこの日一番の笑いが湧き、会見は和やかに締めくくられた。