葵わかな&伊藤沙莉らが『キッチン革命』にかけた熱き思いを語る!“侍ジャパン”トークも展開

ドラマ
2023年03月17日
『キッチン革命』制作発表記者会見

3月25日(土)・26日(日)に放送される2夜連続スペシャルドラマ『キッチン革命』(テレビ朝日系 午後9時~)の制作発表記者会見が3月17日(金)に開催され、W主演を務める葵わかなと伊藤沙莉、林遣都、渡部篤郎、北村一輝、薬師丸ひろ子が登壇した。

戦前から戦後にかけての激動期、“食に関わる革命”を起こした実在の女性たちをモデルに、2人のヒロインの挑戦をパワフルに描く、2夜連続スペシャルドラマ『キッチン革命』。

第1夜は、計量カップや計量スプーンを考案し、あらゆる家庭で豊かな食生活が営めるよう、現代でいうレシピ=“料理カード”を作った女性医師・香美綾子(葵)の奮闘と、先輩医師・昇一(林遣都)との愛の物語を。第2夜は、戦後復興の荒波の中、暗く寒々しかった台所に光り輝くステンレスのダイニングキッチンを導入した日本初の女性建築家・浜崎マホ(伊藤)の改革を、エネルギッシュに描く。

そんな本作の制作発表記者会見が3月17日(金)に開催され、第1夜から葵、林、渡部篤郎、第2夜から伊藤、北村一輝が登壇。さらに、2人のヒロインをつなぐ存在を演じる薬師丸ひろ子が登壇した。

まず、第1夜の主人公・綾子を演じた葵は「綾子は激動の人生を送った人物なので、すべてが取りこぼせない大事なシーン。ひとつひとつを積み重ねていかなければ薬師丸さんにバトンを渡せないぞ、という思いがありました」と、妥協することなく演じたことを明かす。

葵わかな

林はそんな葵の熱演に触発されたことを明かし、「僕はひたすら、わかなちゃんに感謝しています。夫婦の出会いから別れまで心を込めて気持ちをぶつけてきてくださったので、僕はひたすらそれに感化されたり、心を動かされたりしていただけ。すごい女優さんだと思いました」と賛辞を。

葵演じる綾子を導く恩師・花園順三郎を演じた渡部は、「彼は主人公のよき理解者でよき上司。100年ぐらい前に生きていたという設定の人物ですが、部下に対する愛情は現代でも同じなので演じやすかったです。基本、私は女性を優先するタイプの人間ですしね(笑)」と、ユーモアを交えて撮影を振り返った。

そして、第2夜の主人公・浜崎マホを演じた伊藤は、「革命を起こす人を描くのって本当にワクワクするなと思いながら演じていました。あきらめない心や一直線に目指すものがある、ということがまっすぐ届けばいいな」と、役柄にひそませた願いを打ち明ける。

また、マホと共に一大プロジェクトに挑んだ住宅公団設計課長・本郷義彦役を演じた成田凌は、会見への出席がかなわず、ビデオメッセージで「すごく熱量の詰まったドラマ。登場人物みんなが愛おしく思える作品なのでぜひ期待してください」と力強くアピール。

加えて、「せりふを間違えちゃったり、かんだりした後の伊藤沙莉がすごく好きです。自分への怒りを爆発させていて、愛おしいなと思って見ていました(笑)」と秘話も投入し、これには伊藤が「お恥ずかしながら、そんなふうに思っていただいていたならホッとしました(笑)」と照れ笑いを浮かべた。

伊藤沙莉

マホと対立する日本住宅公団副総裁・鈴木仙吉を演じた北村もまた、「ダイニングキッチンの発明はもちろん、人間にとっての大事な部分や今の時代にまで通ずる革命的な部分が盛り込まれた作品。ぜひ楽しんで見ていただけたら」と胸中を語った。

そして、綾子の壮年期にふんし、第1夜から第2夜へバトンをつなぐ役割を担った薬師丸は、「葵さんと林さんはお2人とも実際はお若いのに、歳をとったシーンでは哀愁を漂わせた素晴らしい夫婦像を作り上げていらした様子に涙しました。じっくり胸に染み込む素晴らしい作品に出演させていただいた」と、若いキャストたちの熱演をしみじみとたたえた。

質疑応答コーナーでは、「みなさんが今、熱中しているものを教えてください」という質問が飛び、葵をはじめ、ほとんどのキャストがワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での侍ジャパンの活躍に夢中だと即答。

葵が「これまでは野球のルールも分からなかったのですが、楽しく見させていただいております」と答えると、もともと大谷翔平選手のファンだったという薬師丸は「本当に真剣に応援しているので、逆に緊張しすぎていて、試合開始までに自分の気を紛らわせることのほうが大変(笑)」と、ここ数日間、ソワソワしながらも幸せな思いに包まれていることを告白。

いっぽう、林と伊藤はこの作品に影響を受けたようで、林は「土鍋で胚芽米を炊くこと」、伊藤は「計量カップ、計量スプーンを使って料理を作ること」にハマっていると打ち明け、北村は「WBCももちろん大事ですが、僕は仕事です!」と仕事第一であることをアピールし、会場を笑わせた。

薬師丸ひろ子

最後は、3人のヒロインが「一生懸命、丁寧に作った作品です。皆さんに元気を届けられるストーリーです」(葵)、「ワクワクする活気のある作品。楽しんで見ていただけたら」(伊藤)、「葵さん、伊藤さんというすてきな2人が真正面から役に取り組んだことで素晴らしいドラマになったと思いますし、私自身とても感動しました」(薬師丸)と視聴者へのメッセージを呼びかけ、会見を締めくくった。

なお、この会見に登壇したキャストのほかにも、第1夜には杉本哲太、石田ひかり、伊東四朗、筒井真理子、美村里江、和田正人、第2夜には中村アン、戸塚純貴、佐藤寛太、毎熊克哉、板尾創路、寺島進ら実力派キャストたちが集結。新しい一歩を踏み出すことの素晴らしさを伝える本作に注目だ。本日のコメント全文は、次ページに掲載。

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