池松壮亮主演『君が君で君だ』松居大悟監督コメント&場面写真公開

映画
2018年06月12日

『君が君で君だ』 7月7日(土)公開の映画『君が君で君だ』の場面写真が公開され、松居大悟監督のコメントが到着した。

 本作は、国内外で高い評価を受ける松居大悟監督の最新作。松居監督が長年温めてきた完全オリジナルストーリーで、好きな女の子の好きな人に成り切って、自分を捨て去り、10年間彼女を見守ってきた3人の男たちを描く。

 伝説のロックシンガー・尾崎豊に成り切るのは池松壮亮。ハリウッドの名俳優ブラッド・ピットに成り切るのは満島真之介。坂本龍馬に成り切るのは大倉孝二。ヒロインを務めるのは、韓国人女優キム・コッピ。

 解禁された場面写真には、10年間見守り続けてきた姫(キム・コッピ)を苦しめるクズ彼氏・宗太(高杉真宙)を尾崎たちが激しく問い詰める場面や、尾崎と宗太が静かに対峙する場面が収められている。さらに龍馬の首輪に手をかけるブラピの姿も。また、赤いネイル、たばこをふかすYOUの女ボス姿、オールバックで無精ひげをたくわえ、にらみをきかす向井の姿も解禁された。

<松居大悟監督コメント>
「何も共感できない」「まだそんな事やってるの?」「役者は良かった」
手を噛みちぎりながら、ヘラヘラ笑う。すべてその通りで、それを受け入れることも、論破することもできず、この作品をうまく守る言葉を持っていない。
あなたは人を愛しいと思った時にどうしますか?
ぼくは伝えることができないどころか、伝わらないように見つめ続けることしかできません。太陽だけを見つめ続けるひまわりのように。
逃げたくなるような現実と掃いて捨てるような虚構の果てに、オリジナルで描きたいと思ったのは、愛についてでした。
この作品は、自分にとって最後の意地をみせた作品です。
長年温め続けたため、これを作りたいと信じたあの頃の切実さと今の切実さははるかに遠のいていて、あまりにも純粋で、痛々しくて、クソだ。
これからは、たくさん共感できて既視感のある作品を作りたいなと思います!
だからこの作品を、どうか見てください。よろしくお願いします。

『君が君で君だ』
7月7日(土)全国公開

<ストーリー>
大好きな子が好きな「尾崎豊」「ブラピ」「坂本龍馬」になりきり、自分の名前を捨て、10年間ただひたすら好きな子を見守ってきた3人の男たちを描いた恋愛譚。触れ合うことも告白することもなく、ただ見守り続けてきた3人が、執拗な借金の取り立てから好きな子を守るべく立ち上がるも返り討ちに!物語は大いなる騒動へと発展していく。

監督・原作・脚本:松居大悟
出演:池松壮亮 キム・コッピ 満島真之介 大倉孝二

制作:レスパスフィルム
配給:ティ・ジョイ

公式サイト:https://kimikimikimi.jp

©2018「君が君で君だ」製作委員会