【インタビュー】DVD「サンドウィッチマンライブツアー2013」発売記念 サンドウィッチマンインタビュー

特集・インタビュー
2014年01月17日

ライブならではのこだわりのネタが楽しめるサンドウィッチマンの新作ライブDVD「サンドウィッチマンライブツアー2013」の発売が2月5日(水)に決定。2人が大事にしている毎年恒例の単独ライブやファンへの思いを聞きました。

お客さんとの掛け合いは面白い(伊達)

――毎年恒例でライブツアーをされていますが、ライブの醍醐味は?

伊達:やっぱり生の反応ですね。あとは、チケットの売れ行きがいいと、年間のやってきたことの成果が出たなと。

富澤:いろんな場所へ行ってやれる面白さだったり、毎回どんな人が見に来てくれるのかなっていうのは気になりますね。

――長年やってきて、何か変化はありますか?

伊達:年々若い女の子が増えてきてますね。親子3代で来てくれたりというのもあって、幅広い層の方に来てもらってます。

――DVDには、お客さんいじりや掛け合いも収録されていて、お客さんを大事にされているのが伝わってきました。

伊達:お客さんとの掛け合いは自分たちも面白くてやってるんですよ。ライブに来てくれた方にそういう部分でも楽しんでいただきたいと思っています。

――お客さんの中には、ファンの間では名物のような方もいらっしゃいます。

伊達:コジマさんね。デビュー以来16年間ずっと来てくれてるおっちゃんです。毎回単独ライブのたびにその場に立ってもらって、他のお客さんに自己紹介してもらうんですけど…毎回やってるのに全然うまくならない(笑)。まあ、うまくならないで、あのままでいてほしいんですけどね。

富澤:コジマさんが立ったときの反応で、初めて来た方かリピーターか分かるところがありますね。最近人気出てきちゃって、コジマさん、ライブ終わった後で握手求められたりしてて。そういうんじゃないんだけどなと思うんですけど(笑)。

伊達:毎年、全会場来てくれるんです。金銭的にも負担だと思うし、本当はいくらか包んだ方がいいのかもしれないですね(笑)。感謝の気持ちは何らかの形で示したいと思ってます。

――作り込まれたネタであるいっぽう、アドリブも盛り込んでいるのかな?と。

伊達:地方によって話す内容を変えたりはありますね。各地のおみやげを食べたりとか。あと、毎年「男シリーズ」というのをやっていて、それは最低限の設定を決めて、あとは全部アドリブですね。

――アドリブでお互いを笑わせようとしているような、仲のいい雰囲気が伝わってきました。

富澤:まあ、ホモですからね(笑)

伊達:ちげーだろ!

富澤から伊達への「7つの約束」

――忙しい一年だったと思いますが、2013年を振り返って、印象深い出来事はありますか?

伊達:楽天が優勝したのはやっぱり大きなニュースでしたね。東北を盛り上げてくれて。あとは、食べ物のCMができたのがうれしかった。富澤が僕をお笑いに誘うとき、7つの約束をしてくれたんですよ。一緒に東京へ行ってお笑いをやる上で、この7つの夢は叶えてやるっていう条件ですね。その最後の1つが食べ物のCMだったので。

――その7つ、聞かせていただけますか?

伊達:「かっこいい車に乗る」「東京で草野球をやる」「Vシネマに出る」。Vシネマは早いうちに叶って、10本くらい出させてもらったんですよ。あとは何だっけ?

富澤:「オールナイトニッポンをやる」

伊達:ああ、そうだそうだ。

富澤:あとは、「CDを出す」「ナレーションをやる」

伊達:この6つは一昨年までに叶っていて、最後に残ったのが食べ物のCMだったんです。叶ってうれしかったですね。

――7つすべてを達成して、2人で何かお祝いは?

伊達:いや、もうおっさんなんでね(笑)。まだ一緒に住んでたら何かやってたかもしれないですけど。

見どころはコジマさんに聞いて(笑)(富澤)

――DVDの見どころを教えてください。

富澤:「旅館」と「女将の男」のネタは、設定は共通で、ボケとツッコミの役割を入れ替えてやってます。あと、「面接」のネタはいつもと感じが違うかなと思いますね。

伊達:「面接」は公演を重ねるごとに何度も何度も内容を変えていきましたね。DVDに収録されてるのは終盤の回なので、序盤の公演を観に来てくれた方がDVDを観たら、結構ギャップがあると思います。そういうところがどう変わるかを楽しみにして何度も来てくれるお客さんもいるので。

富澤:見どころはコジマさんに聞いてもらったほうがいいですね(笑)


――DVDを観る方にメッセージを。

伊達:思ってたのと違ったらごめんね(笑)。全部テンポのいいネタだと思ってたら、ちょっと違うので。でもこういうのも含めてサンドウィッチマンなので、好きでいてもらいたいですね。

富澤:相変わらず男臭いものになってます。ライブに来てくれた方が観たのとは違うバージョンの特典映像も入っているので、楽しんでもらえたらと思いますね。

――では最後に、2014年の抱負をお願いします。

伊達:テレビではテンポよく進むネタをやりながら、ライブではじっくり間を取ったネタをやっていきたいですね。あとはもう、現状維持で頑張っていきたいなと思います。維持するのが難しい世界なので。

富澤:やっぱりネタを作る段階でツアーを回ることを考えてしまうので、あんまり大掛かりなセットにしないように、というのはどこかにあるんですよ。なので、いつか大掛かりなセットでやってみたいというのはありますね。あとは、2014年もまたくだらないことができたらいいなと思います。

 

PROFILE

サンドウィッチマン
1998年9月にコンビ結成。
2007年「M-1グランプリ」王者(大会唯一の敗者復活枠からの優勝)。2009年「第2回キングオブコント」2位。

伊達みきお
だて・みきお…1974年9月5日生まれ。宮城県仙台市出身。A型。

【ブログ】サンドウィッチマン伊達の「もういいぜ!」(http://ameblo.jp/mikio-date/

富澤たけし
とみざわ・たけし…1974年4月30日生まれ。宮城県仙台市出身。AB型。

【ブログ】サンドウィッチマン富澤の「名前だけでも覚えて帰ってください」(http://ameblo.jp/takeshi-tomizawa/

 

DVD情報

「サンドウィッチマンライブツアー2013」

2014年2月5日(水)発売

価格:3,990円(税込)
発売元:エイベックス・エンタテインメント
販売元:エイベックス・マーケティング

<ライブ本編>
“オール新ネタ”の珠玉の漫才・コント合計7本を収録予定。

<特典映像>
〇伊達みきおの卵を見極めろ!
〇伊達プロデュース 富澤・ボウリング嫌い克服計画
〇ラジオ「子役」「塾講師」
〇ライブツアーメイキング

★聴覚障害者用字幕付き
 
 

●取材/渡辺雅史