• Twitterでツイートする
  • Facebookでシェアする
  • LINEで友達に教える

趣里、菅田将暉が“愛を感じるもの”は?『生きてるだけで、愛。』舞台あいさつ

映画『生きてるだけで、愛。』 映画『生きてるだけで、愛。』の公開記念舞台あいさつが行われ、主演の趣里、共演の菅田将暉、仲里依紗、西田尚美、関根光才監督が登壇した。

 本作で、“鬱が招く過眠症のせいで引きこもり状態”の寧子を演じた趣里は、役柄について「一見表現の仕方が激しかったりするけど、人間皆本当は心に何か抱えていると思うし、共感できました」と語り「菅田さんがそのままでいてくださったので、こちらもそのままでいることができました」と明かした。

 一方、寧子に理不尽な感情をぶつけられる恋人・津奈木を演じた菅田は、初共演となった趣里について「楽しかったですし、脚本にある『走る寧子の揺れる青いスカートが美しかった』というシーンでは、本当にきれいだなと思いながら演じていました」と振り返った。

 津奈木の元カノ・安堂として、寧子に彼と別れるように言いよりながらも仕事を紹介してあげるという、強気で独特なキャラクターを演じた仲は、脚本を読んだ時は「驚いたし、とても大変だと思った」と。続けて「不思議なマインドのキャラなのでつかみづらいところもあったけど、分かりやすいキャラより演じていて楽しいし、自分なりにやれたかと思います」と手応えを語った。

 劇中で安堂に詰められるシーンを演じた趣里は「画面に私のリアルな反応がそのまま出ていると思います。圧倒されました、すごかった!」と仲の演技を絶賛。菅田は3人の共演シーンを振り返り、「元カノと今カノがいる屋上のシーンは、マジで気まずかった」と当時の心境を告白。さらに、仲が特に事前に役作りはせずに現場で作り上げていくタイプだということを明かすと、関根監督も「瞬発力がある」と称賛を送った。

 寧子のバイト先であるカフェバーのマスター村田(田中哲司)の妻・真紀役を演じた西田は、「寧子も安堂も優しく受け止めるカフェ。津奈木もカフェに来ればよかったのに!」と話し、菅田も「行きたかった!」と思わず声を上げた。

 さらに西田は「自由奔放な寧子にしても安堂にしても、自分を出せるのはある意味うらやましいと思った。演技をしている最中も、いきなりアドレナリンを放出する2人がすごくて、うらやましかったです」と明かした。

 舞台あいさつの後半では、本作のタイトル『生きてるだけで、愛。』にかけて、壇上ではキャスト陣と監督が「これだけあれば、愛を感じることができる」ものをフリップに書いて発表。

関根光才監督【ひととちがうだけで、愛。】
関根監督は、まさにこの作品のテーマともいえる回答で会場からも拍手喝采。劇中に登場する登場人物もみんな変わっているとして、あらためて映画への思いをにじませた。

西田尚美【すするだけで、愛。】
大の麺類好きだという西田は、「麺をすするだけでなんて幸せな時間なんだろうと思えるし、すすることが大好きなんです!」と熱弁。菅田も「本当に幸せそうにすする!」と太鼓判を押した。

仲里依紗【健康だけで、愛。】
妻や母としての顔を持つ仲は、「健康ってお金で買えないし、日頃の行いだから。健康で、無駄な時間を過ごさないことが愛だなと思って」と笑顔でコメント。

菅田将暉【焼売には辛子だけで、愛。】
登壇者たちの回答を見ながら「間違えたな…」と照れくさそうにしていた菅田だが、いざ自分の番になると、最近スタッフたちの間で話題になったという「焼売には何をかけるか」論争について、「俺は辛子だけなんで」と宣言。これに対し、趣里と西田は「辛子酢醤油」、仲は「酢醤油と柚子胡椒」と答え、最終的に菅田が「焼売は人それぞれなんですよ」とまとめると、会場からも笑いと拍手があふれた。

趣里【おひとり様だけで、愛。】
食事や旅行など、ひとりで行動することが好きだという趣里は、「それがあればいろんなことが考えられるし、今隣にいない人のことも考えていられるし、そういう時間が好きです」と、“おひとり様”行動の大切さをコメント。客席にもひとりで参加した観客が何人もいることが分かると「ありがとうございます!」と笑顔を見せた。

 最後に関根監督は「映画を作るというのは長い時間がかかるし、大変なプロセスもあるのですが、こうして素晴らしいキャストとスタッフに支えられ、やっと公開を迎え皆さんに観ていただけたことが何よりの喜びです」と感慨深げにコメント。

 趣里は「人生は楽しいことだけじゃなくて、自分で変えたいと思っていても変えられないこととか、分かっていてもどうしようもないこと、つらいこと苦しいこと、人に言えないこともたくさんあると思います。だけど映画で津奈木が言っていたように、『(走る寧子の揺れる)青いスカートがまた見たいと思ったから』というセリフがずっと残っていて。そういう一瞬があるから、誰かとつながっているなと少しでも感じられる時間があるから、明日に向かっていけるのかなと、私は作品を通して感じました。でも受け取り方は人それぞれだと思うので、自由に楽しんでいただけたらと思っています」と語った。

映画『生きてるだけで、愛。』
新宿ピカデリーほか全国ロードショー中

<STORY>
生きてるだけで、ほんと疲れる。鬱が招く過眠症のせいで引きこもり状態の寧子と、出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れながら寧子との同棲を続けている津奈木。そこへ津奈木の元カノが現れたことから、寧子は外の世界と関わらざるを得なくなり、二人の関係にも変化が訪れるが……。

出演:趣里 菅田将暉 田中哲司 西田尚美/松重豊/石橋静河 織田梨沙/仲里依紗
原作:本谷有希子『生きてるだけで、愛。』(新潮文庫刊)
監督・脚本:関根光才
製作幹事:ハピネット、スタイルジャム
企画・制作プロダクション:スタイルジャム
配給:クロックワークス

公式サイト:http://ikiai.jp

©2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会

  • Twitterでツイートする
  • Facebookでシェアする
  • LINEで友達に教える