柏木由紀インタビュー「“アイドル”という肩書きにこだわってゴールを決めずに続けていきたい」

特集・インタビュー
2021年03月05日

3月3日(水)に7年5カ月ぶりとなるニューシングル「CAN YOU WALK WITH ME??」をリリースした柏木由紀さん。新曲についてはもちろん、話題となっているYouTubeや今後のアイドル像についてもお伺いしました。

◆「CAN YOU WALK WITH ME??」の制作経緯を教えてください。

今回はWACKの渡辺淳之介さんにプロデュースをしていただいたんですが、直接お会いしたのはラジオで対談をした時と秋元(康)さんを含めた食事会の時くらいで、あまり回数は多くなかったんです。私からはライブで盛り上がれる曲にしたいというのと、今の自分の思いを曲に乗せたいということは伝えさせていただいていて。このほかにアンケートももらっていたのでその答えと、過去のいろいろなインタビューを読んだ上で歌詞を書いてくださったんですが、私が思っていたことの全てが表れていて驚きました(笑)。7年5カ月ぶりの新曲で私にとって大事な1曲でもあったので、歌詞が出来上がってきてイメージと違っていたら正直に違うと言おうと思っていたんです。でも1ミリのずれもなく、全てを形にしてくださったので大満足でした。

◆歌詞の中で特に好きな部分はありますか?

サビのところです。少し前までは長い間AKB48にいられて、ソロデビューもできて、やりたいことも結構できたなという達成感や充実感があったので、どちらかというと“ゴール目前”という感覚だったんです。でも、30歳を迎える年になった今、あらためて今後のことを考えた時に、今までこれだけ楽しいことや好きなことを続けられてきたんだから、この先もゴールを決めずにもっと続けていけたらいいなと思うようになって。これからもアイドルという肩書きにできるだけこだわって、たくさんの方に恩返しをしたいという気持ちがあったので、そういう意味でも「夢・未来 途中」という表現が今の私にぴったりだなと思いました。

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