• Twitterでツイートする
  • Facebookでシェアする
  • LINEで友達に教える

クラーク・グレッグインタビュー「フィルが愛される理由はファンの皆さんの代表のような存在だから」Dlife「マーベル エージェント・オブ・シールド3」

クラーク・グレッグインタビュー「フィルが愛される理由はファンの皆さんの代表のような存在だから」Dlife「マーベル エージェント・オブ・シールド3」

開局5周年イヤーを迎えたDlifeにて1月21日(土)より放送開始する『マーベル エージェント・オブ・シールド3』。「アイアンマン」シリーズなどマーベル作品にも登場する、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.のエージェントたちの活躍を描く人気シリーズ最新作。そのエージェントたちをまとめる主人公フィル・コールソンを演じるクラーク・グレッグが昨年末に初来日し、本作の魅力を語った。日本好きだと語る彼は、通訳を挟んでのインタビュー中も取材するこちら側の言葉を丁寧に聞いて日本語を覚えようとしたり、途中でのどを潤すときも「すみません」と日本語でひと言添えたりと、積極的に彼の中に日本を取り入れながら、1つひとつ丁寧に答えてくれた。

クラーク・グレッグインタビュー

◆本作はシリーズ3作目となり、ほかにも、マーベル作品「アイアンマン」シリーズや「マイティーソー」「アベンジャーズ」などにもフィル・コールソンは登場しています。これだけ長く演じられているコールソンはクラークさんにとってどんな存在ですか?

フィル・コールソンは僕にとって重要な要素です。自分の人生の中でとても強い意義を持つようになりました。もともとは『アイアンマン』での小さな役だったので、別の作品につながっていくとは思っていませんでした。でもフィルが皆さんに私を一番知ってもらえる役となって、もちろん大変ではありますが、私にとって最も深く世界中の皆さんから作ってくださった役になりましたね。

◆フィル・コールソンがここまで世界中のマーベルファンから愛される理由は何だと思いますか?

うーん、自分でも不思議に思いますし、実は分からないんです。当初は本当に小さな役で、スーツを着た男がトニー・スターク(『アイアンマン』主人公)をイラつかせるぐらいの役だったんです。でも私自身とフィル・コールソンという役柄の組み合わせがよかったのか、ジョン・ファブロー監督から撮影後にフィルという男がうまくいっていると言われて、シーンを増やしたいから時間があるかと聞かれたんです。もちろん必ず時間を作りますと答えました。その後に『アベンジャーズ』でフィルは殺されてしまうことになって、ファンの皆さんが心を痛めるんじゃないかと思う一方で、そのことで安心する人もいるのかなとも思っていたんですね。でもそれは「#コールソンは生きてる」とSNSで拡散されて盛り上がっていったように、皆さんにフィルの死が受け入れられなかった。きっとフィルがファンの皆さんの代表のような存在だったからだと思います。それが愛される理由になるのかなと思います。

◆なるほど。そんなコールソンですが、シーズン3では新たな一面が見られるというか、変化が訪れます。演じていていかがでしたか?

美しい素晴らしい経験でしたし、自分が生きていると感じられるものでした。作品の中で、何かを構築し、積み上げていきながらクライマックスを迎えて、これまでの彼自身の限界からさらに先をいく、ドラマチックな展開になります。作品としてストーリーとして常に同じではいけませんし、変化や進化をしないといけないと思っています。そういう意味で演じるのは大変でしたけど、そういう苦労が結果として最も素晴らしいものをもたらせてくれると思っています。

◆逆にコールソンを演じていて楽しいことは?

子供を職場に連れていく日っていうのがあるんですね、でも私にとっては毎日がその日なんです(笑)。なぜなら私がマーベルの撮影現場に向かうときには自分の中の10歳の自分がわくわくしています。あとはその日がとてもドラマチックな場面を演じて、そのあとにとても愉快なシーンを演じて、そしてそのあとちょっと入り組んだインヒューマンズとの格闘シーンがあったとしても、それでも恐らくフィルたちは負けないというか負けるようなことはないというような感じでいられることですね(笑)

クラーク・グレッグインタビュー

◆(笑)。来日後、日本のファンとのイベントが行われました。実際に日本のファンと交流をしてみていかがでしたか?

通常とても小さなロサンゼルスのスタジオで撮影しているんです。そこでは「オズの魔法使い」など伝説的なハリウッド作品が撮影された素晴らしいスタジオなんですけど、そのスタジオに私はまだ暗いころに到着して、そして帰るときにはもう暗くなっている。そんなマーベルの世界の中にずっといて仕事していて、日本でのイベントでファンの皆さんお会いすると、こんなに遠くまでこの作品が愛されているんだと実感しました。ファンの皆さんに楽しんでもらえて愛されているというは、私にとってとても貴重な体験になりました。エネルギーをたくさん皆さんからいただいたので、これからアメリカに戻って私はシーズンの残り4か月の撮影に向けて、皆さんの思いを受け取って撮影に臨んでいきたいと思います。

◆今回が初来日と伺いました。日本はどうですか?

