永山絢斗、『雲霧仁左衛門4』撮影現場では「中井貴一さんをじろじろ見ていました(笑)」

エンタメ総合
2018年08月20日

雲霧仁左衛門4

 9月7日(金)スタートのBS時代劇『雲霧仁左衛門4』(BSプレミアム)の試写会に、中井貴一、國村隼、内山理名、永山絢斗が出席した。

 本作は、池波正太郎の小説を原案にしたBS時代劇『雲霧仁左衛門』シリーズの第4弾。雲霧仁左衛門(中井)率いる盗賊と、治安組織・火付盗賊改方の長官・安部式部(國村)の攻防を描く。2013年にスタートし、2015年にシーズン2、2017年にシーズン3が放送された。

 シーズン4を迎えた中井は「正直ここまで撮れるとは思いませんでした。時代劇が少なくなっていく中で時代劇を続けていく勇気を持つことは、後の僕たちの仕事や世界にとっても大切なこと。『雲霧仁左衛門』みたいな悪が主役になっている話はエンターテインメント性があって面白いのでは」と振り返った。

 また、演じる仁左衛門については「盗むという行為はいけないけど、その中に秩序を持たせるという彼の統率の仕方は、変な言い方ですけど“理想のリーダー像”のように僕にはずっと見えていて、演じている時も泥棒は悪いんだけど、彼の持っているポリシーみたいなものがいつも心に響きます」と語った。

 いっぽう、仁左衛門の宿敵・安部式部を演じる國村は仁左衛門との関係について「立場は間逆ですが、人間としては互いにシンパシーを感じていて、シチュエーションが違えば酒を飲んで延々と語れるような友人関係だったのではないか」と説明。さらに、「4までくるとその部分が余計に気になったのですが、式部が(仁左衛門を)捕まえてしまったら話が終わってしまので、だんだん『トムとジェリー』みたいになってきた(笑)。見ている方には、どこかで捕まってしまうのではないかというドキドキを伝えたい」と笑わせた。

 仁左衛門を心から慕う千代を演じる内山は、役柄について「ミスをしない、隙がないように見える千代ですが、唯一、恋心が出てしまうとミスしてしまう。そこが女性らしくてかわいいなと思います」と。仁左衛門との関係については「今回は千代の気持ちが表に出てしまうような場面もあるのでそこが見どころです」と語った。

 さらに、今作から新キャストとして加わった永山は「とても大好きな作品なので、うれしかったのと同時に緊張感もありました。現場での中井さんを見ているのが心地よくて、あっという間に撮影が終わってしまったという感じ」と話し、初共演の中井について「すごく品のある中井さんの役者としての深みを感じたくて、現場ではずっとじろじろ見ていました(笑)」と語った。

 BS時代劇『雲霧仁左衛門4』は9月7日(金)BSプレミアムで後8時スタート。