松重豊「『孤独のグルメ』の暗黒面が描かれた作品群」初の配信オリジナルで五郎の災難描く短編6本一挙配信

『孤独のグルメ～美味しいけどホロ苦い…井之頭五郎の災難～』©２０２２久住昌之・谷口ジロー・ｆｕｓｏｓｈａ／テレビ東京 — ©２０２２久住昌之・谷口ジロー・ｆｕｓｏｓｈａ／テレビ東京

2012年から続く松重豊主演の人気ドラマシリーズ『孤独のグルメ』の配信オリジナル作品が、ParaviとひかりTVで全6話一挙配信されることが決定し、ゲストキャスト情報も解禁された。

本作は、輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎が営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描いたグルメドキュメンタリードラマ初の配信オリジナル作品。今までの『孤独のグルメ』とは少し違い、食事シーンを舞台にちょっとした災難に見舞われる五郎の姿を描く。

配信オリジナル作品は「テイクアウト編」「新人店員編」「賄い編」「食の流儀編」「相席編」「デリバリー編」の全6話からなる短編オムニバスで、各話ごとに個性豊かなゲストが登場する。

「テイクアウト編」では、急ぎの仕事で足早に事務所に戻ろうとしていた五郎（松重）の足を止めて、理不尽に失恋した話を聞いてほしいと懇願する女性役で江上敬子（ニッチェ）、「新人店員編」では、オーダーミスを連発し、五郎を困らせる新人店員役で加賀翔（かが屋）、店の大将役に賀屋壮也（かが屋）、「賄い編」では、注文した料理以上に賄いが豪華な店で虚脱感を覚える五郎をよそに、賄いを平然と食べるバイトの女の子役で北香那が出演する。

「食の流儀編」では、五郎にとっては至福の時間である食事中に、仕事の話を差し込んでくるビジネスマンの坂元役で木村了、「相席編」では、五郎と相席になり、自分は店の常連客と言わんばかりにお節介を焼くおばさん役で竹内都子、そして「デリバリー編」では、過去作にも登場した村田雄浩演じる五郎の友人・滝山が、まさかのデリバリー配達員として登場する。

松重豊　コメント

◆今回の『孤独のグルメ』は、今まで放送してきた過去作とは違い、井之頭五郎が、訪れた飲食店で巻き込まれるほろ苦いエピソードを中心に描かれていますが、台本を読んでみての率直なご感想をお聞かせください。

今まで通常の放送と年末年始や夏のスペシャルでしか『孤独のグルメ』はやってません。
今回初めて枠を超えて新たな挑戦に挑むことになりました。
とは言っても限られた予算の中で何が出来るか、皆で頭をひねった結果です。

◆今回は、全6話の短編オムニバス作品になりますが、連続ドラマやスペシャル放送にはない、配信作品ならではの見どころをお聞かせください。

原作には店選びに失敗するなどほろ苦いエピソードも存在します。
通常放送ではできないNGエピソード満載で、ブラック五郎が暗躍する『孤独のグルメ』の暗黒面が描かれた今作品群、10年におよぶ当番組の黒歴史になること請け合いです。

◆最後に配信を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。

通常放送をお楽しみにしている視聴者の皆様は決して見ないでください。
ここには優雅に腹を満たす井之頭五郎は存在しません。しかしこれまでのシーズンに飽きた方、もしくはアンチの方はぜひどうぞ。そういった意味で、初めて『孤独のグルメ』を見る方は通常シーズンをお薦めします。

小松幸敏（テレビ東京プロデューサー）コメント

今年で放送開始から10年目とプレミアムイヤーの『孤独のグルメ』。今までのシリーズとはひと味違った内容で挑む、初の配信オリジナルのオムニバス6本です。皆さんのお口に合うか少し不安もありますがキャスト・スタッフと真剣に新しい『孤独のグルメ』の形を模索した自信作です！クスッと笑える新しい形の『孤独のグルメ』ぜひ、ご賞味ください。