日本に来て感じたのは、日本がアメリカととてもリンクしているということ。『マーベル エージェント・オブ・シールド』のようなジャンルの作品が日本にも映画やテレビやアニメなどでたくさん作られていて、とても多くの敬意を持っています。アメリカでは僕の周りには幸いなことに、僕のトレーナーやよき友人をはじめ、ロスには多くの日系人が暮らしています。そして私の家には日本の家具や日本の照明が置いてあり、柔術を17年間やっていたので、私の生活の中には必ず日本の文化があります。とはいえ日本を訪れたことはなく、実際には映画やテレビからしか知らなかったんです。でも今回日本に来て、見事に美しい東京の街並みや皇居を拝見して、この後も美術館、博物館、お寺に行きたいと思っていますが、本当に来ることができてよかったと思っています。日本は地球上最も優れた文化を持っている国の1つですね。

◆ありがとうございます。ちなみに、ご覧になっていたという日本の映画などはどんなものでしたか?

僕は役者としてだけじゃなく監督や製作者側として映画に携わるときがあるのですが、黒澤明監督の作品から多くの影響を受けています。あと今回来日する際の飛行機の中で、5回目になるのですが、小津安二郎監督の『東京物語』を見ました。小説では村上春樹の『ねじまき鳥のクロニクル』を読みましたし、娘には小さなころから宮崎駿監督作品を見せていますね。

◆日本では“理想の上司”というキーワードがいろいろな社会で求められています。多くの個性的なメンバーをまとめるコールソンの“理想の上司”ぶりも『マーベル エージェント・オブ・シールド』の人気の要素だと思っています。コールソンが“理想の上司”であるための秘訣は何でしょうか?

なんでしょうね…(笑)。彼は常にうまくまとめている人ではないと思うんですね。完璧ではなく不完全な人間なので失敗することもあるし。彼自身が長官になることが夢だったわけではないのに、シーズン3で彼は長官という職を与えられて最善を尽くさなくてはいけなくなります。その役職になると周囲からの秘密を多く持ち、それを伝えることができない。自分が大切にしている人に対してもそれができない、秘密にしておかなくてはいけないことがある。彼のリーダーシップのスタイルをよく観察してみると、彼は完璧にやろうとしていないとところもあるのかなと思います。チームの中のそれぞれの強みを伸ばそうと考えている。そしてフィル・コールソンのテーマとなるのが特殊能力を持っている人たちの中で何も持っていなくただの人間だということ。その人間味というのが1つ特殊能力だと思って接しているところだと思います。

◆秘密を守ることとありましたが、マーベル作品と生きることは秘密を守っていかなくてはいけないことも多いと思います。クラークさんは秘密を守ることは得意ですか?

通常の生活ではだめですね。例えばプレゼントを買ったりすると買ったことに興奮しちゃってクリスマス用とか誕生日用であったも待てずにすぐに渡してしまいます(笑)。マーベルに関しては、フィル・コールソンが生き延びるということは1年半ほど前から知っていたんですけど、それは秘密にできました。でもそれ以降、例えば仕事場で写真を撮ってそれをSNSに上げると、背景に見せちゃいけないものが入っていたりして方々からそれを出しちゃダメだよと連絡が入って…やっぱりそれもダメでした(笑)

写真のようなシャイな一面を併せ持ち、取材陣に気さくなスタイルで終始にこやかに真摯にインタビューに答えてくれたクラークさんは、来日直後のタイトなスケジュールでのインタビューにもかかわらず、取材終了後には取材者たちそれぞれと記念撮影に応じてくれた。

 

■PROFILE

●クラーク・グレッグ…1962年4月2日生まれ。アメリカ・マサチューセッツ州ボストン出身。俳優、脚本家、監督として活躍。マーベル作品のほか、映画「500日のサマー」、ドラマ「ザ・ホワイトハウス」「セックス・アンド・ザ・シティ」などに出演。ハリソン・フォード、ミシェル・ファイファー主演「ホワット・ライズ・ビニース」の脚本や監督作としては「セックス・クラブ」「TrustMe」がある。

 

■作品情報

「マーベル エージェント・オブ・シールド3」「マーベル エージェント・オブ・シールド3」
1月21日(土)スタート
Dlife
毎週(土)後9・00~10・00
字幕版:毎週(金)深3・00~4・00

「アベンジャーズ」シリーズや「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」など、数々の世界的大ヒット映画を製作するマーベルが送る本格アクションドラマ『エージェント・オブ・シールド』。待望のシーズン3では、悪の秘密結社ヒドラ、そして「インヒューマンズ(特殊能力者)」との死闘の末、世界中に拡散されてしまった未知の物質テリジェン。その影響により人類が次々とインヒューマンズとして覚醒。世界は混乱しはじめ、シールドはこれまでにない脅威に立ち向かうため、新たなチームの結成を目指す。

2月3日(金)
ブルーレイ COMPLETE BOX(2万円+税)発売
DVDレンタル:Vol.1~6開始
DVDセル:Part1(4700円+税)発売
デジタル配信開始

2月17日(金)
DVDレンタル:Vol.7~11開始
DVDセル:BOX Part2、BOX Part3(各4700円+税)発売

発売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン

©2016 MARVEL & ABC Studios

 
●photo/金井尭子

  • Twitterでツイートする
  • Facebookでシェアする
  • LINEで友達に教える