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野村萬斎「笑って泣けて最後は両方一緒になるような映画」映画「花戦さ」6・3公開

110098_01_R 天下人・豊臣秀吉に花をもって挑んだ花僧・池坊専好を描く痛快エンターテインメント作品「花戦さ」が6月3日(土)全国公開。これに先駆け、野村萬斎、佐藤浩市、森川葵が映画の舞台となった“いけばな発祥の地”京都・六角堂で映画の完成奉告を行った。

 野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市という、狂言×歌舞伎×日本映画界のトップが競演した映画「花戦さ」。主人公・池坊専好を演じた萬斎は「池坊555年の歴史の重みを感じながらも、この映画が池坊の発展に寄与できたらという思いで演じました。いけ花は、シンプルな中にも奥深さがあり、私たちの能・狂言の世界にも通じると思います」と狂言師・萬斎ならではの視点で本作への思いを語った。

 自身の役柄については「(佐藤)浩市さんと前回ご一緒したときは“でくのぼう”を演じて、今回は“いけのぼう”ということで(笑)」とユーモアも交えつつ、「どちらもボーッとした感じの人ではあるのですが、専好は一生を花と共に生きた天真らんまんな人物として演じました。彼は利休という友と、れんという同志を得て、人間の根源になる芸術や文化の力を以て権力者に立ち向かいます」と説明。

 いっぽう「温和な“まるい”利休さんを演じれたら」と話す佐藤も「(野村)萬斎さんともまたご一緒させていただいて、さまざまなご縁の中で映画が完成しました」と感慨深げな様子。また、劇中に登場する茶をたてるシーンは全て佐藤自身が全部やっていると明かされ、早朝から会場となった六角堂に詰め掛けたファンを驚かせていた。

 萬斎や佐藤という大先輩の演技から、そして本作のストーリーからと学ぶことが多かったと話す森川は「これまで時代劇経験が少なく、作法も所作もわからない状態で現場に入りました。萬斎さん演じる専好さんのお茶目な姿や動きを横で見ていて、時代劇だからと構える必要はないんだと気づいて。そして“花の力”について。花が実際に生きて、支えてくれているということ、お花を通して心が優しく、豊かな気持ちになっていくのをこの撮影の中で感じました」と。

 また、本作については萬斎より「皆と一緒に楽しく笑いあうシーンはエンターテイメント。秀吉の悪政が及んでくると悲劇的になり、専好たちがそれをまた跳ね返していく。笑って泣けて、最後は両方一緒になるというような映画になるかと思います」とメッセージが送られた。

「花戦さ」
6月3日(土)全国ロードショー

<キャスト>
野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市
高橋克実、山内圭哉、和田正人、森川葵、吉田栄作、竹下景子

<スタッフ>
脚本:森下佳子
音楽:久石譲
監督:篠原哲雄
原作:鬼塚忠「花戦さ」

©2017「花戦さ」製作委員会

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